専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

大原綜合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

胃腸科

分野

消化器・一般内科

特色

福島市の中核病院として開業医との連携が良好で紹介例が多く、地域において消化器全般の診療を担っている。付属の消化器内視鏡センターが存在し、ルーチン検査はもとよりNBI・拡大・超音波内視鏡など、精密検査や内視鏡治療を積極的に行っており、消化管疾患症例数が豊富である(胃がん・大腸がん症例数はそれぞれ年間200例を超える)。特に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)件数、下部内視鏡検査・治療数が多い。

症例数

ベッド数60床、1日平均外来患者数80人、09年度消化器内視鏡検査数7,302件(上部内視鏡4,320件、下部内視鏡2,762件、超音波内視鏡106件、胆膵内視鏡114件)、食道・胃ESD 140件、大腸EMR(内視鏡的粘膜切除術)447件(ESD 28件)、内視鏡的乳頭切開術・胆道ステント挿入術などの胆・膵治療内視鏡件数は70件であった。また、消化管出血に対する内視鏡的止血術、食道静脈瘤硬化療法・結さつ術、内視鏡的胃ろう造設術なども施行している。消化器がん化学療法が増加しており、主として外来にて食道・胃・大腸、胆・膵がんに対して標準的レジメンにて施行可能である。ウイルス性肝炎に対するインターフェロン療法、肝がんに対するラジオ波焼灼治療・抗がん剤動注療法も行っている。

医療設備

上部・下部電子内視鏡、超音波内視鏡、NBI・拡大内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、MDCT、MRI、血管造影装置(DSA)、腹部超音波診断装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

外科(消化器外科)

分野

消化器・一般外科

特色

自分が患者になった時に受けたい治療を施行することをモットーとし、迅速かつ確実な、病気の進行度に応じた治療法を丁寧なインフォームド・コンセントのもとに行っている。良性疾患や早期がんに対しては、低侵襲手術である腹腔鏡下手術も積極的に取り入れ、痛くない手術を実践している。また進行がんの場合は、病期に合わせた化学療法を併施し、手術成績向上に努力している。

症例数

09年度の入院手術件数は473件。うち消化器手術は241件であった。胃がん76件(胃全摘32例、亜全摘44例)、大腸がん71例(大腸がん44例、直腸がん27例)、食道がん5例、胆管がん、膵臓がんなどに対する膵頭十二指腸切除術8例、胆石症手術68例であった

★胃がんの5年生存率はStageIA:93.8%、IB:85.6%、II:78%、IIIA:58.6%、IIIB:48.6%、IV:13%と比較的良好な成績を示しており、合併症発生率も縫合不全は胃全摘32例中1例のみ(3.1%)であった。大腸がん71例の手術例における合併症も、直腸がん27例中超低位前方切除術を施行した2例のみ(7.4%)であり、全国平均より低く、イレウス、狭窄はなかった(0%)

★胆石症手術68例中62例(90%)は腹腔鏡下手術で完遂した

★現在までの悪性疾患に対する腹腔鏡下手術は、胃がん143例(幽門側胃切138例、胃全摘5例)、大腸がん46例で、再発例は認めていない。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、各種電子内視鏡、超音波内視鏡、鏡視下手術装置(3セット)、ハーモニック・スカルペル、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

地域に根ざした高度医療を提供する病院で、主に地域の医療機関からの紹介患者様に対する医療の提供や、医療機器の共同利用を行っている。泌尿器科疾患全般を対象としているが、特に泌尿器科腫瘍、尿路結石の手術が多い。腹腔鏡技術認定医が常勤しており、腹腔鏡手術も安全に施行できる。非常勤医は福島医大からの派遣であり、当科の治療方針も大学病院と同じである。

症例数

08年度の手術件数は、前立腺全摘除術19例、膀胱全摘+回腸導管造設術2例、経尿道的膀胱腫瘍切除術40例、経尿道的前立腺切除術16例、開腹根治的腎(尿管)摘除術5例、腹腔鏡下腎(尿管)摘除術8例、ESWL 300例、前立腺生検122例等。09年度は、前立腺全摘除術12例、膀胱全摘+回腸導管造設術3例、経尿道的膀胱腫瘍切除術36例、経尿道的前立腺切除術28例、開腹根治的腎(尿管)摘除術3例、腹腔鏡下腎(尿管)摘除術12例、ESWL 351例、前立腺生検119例等であった。特に前立腺がん手術、腹腔鏡下手術、経尿道的手術に力を入れている。腎結石や尿管結石に対するESWLは、主に外来通院で施行している。10年度からはリソクラストを導入したので、破砕困難な尿管結石に対し、積極的に経尿道的内視鏡手術を行う予定である。前立腺生検は仙骨麻酔を用いて2泊3日で行っている。女性の悩みである尿失禁に対し、薬物療法、手術療法(TOT)を行っている。

医療設備

MRI、3DCT、体外衝撃波結石粉砕装置(ESWL;ドイツSiemens社製)、リソクラスト、細径尿管鏡、腎盂鏡、ビデオモニターTUR・膀胱鏡システム、腹腔鏡手術装置、カラードプラ超音波装置、尿流動体検査装置、超音波残尿測定器。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

四肢外傷と脊椎疾患の治療に重点を置いている。他医からの紹介が多く、救急患者を積極的に受け入れている。骨折で手術が必要な場合には受傷後早期に(特に高齢者と小児)手術を行う体制を取っている。脊椎疾患では頸上肢、腰下肢の神経痛に対して即座の鎮痛を目指して神経ブロックを施行し、手術では低侵襲で確実な脊椎手術を施行している。腰痛の予防と運動療法に関する市民への啓蒙活動を含めて、定期的に腰痛教室を開催している。

症例数

09年の手術総数は842件

★骨折309件(手指を除く)で、高齢者の大腿骨頸部骨折(人工骨頭挿入術など)43件、大腿骨転子部骨折(骨接合術)43件は、合併症がない限り受傷後翌日までの実施を原則とし、早期リハビリで受傷前の生活機能の維持を果たす。その他、上腕骨骨折49件、足関節骨折33件などがある

★手の外科267件(外傷骨折を含む)で、手根管開放術は鏡視下手術を含めて41件、橈骨遠位端骨折46件などがある

★脊椎手術135件、うち頸胸椎28件、腰椎107件(脊柱管狭窄62件、椎間板ヘルニア32件など)。腰椎椎間板ヘルニアは低侵襲で顕微鏡を用いた手術、腰部脊柱管狭窄はより安全確実な手術(顕微鏡視下除圧術、必要に応じて固定術インスツルメンテーション)で、術翌日より歩行可能にしている

★人工関節置換術(膝関節・股関節)19件

★関節鏡視下手術(肩、膝)22件などがある。

医療設備

MRI、CT、エコー、骨密度測定装置、手術用顕微鏡、関節鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

当院は福島市の中心市街地に位置する中核病院であり、地域の救急指定病院となっている。特に小児科は、地域の小児医療の基幹病院として、新生児から一般小児までを対象とした広範囲な診療を行っている。急性期疾患はもちろんのこと、慢性疾患の治療にも積極的である。新生児医療においては、NICU(新生児集中治療室)を併設しており、県の地域周産期医療センターとして、県北地域を中心とした病的新生児の治療を行っている。

症例数

入院病床数は小児病棟22床と、NICU 6床の計28床であり、年間入院数は700~800人。外来患者数は1日平均50~60人程度であり、地域の開業医からの紹介が多い。神経・筋疾患や腎疾患、気管支喘息などで長期に外来通院している方も多く、なかには親子2代にわたり通院されている方もいる。また、福島県立医大小児科の応援のもと、循環器外来を月に1回行っており、心雑音や心電図異常などに対応している。入院患者は、肺炎や胃腸炎などの感染症や喘息発作、けいれん重積発作などの急性期疾患が多い。川崎病は年間20人程度の入院があり、その他ネフローゼ症候群・腎生検を含めた慢性腎炎の診断と治療、低身長・食物アレルギーの検査入院、1型糖尿病のコントロールなど、多岐にわたっている。NICU入院は、年間80人程度であり、院内出生児を始めとした県北地区の低出生体重児や病的新生児のほか、近くの福島県立医大附属病院NICUが満床の際などに、院外出生児の受け入れを行っている。退院後の発達フォローや予防接種なども積極的に行っており、小児科外来は常に赤ちゃんや子ども達の(泣き)声でにぎやかな状態である。

医療設備

MRI、CT、ABR、脳波、各種超音波装置など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

口腔外科・歯科

分野

歯科口腔外科

特色

顎・口腔全般の疾患に対する診断と治療を行う診療科で、他の医療機関からの紹介により受診となる高次歯科医療を担っている。抜歯の依頼、嚢胞や腫瘍、外傷、消炎治療などが多い。口腔がんを含む頭頸部疾患の治療においては、耳鼻咽喉科医師とともに頭頸部・顔面外科を結成し、病棟、外来において合同回診、合同診療を行っている。

症例数

09年度の初診数は1,267人(紹介は753人)、その内訳は抜歯依頼462例、腫瘍68例、嚢胞54例、外傷82例、感染症131例、粘膜疾患148例、顎関節疾患132例など。年間入院症例は216例、そのうち全身麻酔での手術治療は134例で、内訳は抜歯82例、腫瘍20例(悪性15)、嚢胞17例、外傷7例などであった

★口腔がんに対する外頸動脈からの動脈内注入化学療法(動注)が当科の特色の1つであり、低侵襲で抗腫瘍効果が高く、全身的な副作用が少ないため高齢者においても安全性が高く、治療後のQOL(生活の質)を下げない治療法を考慮している。09年度の動注例は15例

★保存療法で改善しない習慣性顎関節脱臼症例に対し、脱臼防止効果が高いドートレイ法による手術治療を行っており、09年度は3例に施行

★09年度の外来通院による治療は、普通抜歯422本、難抜歯・埋伏抜歯370本、嚢胞摘出術109例、歯根端切除術29例、膿瘍切開55例、縫合処置33例、パンピング17例などであった。

医療設備

CT、MRI、内視鏡、炭酸ガスレーザー、加熱メス、インプラントシステムなどを備えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

内科(腎・糖尿病・内分泌代謝グループ)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病、内分泌、代謝疾患全般を対象とし診療を行っている。糖尿病に関しては、診断から治療、慢性および急性合併症の管理に至るまで、あらゆる分野に対応できる体制を整えている。内分泌疾患(下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎疾患)についても総合的に診断・治療が可能である。地域支援病院の認定を受けている。

症例数

現在通院中の糖尿病患者は約1,500人、うち1型糖尿病患者約70人

★糖尿病教育入院(1週間、2週間コース)では入院パスを用い、医師、看護師、栄養士、臨床検査技師、理学療法士からなる糖尿病療養チームが、患者個々の病態に則した療養指導を行い、適切な自己管理の習得ができるよう努めている

★全身疾患である糖尿病では、合併症の評価と管理を関連各科(循環器科、眼科、神経内科、整形外科、皮膚科)と協力して行っている

★09年4月より登録医療機関(主に地域診療所)と「糖尿病地域連携NET」を設立し、糖尿病診療パスを用いた病診連携に取り組んでいる。毎週金曜日に糖尿病連携NETの専門外来を設け(予約制)、専門医による診察ならびに糖尿病療養指導士による療養指導、各種合併症検査を実施している

★地域での糖尿病診療レベル向上のため、医師、医療スタッフ参加の講演会を年4回、患者・家族向けの講習会、食事会を年4回開催している。

医療設備

MRI、CT、心エコー、甲状腺・頸動脈エコー、神経伝導速度測定、詳しくは病院ホームページhttp://www.ohara-hp.or.jpに掲載。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

リウマチ科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

当院は1896年創立で、野兎病研究で有名な大原研究所を有する総合病院である。当科では、関節リウマチをはじめとする膠原病の診療を行っている。膠原病は多臓器病変を伴うことが特徴であり、総合病院の利点を生かし、関連する診療科と密に連携し、幅広い医療を提供できるよう努めている。当院は地域医療支援病院の承認を受け、病診・病病連携の強化に努めている。日本リウマチ学会認定教育施設、日本内科学会認定教育病院、臨床研修指定病院、日本医療機能評価機構認定病院。病院案内はホームページ(http://www.ohara-hp.or.jp)を参照。

症例数

関節リウマチでは早期に抗リウマチ薬を導入し、多くの例にメトトレキサートを使用している。またこれら治療に抵抗性の症例に、TNF阻害薬などの生物学的製剤を導入している。関節リウマチをはじめとする膠原病では、肺病変(間質性肺炎、薬剤性肺炎、感染症など)を併発することが多く、その際には呼吸器・アレルギー科と連携し、診断・治療を行っている。抗リウマチ薬、ステロイド薬など膠原病治療には骨粗鬆症、感染症、糖尿病などの副作用を伴うこともあり、これら副作用対策についても細心の注意を払っている。機能再建を目的とした人工関節置換術が必要な場合には、当院整形外科に紹介している。また、足の変形などで自分の足に合った靴が必要な場合には、当院整形外科に週1回定期的に来院している補装具士を紹介している。診療には時間をかけ、検査結果、病態や治療などについて分かりやすく説明するよう努めている。

医療設備

CT、MRI、骨密度測定装置、筋電図(神経内科)、白血球除去療法。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器・アレルギー科

分野

アレルギー科

特色

当院は1896年創立で、野兎病研究で有名な大原研究所を有する総合病院である。当科では、気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、肺がんなどの呼吸器疾患の診療を行っている。気管支喘息やCOPDでは吸入療法が重要であり、入院の際には薬剤師による吸入指導を行っている。また、気管支喘息やアレルギー性鼻炎に減感作療法を行っている。当院は地域医療支援病院の承認を受け、病診・病病連携の強化に努めている。日本アレルギー学会認定教育施設、日本内科学会認定教育病院、臨床研修指定病院、日本医療機能評価機構認定病院。

症例数

気管支喘息に関しては、ガイドラインに沿って、吸入ステロイド療法を基本とし、喘息日誌およびピークフロー測定による自己管理を勧めている。状況によっては減感作療法を併用している。関節リウマチをはじめとする膠原病の肺病変(間質性肺炎、感染症など)について、リウマチ科と連携して診断・治療を行っている。びまん性肺疾患例に気管支鏡検査を、診断に苦慮する胸水貯留例に局所麻酔下胸腔鏡検査を行っている。COPDや間質性肺炎などの慢性呼吸不全約50例に対して、在宅酸素療法を行っている。夜間の喘息発作を含め、救急外来受診者に対して24時間体制で対応可能である。また、蜂毒や食物などによるアナフィラキシーに対する補助治療薬エピペンの処方が可能である。

医療設備

CT、MRI、気管支鏡検査、胸腔鏡検査、睡眠時無呼吸検査、一般呼吸機能検査。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経内科

分野

神経内科

特色

脳・脊髄・末梢神経・筋疾患の全般について診療を行う。入院は急性期疾患あるいは慢性期の急性増悪が主になり、療養病床はない。外来は急性期から慢性期まで対応する。日本神経学会の准教育施設。

症例数

1日あたりの外来患者数は約30人、年間入院患者数は約150人である。入院の9割以上が緊急入院となっている。急性期脳血管障害が多いが、髄膜炎・脳炎などの神経感染症、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの変性疾患、多発性硬化症などの脱髄疾患、ギラン・バレー症候群などの末梢神経疾患、重症筋無力症や多発性筋炎などの自己免疫疾患、てんかんなどの発作性疾患など神経疾患全般に対応している

★自己免疫が関与する疾患に対しては、病態に応じてステロイド治療、免疫抑制剤投与、大量免疫グロブリン療法、血漿交換療法などを適切に選択している

★多発性硬化症の再発予防のためのインターフェロン導入、自己注射の教育および外来での維持にも対応している

★神経・筋生検を施行した評価は、福島県立医科大学神経内科と協力して行っている

★入院患者は急性期の治療と並行してリハビリを行っている。理学療法、作業療法、言語療法に加え、耳鼻咽喉科と協力して嚥下訓練にも対応している。急性期リハビリのみで回復期リハビリには対応していない

★外来診療はこれらの疾患の慢性期や、頭痛、めまい、けいれん、しびれ、痛みなどに対応している。専門外来は設けていないが、脳血管障害の他に、パーキンソン病などの変性疾患、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、てんかん、様々なタイプの頭痛などが多い。

医療設備

CT/CTアンギオ、MRI/MRA、各種電気生理検査(末梢神経伝導速度、筋電図、各種誘発電位)、脳波検査など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

外科(乳腺外科)

分野

乳腺・内分泌外科

特色

MMG(マンモグラフィ)、US(超音波診断装置)のみならずMRI、CTによる総合的な診断を行い、個々の患者さんにとって適切な治療を行えるように努力している。

症例数

乳がん検診は受診日に可能な限りMMG、US、細胞診、組織診などを施行し、迅速な診断を心がけている。09年度(09年4月~10年3月)の初発乳がんの取り扱い数は40例

手術=乳房3DCTやMRIで乳がんの拡がりの評価を行い、切除断端陰性を目指した切除を行っている。腫瘍径の大きな患者さんで温存手術を希望される場合は、術前化学・ホルモン療法を行い切除範囲の縮小を目指している。肉眼的に腋窩リンパ節転移を認めない患者さんではセンチネルリンパ節生検を組み込み、不必要なリンパ節郭清を省略する方針をとっている。09年度の手術症例の乳房温存手術の比率は60%。センチネルリンパ節生検を施行した症例の71%がセンチネルリンパ節転移陰性により、腋窩リンパ節郭清を省略した。最終的に腋窩リンパ節郭清を施行したのは手術症例の40%であった。手術のための入院期間は、5日~10日ほどである

化学療法=点滴による抗がん剤の初回投与は入院(2~3日)で行っているが、2回目以降は原則として外来通院で行っている

放射線療法=乳房温存手術後は、原則として温存乳房への照射を勧めている。切除断端陰性であり患者さんが照射を希望しない場合は、照射は行っていない。照射は、福島県立医大附属病院放射線科に依頼して施行している。また、骨転移などによる疼痛緩和目的のためにも、積極的に照射を行っている。

医療設備

MMG、US、CT、MRI他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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