専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

岩手県立二戸病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

県北の基幹病院として消化器疾患全般の診療を行っている。県北の町村はもとより、青森県からも多くの患者が受診している。患者は基礎疾患を有する高齢者が多く、高水準の治療を視野に入れながらも、個々のQOL(生活の質)に即した治療を職種を超えたチームで検討しながら行っている。積極的な治療が困難ながん患者に対しては、緩和ケアチームが介入し訪問診療(在宅ホスピス)も行っている。希望があれば在宅での看取りも行い、シームレスな医療を提供できるよう努めている。各医療機関からのFAXによる紹介患者は予め検査予約をとり、できるだけ初診当日に患者や紹介医に病状や治療の概略を説明できるよう努めている。

症例数

1日の外来患者数は約100人で、年間の内視鏡件数は、上部1,902件、下部1,164件、内視鏡的逆行性膵胆管造影145件である。治療内視鏡は、胃・食道静脈瘤結紮術11件、胃・食道静脈瘤硬化療法10件、経皮的内視鏡下胃瘻造設術45件、上部消化管ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)14件、大腸EMR(内視鏡的粘膜切除術)/ESD 140件、内視鏡的乳頭筋切開術は66件、内視鏡的胆道ステント留置術は55件施行している。消化管出血の止血はもとより、胆管結石や閉塞性黄疸による胆管炎に対する内視鏡的ドレナージも24時間体制で行っている。肝疾患に対しては、岩手医大の消化器肝臓内科の肝臓専門医が当院で肝外来を行っており、当院の専門医と連携しながら、がん治療や抗ウイルス療法を行っている。重症肝炎や移植の適応がある症例では、岩手医大の消化器肝臓内科を中心とした地域ネットワークを通して専門医と共に治療方針を検討し、決定している。

医療設備

電子内視鏡、超音波内視鏡、アルゴンプラズマレーザー、MDCT、MRI、血管造影装置、放射線治療装置、核医学診断装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

岩手県北から青森県南唯一の産婦人科救急対応病院として、東京都に匹敵する広大なエリアをカバーしている。産婦人科学会、周産期学会研修指定病院でもあり、地域のすべての産婦人科患者を受け入れ、岩手医大との協力のもと、最新の治療に努めている。夜間・休日すべてで救急患者も受け入れ、周辺病院との連携も万全の体制を敷く。また、性感染症学会認定医で思春期外来も岩手県で唯一設けており、若者への対応、啓蒙も精力的に行っている。

症例数

★周産期は分娩数年間約600例で、年々増加している。早産率は2.7%と低く、小児科に負担をかけないようにしている。小児科も32週からの早産に対応し、ほとんどの症例を当院で完結できている。帝王切開率は23%で、フリースタイル分娩、家族立ち会い分娩、夫立ち会い帝王切開など、できるだけ自然で温かな、将来の家族形成、ボンディング障害予防に役立つような周産期管理体制を目指している。09年度は母体、新生児ともに重症仮死、死亡症例はゼロであった。ベッド数44床に対し、100%を超えるベッド稼働率、連日の搬送入院患者等で、助産師が病棟15人、外来2人いてもまだ十分とはいえず、助産師外来、助産師分娩が今後の課題である

★婦人科は悪性腫瘍、化学療法、放射線治療はもちろん、腹腔鏡、子宮鏡手術を積極的に施行している。腟式手術、子宮脱手術も多く、総手術数は400件を超える。自己血輸血も積極的に導入し、患者負担の軽減を図っている。外来でも子宮ファイバーを多数施行し、3D超音波を用いてできるだけ早期から胎児の異常発見に努めている。

医療設備

MRI、64列CT、炭酸ガスレーザー、リニアック、3D超音波、子宮ファイバーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

県北地方のカシオペア連邦(二戸市、浄法寺町、一戸町、九戸村、軽米町)の地方中核病院として、一般的な眼疾患に対して診断および治療を行っている。他施設との病診連携や病病連携を密に行っている。新規のコンタクトレンズ処方は行っていない。

症例数

09年度の外来患者数は延べ23,757人、初診患者数は1,107人、紹介患者数104人であった

★09年度の年間手術件数は480例。その内訳は、白内障手術413例、緑内障手術25例、翼状片手術18例、眼瞼手術11例、その他12例であった

★白内障手術のほとんどが2.75mm切開の水晶体超音波乳化吸引術で行うが、症例により水晶体嚢外摘出術を施行する場合もある。ほとんどの症例で初回手術時に眼内レンズを挿入するが、状況に応じて後日に眼内レンズ挿入・縫着を行うこともある。白内障手術は、基本的に日帰り入院手術あるいは1泊2日の入院手術で対応している

★角膜疾患の診療は、工藤医長を中心に行っている

★緑内障は早期発見、早期治療を行い、視野障害の進行予防に努めている

★糖尿病網膜症や加齢黄斑変性症などの眼底疾患は、蛍光眼底造影検査を行って、治療方針を決定し、網膜光凝固術や薬物療法を行っている

★眼瞼疾患(眼瞼下垂、眼瞼内反)や翼状片の手術も行っている

★涙道疾患は09年度から久保医師を中心に、涙道鼻腔吻合術を開始した。

医療設備

ウエーブフロントアナライザー、前房レーザーフレアセル測定装置、角膜内皮測定装置、コントラスト感度計、ハンフリー視野計、ゴールドマン視野計、前眼部・後眼部超音波解析装置、ERG、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー、ツァイス手術顕微鏡visu200など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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