医学研究所付属 坪井病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

医学研究所付属 坪井病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

主に消化管疾患の診断、治療に積極的であり、内視鏡治療を得意としている。ピロリ菌の除菌は保険外診療にも対応可。緊急対応は体制上難しいが、検査、治療への迅速な対応は可能である。

症例数

消化器科としての外来は現在、木曜日のみで平均約60人。入院症例は約15例で、多くは治療内視鏡症例である。年間における消化器内視鏡検査は上部消化管が約6,500件、下部が約2,500件である

消化管疾患=がんの内視鏡治療はESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)で行っており、年間食道約10例、胃約60例、大腸約25例(通常のポリペクトミーやEMRは約500件)である。術前には原則として、拡大内視鏡や超音波内視鏡検査を駆使した精度の高い検査による診断を行っている。消化管狭窄に対しては、年間約40件の内視鏡的拡張術を施行している。胃十二指腸潰瘍をはじめとするピロリ菌感染者に対する除菌療法は年間約150例であり、二次除菌を含め97%で成功している。緊急の消化管止血術には、上下部とも水洗機能付き内視鏡を用いてクリップや局注による止血を行っている。原因不明の消化管出血や消化器症状に対し、小腸内視鏡による検査も行っている。潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患に対しては、免疫抑制剤や血液浄化法を駆使した集学的治療も行う

胆膵疾患=ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)は年間約70例で、総胆管結石や閉塞性黄疸へのEST(内視鏡的乳頭切開術)、EBD(内視鏡的胆道ドレナージ)は約8割を占める

肝臓疾患=年間約10人の新規C型肝炎症例にインターフェロン治療を施行。肝がん治療は、RFA(ラジオ波焼灼療法)やTAE(肝動脈塞栓術)が行われる。

医療設備

MRI、ヘリカル3DCT、特殊光(拡大)内視鏡、小腸内視鏡、超音波内視鏡他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は、がん医療の地域格差をなくすことを目的として、77年に福島県郡山市で開院した。現在、地域がん診療連携拠点病院に指定されており、地域住民にがんの最新医療を提供している。呼吸器外科と連携し肺がんの外科治療を行うことはもちろん、化学療法では分子標的薬を中心にした個別化治療を、放射線科と連携して放射線治療を行っている。また慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などのびまん性肺疾患、気管支喘息、肺結核後遺症などの疾患や慢性呼吸不全、呼吸リハビリテーション、睡眠時無呼吸症候群の診療にも力を注いでおり、呼吸器内科のスタッフは常時5人が勤務している。

症例数

09年度の病院の全入院患者数は3,800人で、平均在院日数は14.08日

★当院では、豊富な知識と経験を誇る内科、外科、婦人科、放射線科の各医療チームが協力し合ってがんの診断・治療にあたっている。08年度の外科手術症例数は、肺がん40例、胃がん58例、大腸がん87例、食道がん8例、乳がん37例、子宮がん82例、卵巣がん28例などであった

★09年度の呼吸器疾患の内訳は肺がん389例、肺炎46例、間質性肺炎20例、COPD 15例などであり、呼吸器内科への全入院患者数は684人であった

★化学療法は、積極的に遺伝子解析を行い分子標的薬を用いた個別化治療を行っている。外来化学療法を実施している患者は、常時約100例にのぼり、QOL(生活の質)の向上に役立っている

★COPDの症例については、吸入製剤、内服薬と呼吸リハビリテーションを併用する治療を行っている

★睡眠時無呼吸症候群については、外来で簡易検査(スリープテスト)、入院でポリソムノグラフィーを行い、確診例にはCPAPによる治療を行っている。現在のCPAP使用者数は約170人。

医療設備

CT 2台、MRI、核医学検査、放射線治療装置、気管支ファイバースコープ、ポリソムノグラフィー、呼吸機能検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

78年、郡山市に坪井栄孝理事長(元日本医師会長・世界医師会長)が設立した私立のがん専門病院である。がん治療の均てん化を目指し、ホスピス病棟をも開設し、福島県のがん診療連携拠点病院の認定を受けている。肺がんの治療法は、呼吸器内科医(化学療法認定医を含む)と連携を保ち、決定している。

症例数

★肺がんの外科治療の特徴としては、80年末からは、①進行がんに対しては心臓血管外科手技を併用した拡大合併手術を施行。②CTの普及により、小型やすりガラス状の陰影を呈する肺がんが急増したため、手術中に触知困難が予測された場合は、手術前にCTガイドに小金属コイルを病変の近傍に留置し(のちにコイルに糸付き)、これを術中に触って病変の位置を同定するオリジナルな方法(現在まで59例に施行)を開発した。胸腔鏡手術の導入に伴い、本法の追試や変法が他施設にも普及している

★09年の呼吸器外科手術数は62例で、うち肺がんは38例あり、25例が肺葉切除、他の13例は区域切除、部分切除である。開胸到達法は、胸骨縦(半)切開(うち2例に肋間開胸を併用)を4例に、他はすべて前側方開胸(皮膚切開は7~15cm)である。09年の11月で、切除肺がん例は1,000例(拡大合併切除・再建131例、気管支形成術82例)になった。30日以内の手術関連死は13例で、その大半が拡大合併切除を多く行った90年前後に集中していた。近年では、肺野型腺がんが多くなり、なかには画像上、小型や淡い陰影で腺がんが疑われ、開胸肺生検で診断がつく例が増えており、コイル留置法が役に立っている。5年生存率は、IA期74.8%、IB期61.4%、IIA期36.1%、IIB期38.0%、IIIA期26.3%、IIIB期7.2%、IV期の3年生存率9.1%である。

医療設備

CT(HR)、MRI、各種シンチグラフィー、放射線療法(リニアック)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

緩和ケア科

分野

緩和ケア

特色

★入院ホスピスケア=ホスピスでは、精神的・肉体的苦痛の緩和が重要である。緩和ケアプログラムに沿って肉体的な辛い症状を緩和している。不安や孤独感をもつ方には、医師をはじめ看護師や医療ソーシャルワーカーがお話を伺っている。とかく孤独になりがちな患者さんとそのご家族を温かく、明るい雰囲気の中でしっかり支えていくことを目指している

★在宅ホスピスケア=在宅を望まれる方には、速やかに症状をコントロールした後に、家庭生活に戻っていただている。家族と大切な時間を安心して過ごせるように、医師や看護師が訪問し、お手伝いしている。在宅患者の24時間サポートと在宅看取りも行っている。バックアップベッド確保

★外来ホスピスケア・デイケア=在宅ケアの経過中に医療処置や医師の診察が必要な時には、一般外来だけではなく、直接ホスピス病棟に来院していただき、診察を行っている

★緩和ケアチーム=がん診療を受けている患者さん(一般病棟入院および外来通院中)に対しても、緩和ケアをチームで提供することによって、生活の質を落とさずにがん治療をできるだけ継続していただけるようにしている。

症例数

ホスピス入院患者数:年間200人、緩和ケアチーム相談件数:年間222例。

医療設備

当院(240床)は「がん専門病院」として、福島県の地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、ホスピス(18床)のみならず包括的ながん診療をご提供している。ホスピス病棟は「家庭の延長」としてとらえ、ご家族と一緒に安心して過ごせるような設備(個室10床・4人病室8床、面談室、キッチン、家族控室、浴室)が整っている。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

医学研究所付属 坪井病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

医学研究所付属 坪井病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。