専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

岩手県立胆沢病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

岩手県南の基幹病院であり、県南に唯一存在している呼吸器外科と共に肺がんをはじめとする呼吸器疾患患者の診療に当たっている。また、在宅酸素療法が保険診療になる以前から在宅酸素療法をはじめとする慢性呼吸不全患者の診療に積極的に取り組み、現在約80人の在宅酸素療法患者と9人の在宅人工呼吸器患者の診療を行っている。また、地元の医師会との共同事業として、89年から一般住民を対象にした肺がん検診に取り組んでおり、毎年10人くらいの切除可能な肺がん患者を発見、手術症例の60%がI期(病期)である。

症例数

年間の入院患者は約1,100人で、そのうち55%が肺がん患者、約15%が慢性呼吸不全患者の急性増悪、10%が肺炎、残りがその他となっている。結核病床が20床あるので、活動性肺結核の患者が年間約30人入院している。重症のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめとする慢性呼吸不全患者が年々増加しており、それに伴い、在宅酸素療法や、在宅人工呼吸器療法の患者が増加してきている。25年以上にわたって長期に在宅酸素療法を施行している患者や、在宅酸素から人工呼吸器治療となりながらも長期間コントロールされている患者も増加してきた。気管支鏡検査は年間約160例行っており、超音波気管支鏡ガイド下針生検(EBUS-TBNA)は約10例、局所麻酔下胸腔鏡検査が約5例行われており、確定診断に大きな貢献をしている。肺がんの診療は呼吸器外科との緊密な連携の下で行われており、各種の最先端の治療レジメンの共同研究にも積極的に参加して、治療成績の向上を目指している。

医療設備

CT 3台、MRI、DSA、核医学検査、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

原発性肺がん、転移性肺腫瘍、気胸、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、胸部外傷など心臓大血管および食道以外の胸部疾患の外科的治療を行っている。ほとんどの手術に胸腔鏡を使用しており、安全性と根治性を損なわない範囲で、手術創を小さくし、身体的負担の軽減に努めている。また、びまん性肺疾患や胸膜疾患の確定診断をつけるための胸腔鏡下肺生検、肺がんを主とした気管支鏡検査、肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症に対する下大静脈フィルターの留置、一側肺動脈閉塞試験や喀血に対する気管支動脈塞栓術などのカテーテル検査および治療も行っている。肺がん診療においては手術だけでなく、術後の定期的な経過観察を行い、万一の再発時も呼吸器腫瘍内科医と連携して最適な治療を受けられるよう努力している。

症例数

年間呼吸器外科手術例数は約130例で、内訳は原発性肺がん60~70例、転移性肺腫瘍10例、縦隔腫瘍10例、自然気胸30例、その他良性疾患等10例前後である。00年からの肺がん切除例の5年生存率は、IA期83%、IB期72%、IIA期57%、IIB期45%、IIIA期43%、IIIB期30%、IV期60%と比較的進行肺がんにおいて良好である。臨床病期I・II期では手術が先行されるが、進行肺がんにおいては化学放射線療法を先行し、症例によっては手術を追加するようにしている。IV期肺がんに関しては、脳転移のみでコントロール可能な症例に絞って手術を行っている。病理病期に応じて、術後の補助化学療法も行っている。

医療設備

MRI、HRCT、MDCT、DSA、各種シンチグラフィー、電子内視鏡、超音波内視鏡、ヤグレーザー、内視鏡手術装置、リニアック、IGRT(画像誘導放射線治療)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

地域完結型施設として、悪性を含む泌尿器疾患すべてに対応することが目標。腹腔鏡手術は副腎、腎疾患が中心。膀胱がんに対しBCG膀胱内注入、TUR-BT(経尿道的膀胱腫瘍切除術)、膀胱全摘術、動注化学療法、放射線療法など集学的な治療を行っている(膀胱全摘の尿路変更は代用膀胱)。前立腺がんに対して、ホルモン療法、手術療法、放射線外照射などの治療を行っている。尿路上皮がんに対するGC療法や前立腺がんに対するドセタキセル療法、精巣腫瘍に対するBEP療法など尿路性器悪性腫瘍の抗がん剤化学療法にも積極的に取り組んでいる。尿路結石に対し、ESWL(原則として外来)、TUL(経尿道的尿管砕石術)、PNL(経皮的腎砕石術)など総合的治療を行っている。また、血液・腹膜透析や血漿交換、CHDF、PMXなど急性血液浄化治療も積極的に行っている。

症例数

外来患者数1日平均140人。手術件数年間約320件。主な手術件数(過去3年):副腎摘除術1~2件、腎摘除術9~16件(ラパロ、部分切除術を含む)、腎尿管全摘術5~14件、TUR-BT 50~66件、膀胱全摘術5~11件、前立腺全摘除術14~29件、TUR-P 25~46件、精巣腫瘍手術1~3件、後腹膜リンパ節郭清1~3件、TUL 32~42件、PNL 1~2件、腎盂形成術1件、尿道下裂形成術1件、女子尿失禁手術3~11件、内シャント造設術31~47件、CAPDカテーテル設置術3~4件、膀胱水圧拡張術3~7件、CVポート設置術5~22件、内シャントPTA 44~65件、ESWL(体外衝撃波結石破砕装置)年間平均380件。

医療設備

MRI、CT、RI、リニアック、DSA、ESWL、EHL、リソクラスト、電子スコープ内視鏡、ドプラエコー、前立腺高温度治療機ほか。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

麻酔科ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

治療対象は主として神経ブロックが適応となる疾患であり、外来のみで対応が困難な場合には入院治療も行っている。安全な神経ブロックを心がけており、施行後は全例無線モニターをつけてセントラル管理をしている。正確なブロックのためにX線透視装置、超音波装置を頻用している。地域がん診療連携拠点病院内の緩和ケアチームのメンバーとして、がん性疼痛にも取り組んでいる

症例数

81年の麻酔科開設以来、毎日午前中に外来を行っている。治療対象は痛みを伴う疾患が多いが、麻痺やけいれんも取り扱っている。治療の主体は神経ブロック療法であり、必要により薬物療法も併用する。鎮痛目的の理学療法は行っていない。患者紹介は、院内各科以外には近隣の病院、開業医、特に整形外科医院からが多い

★治療実績(過去5年間の平均値):年間新患者数383人、年間入院患者数80人。疾患別新患数は腰下肢痛141人、帯状疱疹110人、顔面神経麻痺32人、頸肩腕痛22人、がん性疼痛9人など。年間神経ブロック数は、星状神経節ブロック2,046件、硬膜外ブロック4,125件、神経根ブロック141件、その他では三叉神経ブロック、内臓神経ブロック、交感神経節ブロック、経皮的髄核摘出術、脊髄硬膜外刺激装置植え込み術、ボトックス注射などを施行しており、特に椎間板ヘルニアに対する経皮的髄核摘出術の成績は、9割が有効ないし著効であった。

医療設備

MRI、64列CT、DSA用X線透視装置、外科用イメージ装置、高周波熱凝固装置、神経刺激装置、超音波診断装置、サーモグラフィー装置、神経ブロック用電動ベッド20台など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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