専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

竹田綜合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

会津診療圏30万人の拠点病院として、24時間消化器の救急患者を受け入れている。また、地域がん診療連携拠点病院として、消化器がんの早期発見、内視鏡治療から化学療法、緩和医療まで積極的に行っている。県の肝炎治療専門病院に指定され、インターフェロン治療を行っている。

症例数

消化器科のベッド数は50床、年間入院患者数は1,263人、1日平均外来患者数70人、09年の胃カメラ数は6,600件、大腸ファイバー数は1,917件、夜間の吐血などの緊急内視鏡検査が249件。内視鏡的な早期胃がんや胃腺腫の粘膜下層剥離術(ESD)が55例あり、早期胃がんの5年生存は全例。超音波内視鏡92例、大腸ポリープの切除は226件、小腸カプセル内視鏡8例を行っている

★胆膵疾患も多く、内視鏡的な胆道ドレナージ88例、総胆管結石の除去30例、胆道ステント挿入24件、膵がんに対する超音波内視鏡下の穿刺細胞診32件、膵がんの化学療法は23例

★肝疾患については、C型肝炎のインターフェロン治療を年間23例、B型肝炎の抗ウイルス剤療法15例、肝細胞がんのラジオ波凝固術22件、肝動脈塞栓術30件、肝動注化学療法10件、リザーバー化学療法を8例、肝細胞がんの5年生存率は約50%である。内視鏡的な胃・食道静脈瘤の治療は33件

★消化器外科と毎週合同カンファレンスを開き、患者様にとって最善の治療法を選択している。

医療設備

CT、MRI、PET-CT、超音波内視鏡、カプセル内視鏡、放射線治療装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

消化器・一般外科

分野

消化器・一般外科

特色

当院は地域医療支援病院として、多くの科が協働し広範な疾患に対する診療を行っている。当科でも他科と綿密に連携し、基本的に各疾患の診療ガイドラインに沿った標準的な集学的治療を行っている。その上で鏡視下手術や化学療法などで先進的な治療も行うと共に、緩和ケアに対しても積極的に取り組んでいる。

症例数

08年度当科の年間手術件数は計776件(全身麻酔555件、脊椎麻酔127件、局所麻酔94件)で、主な疾患は食道がん8件、胃がん83件、結腸がん91件、直腸がん33件、肝臓がん34件、胆膵がん20件、胆道結石症85件、イレウス28件、虫垂炎49件、痔核・痔瘻51件、鼠径ヘルニア119件、乳がん47件などであった

★食道がんについては、放射線化学療法を行った症例が手術とほぼ同数あった

★胃がんの他病死を含む術後5年生存率はStageIa:93.4%、Ib:85.6%、II:72.0%、III:49.4%、IV:5.4%であった

★胃がんおよび結腸・直腸がんなどに対しては腹腔鏡補助下手術も行っており、08年度の手術件数は計32件であったが、今後適応を拡大し、さらに症例数を増やしていく予定である

★乳がんおよび消化器がんに対する化学療法も積極的に実施している。年々症例数が増えているが、可能な限り最新の情報に基づいて行い、治療成績の向上を図っている

★地域に密着した病院としてヘルニア、虫垂炎、肛門疾患など消化器・一般外科の症例も多数扱っている。

医療設備

CT、MRI、PET、電子内視鏡、超音波内視鏡、カプセル内視鏡、リニアック、マンモトーム、鏡視下手術機器、ハーモニック・スカルペル、リガシュアーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器科

分野

呼吸器内科

特色

当院は人口30万人を有する会津地方の基幹病院であり、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院に指定されている。総病床数1,035床のうち呼吸器科は47床で、内科・外科の垣根を取り払い診療している。日本呼吸器学会認定施設として呼吸器疾患全般を診ているが、特に肺ドック(ヘリカルCT)によるGGO(スリガラス影を呈する肺がん)の検出やPET-CTの積極的活用により、早期の肺がんの発見に力を注いでいる。30年以上継続している偶数月開催の会津呼吸器疾患懇話会では、難治症例の検討会等を通じ地域の先生方と共に診断力向上に努めている。

症例数

08年度では新患者数は641例、再来患者数1,910例。入院患者数518例で、入院患者の内訳は肺がん56%、気胸9%、COPD 5%、肺炎4%、胸膜中皮腫3%、間質性肺炎3%、気管支喘息3%等で、肺がんが特に多くなっている。平均在院日数は21.4日であった

★肺がん新規患者は年に約100例あるが、化学療法、放射線療法、手術療法を組み合わせ集学的治療を行っている。08年度の肺腫瘍手術件数は55例であった。化学療法はQOL(生活の質)を考慮し1コースめは入院で、2コースめ以降を外来で行うようにしている。高齢者の場合は単剤でマイルドな治療を、初めから外来で行うことも多い。外来化学療法は現在、抗がん剤は36例に、分子標的薬は10例に行っている

★間質性肺炎では活動性を評価した上、ステロイド治療を考慮している。感染症や気管支喘息重発作、慢性呼吸不全の急性増悪時等は、状態に応じ入院治療を行っている。また入院者には入院時から呼吸リハビリを導入することが多い。現在、在宅酸素療法は84例に、睡眠時無呼吸症候群CPAP療法は105例に施行している。

医療設備

ヘリカルCT 4台、MRI 2台、PET-CT、電子スコープ、テクネガス発生装置、ポリソムノグラフィー、リニアック、ヤグレーザー、胸腔鏡。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

心臓胸部大血管手術(弁膜症、冠動脈疾患、心臓腫瘍、成人先天性心疾患、胸部大動脈疾患などに対する手術)、末梢血管手術(腹部大動脈、末梢動静脈疾患などに対する手術)を中心とした外科診療を行っている。腹部大動脈ステント治療、胸部大動脈ステント治療の認定施設。地域医療機関から循環器ホットラインを通じた急患の受け入れ要請、かつ緊急手術の要請に24時間対応する。要請されれば、地区を問わず当院救急車(ドクターカー)が出動する。その他の診療として、ペースメーカー設置術、深部静脈血栓症に対する内科治療を行っている。

症例数

08年の手術総数は227例、09年の手術総数は253例で、年々増加傾向にある

心臓、胸部大動脈瘤手術=僧帽弁膜症に対して、主に弁形成術を施行。冠動脈バイパス手術は、全例に心拍動下冠動脈バイパス手術を施行。心房細動(不整脈)合併例では、ほぼ全例にメイズ手術(心房細動手術)を同時に施行している。07年73例[予定61例(うち死亡例1例)、緊急12例(うち死亡例4例)]、08年82例[予定68例(うち死亡例0例)、緊急14例(うち死亡例1例)]、09年96例[予定71例(うち死亡例1例)、緊急25例(うち死亡例5例)]。予定手術例では、弁膜症手術と冠動脈バイパス手術の複合手術例が、また緊急手術例では、心原生ショック症例や急性大動脈解離症例などの重症例が多い

末梢血管手術(死亡例0例)=07年52例(腹部大動脈手術17例、末梢動静脈手術35例)、08年145例(腹部大動脈手術25例、末梢動静脈手術120例)、09年157例(腹部大動脈手術12例、末梢動静脈手術145例)。(死亡例は、術後6カ月以内の周術期死亡例)。

医療設備

MDCT、MRI、シネアンギオ装置、DSA、核医学検査装置、PET-CTなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

現在当科では、脊椎外科、手の外科、関節外科(肩関節・肘関節・股関節・膝関節・足関節)、骨粗鬆の専門医がそれぞれチームを編成し、外傷はもちろんのこと、その他様々な変性疾患に対して高度な治療を行っている。電子カルテ導入に伴って完全予約制となり、患者さんの待ち時間が大幅に短縮された。整形外科診察室の隣にレントゲン室を配置することで、レントゲン撮影がスムーズに行われている。また、運動療法の重要性を考え、腰痛・膝関節予防体操、肩関節・股関節・膝関節のストレッチや各種筋力訓練のパンフレットを作成し、外来の患者さんに看護師が1対1で直接指導に当たり、運動の方法を十分理解できるよう配慮している。

症例数

09年の外来患者数は43,618人、手術件数は1,064件である

★脊椎外科部門では、早期から顕微鏡を使用した顕微鏡外科手術を行っている。頸椎前方固定術、胸腰椎前側方固定術、胸腰椎後方固定術、脊柱管拡大、開窓術、ヘルニア摘出術などあらゆる脊椎疾患に対応している

★手の外科部門では、手指の腱断裂や骨折、手関節・肘関節周囲の骨折、靭帯損傷に対する手術、切断指に対しては顕微鏡下に血管、神経を縫合して再接着を行っている。また皮膚欠損などに対して、血管付き筋皮弁移植術も行っている

★関節外科部門では、人工関節置換術の最小侵襲手術手技習得のため海外に医師を派遣し、膝関節・股関節の最小侵襲人工関節置換術を行っている。これは、従来の人工関節置換術の1/3の小さな傷で手術を行う最先端の手術法で、術後早期から歩行が可能となり、患者さんの満足度も非常に高いものとなっている。関節鏡を用いた手術は、以前から主にスポーツ選手の膝関節靭帯損傷や半月板断裂などに対し、鏡視下半月板縫合手術を行っていたが、現在は肩関節疾患(肩腱板断裂・反復性肩関節脱臼など)に対しても、積極的に関節鏡を用いた鏡視下腱板縫合術や鏡視下関節唇修復術を行っている。関節鏡視下手術は、正常の組織をほとんど痛めることなく損傷した部位を修復できるため、術後リハビリがスムーズに進み、早期社会復帰可能となっている。また、スポーツ整形外科では、多くの学生や社会人のスポーツ選手が受診し、投球障害肩、野球肘、反復性肩関節脱臼、膝前十字靭帯損傷、膝半月板損傷などに対し、運動療法中心に治療を行い、投球フォームのメディカルチェックやスポーツ競技別に筋力強化訓練の指導を行っている

★骨粗鬆部門では、X線写真・骨密度測定・血液検査(骨代謝マーカー)などを行い、総合的に診断している。また飲み薬を中心に治療を行い、半年後再度検査を行う。問題がなければ1年に1度の検査を行うようになっている

★リハビリ部門では、リハビリ専門施設に理学療法士を研修のため派遣したり、専門の理学療法士を講師に招き指導を受けることで、理学療法のレベル向上を図っている。特に、肩関節疾患やスポーツ障害の運動療法では東北でもトップレベルの技術を持っていると自負している

★スタッフは、日本整形外科学会(日本整形外科学会認定医7人)および日本形成外科学会所属の医師が診療を行っており、それぞれが専門を生かし、日本脊椎脊髄病学会、日本手の外科学会、日本肩関節学会、日本股関節学会、日本関節鏡学会、日本人工関節学会の会員として学会活動を展開している。

医療設備

1.5テスラMRIを2台配備したことで、MRIの質の向上と迅速な撮影が可能となった。特にマイクロコイルという特殊な装置を用いての肩腱板断裂のMRI診断では、現在全国でも最高レベルと賞される質の高い画像診断を行っている。また、16チャンネルと64チャンネルマルチスライスCTを2台配備し、非常に高度な3次元画像解析を行っており、細微な異常も診断可能となった。その他にも PET-CT、MRI、RI、CT、骨密度測定装置、手術用顕微鏡、関節鏡など、各種診療機材を揃えている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

会津地方のリハビリの中核的施設として急性期から訪問リハまでを一貫して行っている。病院創設者竹田秀一の「最高の医療をすべての大衆に」という理念を源流として継承し、質の高いリハビリをできるだけ多くの人に提供することを旨としている。

症例数

当院のリハビリテーション部門では、理学療法室はストローク係、回復期リハ病棟係、整形外科疾患、内部障害係の4系、作業療法室はストローク係、回復期リハ病棟係、老年障害係の3系に分かれたチーム編成で、それに言語聴覚療法室、発達支援係、精神神経科など多くの係も協力して、幅の広いリハビリテーションを提供している。急性期から積極的に取り組んでいて、脳血管疾患を例にとると、平均で脳梗塞で3.1日・脳出血で3.2日・くも膜下出血で12.3日でリハビリが開始している。転出先では自宅40%、回復期病棟が24%、転院18%、死亡5%、入院中6%となっている。また60床の回復期リハ病棟を持ち、脳神経疾患40%、整形外科疾患40%、その他20%の患者を収容し、ADL(日常生活動作能力)訓練を主に総合的なリハビリテーションを実践し、介護支援専門員との会議、家庭訪問、外泊訓練など在宅復帰訓練が行われ、約2カ月の在棟期間で自宅に復帰している。在宅支援に関しても切れ目のないリハビリの提供に努め、しっかりした在宅支援体制を構築している。

医療設備

MRI、CT、SPECT、PET-CT、筋力測定器、重心動揺計、VFなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

形成外科

分野

形成外科

特色

救急外来の協力を得て顔面骨骨折を含む外傷一般を多く扱っているほか、唇顎口蓋裂、耳介の先天異常、多指・合指などの手足の先天異常、子どもの熱傷なども関連科と連携して治療している。皮膚・皮下の良性腫瘍切除、皮膚悪性腫瘍切除、悪性腫瘍切除後の再建、難治性潰瘍、瘢痕、ケロイドなど形成外科疾患一般を診療しているほか、透析用の内シャントの作成手術も行っている。竹田綜合病院では他院からの紹介や入院を要する治療を主に行い、通院や手術後のフォローアップ、日帰りの局所麻酔手術などは隣接した山鹿クリニック(内科、消化器科、糖尿科、呼吸器科、整形外科、眼科、皮膚科、形成外科などの外来と検査、X線、通院リハビリのみの施設)で行っている。小児科、麻酔科、小児病棟の協力で、小児だからという理由で全身麻酔が必要な手術は、ほとんどを2泊3日の入院で手術している。産科の出生前診断により先天異常があった場合、産科の要請を受けて、疾病や治療の概要を家族に説明している。

症例数

年間の全手術数は約650例(救急外来での創傷処理を除く)

★皮膚、皮下腫瘍の切除や外傷に対しても、傷跡の目立たなくなるよう整容的に配慮した手術を行っている

★太田母斑や異所性蒙古斑など、母斑に対するQスイッチルビーレーザーの治療も行い、高い治療効果を得ている。老人性色素斑に対しても、自費診療ではあるがレーザー治療は効果的である

★手の外科では神経、腱損傷や皮膚欠損を伴うような外傷が多いが、切断指再接着術も行っている

★悪性腫瘍と再建(23例):他科の事情により、遊離筋皮弁などの再建が少なくなっているが、顔面の皮膚悪性腫瘍は切除から再建まで行い、顔貌が元の状態になるべく近づくよう、また機能の温存にも努めている

★透析用の内シャント作成術(60例):マイクロサージャリーの技術を駆使してトラブルの少ない、長期に使用できる内シャント作成に努めている。

医療設備

MRI、CT、PET-CT、手術用顕微鏡、Qスイッチルビーレーザー。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域全般の診療を行っている。頭頸部がんに関しては、当院放射線科、癌研有明病院専門医師にも協力頂き、診療を行っている。真珠腫性中耳炎等の難治耳疾患症例に関しては、埼玉医科大学および東京大学の専門医師と協力し、診療を行っている。音声機能・嚥下機能に関しても、適宜他院より専門の医師を招き、協力して診療を行っている。他、声帯麻痺症例に対するコラーゲン注入療法(日帰り)、顔面神経麻痺症例に対してはENoG検査等による予後判定を行っていることも当科の特徴である。

症例数

09年度の入院手術件数は273例。平均在院日数は12.99日

★外来総患者数は12,581人(初診1,930人)

★手術例の内訳は、アデノイド切除・口蓋扁桃摘出術53例、内視鏡下鼻副腔鼻手術42例、生態ポリープや喉頭腫瘍に対する顕微鏡下手術41例、鼻甲介切除・鼻中隔矯正27例、気管切開22例、甲状腺腫瘍の手術13例、咽喉頭の悪性腫瘍に対する手術5例、耳下腺・顎下腺摘出術11例、鼓室形成術8例等。頭頸部悪性腫瘍症例に対する各種筋皮弁を用いた再建を伴う手術も年に数例行っている

★手術患者以外の入院は、めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺、急性喉頭蓋炎症や急性扁桃炎などの重症感染症、重症鼻出血などである

★手術成績に関しては、09年度の入院手術例において重大な合併症の発生の報告はない

★突発性難聴など、急性感音難聴の中等症~重症例は積極的に入院加療を勧め、ステロイド・プロスタグランジン製剤の点滴投与を行い、比較的良好な聴力改善を得ている。

医療設備

MRI、CT、PET他核医学検査、超音波、各種内視鏡、各種聴力検査、ABR、ENG、ENoG、炭酸ガスレーザー、サージトロン、マイクロデブリッダー、コブレーター。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

内科(糖尿病センター)

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病診療においては1週間の教育入院を施行している。これに関しては医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士等が関わっており、その中でも現在37人の糖尿病療養指導士がその役割を十分果たしている。糖尿病関連の検査機器も内視鏡(胃、大腸)腹部、心、頸部エコー、CT、MRI等充実しており、総合的内科診療が可能である。糖尿病に関連した合併症に対しても各科と密に連携し、検査、治療を迅速かつ慎重に施行している。また糖尿病腎症に関しても、腎臓内科の専門医の外来治療と共に血液透析患者も180人前後受け入れている。糖尿病の初期治療から重症の合併症を有する患者さんの治療まで、広範囲な医療活動を展開している。

症例数

外来患者さんの数は約2,800人、入院件数は年間で約230件。糖尿病および糖尿病性の合併症の患者さんの他に感染症を有する方が多くなっている印象。外来でのインスリン導入も可能。眼科、神経内科、脳神経外科、循環器科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、泌尿器科、腎臓内科、皮膚科等、糖尿病血管合併症のそれぞれの分野の専門科と連携し、進行した合併症(血液透析を含む)への対応も可能。医師と糖尿病療養指導士を含むコメディカルスタッフとの企画による糖尿病教室に加え、例年の催しとして「町の保健室」や「健康いきいきフェスティバル」を通して市民への啓蒙活動を展開している。また、3年前より患者さんおよび患者さんの家族を対象にウォークラリーを企画、運動療法の一環として実施している。

医療設備

MRI、CT、超音波、核医学診断装置、各種血液浄化装置、骨密度測定装置、血管造影装置等。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

会津地域の基幹病院として、神経内科医ともタッグを組み、365日24時間体制で地域の脳・神経疾患全般に対応している。前線病院として、脳卒中を中心とした神経救急が主体となるが、脳腫瘍全般・水頭症など、脳神経外科疾患全般に広く対応している。また、 脳卒中に関しては、 リハビリ・栄養科などと脳卒中チームを組み、 超急性期から積極的なリハビリを進めている。

症例数

外来患者数は年間8,000人、そのうち初診患者数は1,250人。また、年間約500人の脳卒中急性期患者に、神経内科医との神経チームとして対応しており、脳腫瘍・外傷他を含む脳神経外科としての入院患者は約460~480人である。手術件数は、160~170件、脳動脈瘤30~40件、脳腫瘍20件、脳血管内手術は約20件である

★脳動脈瘤治療に関しては、年齢・脳動脈瘤の部位・臨床的状態などにより、開頭クリッピング術かコイル塞栓術かを選択し、両者に対応している

★虚血性脳疾患に関しても、外科的手術(バイパス術・CEA)と血管内手術(CAS)の両者に対応している

★脳腫瘍に関しては、外科的摘出術・化学療法・放射線療法(放射線治療医のもと)を行っているが、定位放射線治療(ガンマナイフ)に関しては、近隣のガンマナイフセンターに依頼している

★脳動脈瘤や腫瘍摘出術などにおいて、可能な限り、術中モニタリングを行い、手術の安全性を高めている。

医療設備

MRI 2台、MDCT 2台、DSA 2台、術中ポータブルDSA、RI-SPECT、PET-CT、放射線照射装置(リニアック)、術中超音波装置、手術用レーザー装置(ヤグ・炭酸ガス)、手術用超音波吸引装置、高周波メス。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

こころの医療センター

分野

精神科

特色

当センターは全国的に見ても珍しい診療スタイルといえる。一般診療科の病床数が800床を超える大病院に、200床規模の精神病床を備えている。09年11月30日新築移転し、「こころの医療センター」としてスタートした。「あたたかい心とたしかな医療」がモットー。

症例数

外来患者数1日平均約200人、新患は約5人、午前4診、午後2診体制で対応している。大規模デイケアは2単位、登録130人。最近の特徴はショートケア利用、若年者の社会復帰支援プログラムのニーズが高いこと。救急医療体制としては、精神科救急輪番の基幹病院として、24時間365日あらゆる救急ニーズに対応している。08年の救急診療実績は834件。入院患者受け入れは、08年実績で401人。急性期病棟の平均在院日数は約40日。疾患として最も多いのが気分障害(うつ病など)で、不安障害、統合失調症、アルコール依存症、摂食障害(拒食、過食症)、認知症の周辺症状(問題行動)などと続く。症状がやや重く生活機能が低下した患者に対し、多職種によるチームを作り、地域の社会資源と連携しながら、地域移行を強力に支援している。その他の専門医療としては、重症のうつ病に対する無けいれん通電治療を麻酔科医管理下の中央手術室で行い、高い治療効果をあげている。アルコール依存症に対するARPプログラムを用いた治療、ADHDや高機能自閉症の子どもを対象に、CSST(子供版SST)を定期的に行っている。その他、統合失調症の当事者(患者本人、家族)を対象に心理教育を毎週開催している。院内の緩和ケアチームに所属し、積極的に緩和ケア医療を行っている。

医療設備

CT、MRI、SPECT、PET、モニターEEGなど、ほとんどの検査に対応可能。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

放射線科

分野

放射線科

特色

2人の常勤医は日本医学放射線学会専門医である。一部の診療科については、一般外来を山鹿クリニックで行う外来機能分化を取り入れているが、当科は両医療機関の画像診断業務を担当している。画像診断については、CT、MRI、核医学検査、PET-CT、マンモグラフィについては、ほぼ全検査の読影レポートを作成している。当日の緊急依頼されるCT、MRIも積極的に受け入れている。PET-CTを含めて、東北大学放射線診断科からの診療応援を得ている。臨床各科とのカンファレンスを可能な限り行い、診断の質を低下させないように努めている。地域医療支援病院の役割として、地域の医療機関からのCT、MRI、核医学検査の依頼を積極的に受け入れている。また、4カ所の他医療機関で撮影されたCT、MRIについては、ITを利用した遠隔読影システムを構築し、読影業務を行うことで診療支援を行っている。IVRについては、腹部・骨盤部領域について担当し、肝腫瘍の動脈塞栓術の割合が最も多い。放射線治療については、非常勤ながら東北大学放射線治療科から、週4日の診療応援を得て、放射線治療計画、患者さんの診察を行っている。

症例数

09年度の検査件数は、単純撮影74,347件、CT 22,181件、MRI 8,188件、血管造影910件、核医学検査991件、PET-CT 539件。連携医療機関からの検査受け入れ件数は、CT 1,563件、MRI 1,124件。遠隔画像診断件数2,127件。放射線治療新患数は226人。内訳は頭頸部29人、乳房23人、前立腺21人、食道19人、肺13人、脳12人など。

医療設備

マルチスライスCT 3台(64列、16列、16列)、MRI 2台、PET-CT、SPECT(CT付き)、血管撮影装置2台、リニアック、治療計画用CT。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

麻酔科ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛を中心に、外傷・手術後に生じる複合性局所疼痛症候群、神経因性疼痛、末梢血行障害の疼痛緩和に神経ブロック療法を中心に行っている。痛み以外の疾患(例えば顔面神経麻痺、多汗症)などには、神経ブロックと必要に応じて鍼治療と薬物療法の併用も行っている。急性期疾患に対しては早期の除痛が必要と考え、外来、入院を問わず重点的な除痛治療を進めるのが当科の特色である。

症例数

年間新患者数は約80人。内訳は70%以上が近隣の開業医から紹介の帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛、15%が複合性局所疼痛症候群、神経因性疼痛、10%ががん性疼痛、残りの数%が痛みを伴わない顔面神経麻痺である

治療=外来で実施する神経ブロック療法は星状神経節ブロック(SGB)、硬膜外ブロック、トリガーポイント注射が中心となる。急性期の帯状疱疹には入院治療を勧め、持続硬膜外ブロックをX線透視下に実施している。入院ができない症例には、特別外来枠を作り治療している。四肢血行障害に対する交感神経ブロック、膵炎や腹部悪性疾患に対する腰部交感神経節ブロックや腹腔神経叢ブロックはX線透視下、CTガイド下に安全性を考慮して実施している。抗凝固薬内服のため神経ブロックができない症例には、漢方薬を含めた内服薬での対応を基本としている

成績=神経ブロック療法と内服治療(抗うつ薬、抗けいれん薬、漢方薬)の併用により、急性期の帯状疱疹患者の疼痛はほとんど消失するが、2~3割近くの患者に軽度の痒み、知覚低下などの後遺症を認める。緩和医療における基本であるがん性疼痛緩和は、効果があると思われる神経ブロックを併用することによって、70%以上の患者、家族から満足されていると推測する。

医療設備

MRI、CT、X線透視装置、超音波装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

竹田綜合病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

竹田綜合病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。