専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東近江総合医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

2000年12月から呼吸器外科を新規開設し、原発性肺癌・転移性肺腫瘍・良性肺腫瘍・縦隔腫瘍などの腫瘍性疾患や自然気胸・巨大肺嚢胞症・肺気腫に対する肺容量減少手術などの気腫性肺疾患、肺抗酸菌症・肺真菌症・膿胸・肺膿瘍などの感染性疾患、多汗症に対する手術など、呼吸器外科全般の手術をできるだけ胸腔鏡補助下に行っている。また、外科治療だけでなく、肺癌に対する放射線治療、癌化学療法などの集学的治療も積極的に行っており、外来化学療法室の件数も増加している。当院は13年4月には(仮)東近江総合医療センターとして320床の中核病院になる予定である。http://www.hosp.go.jp/~snh/

症例数

症例数は徐々に増加しており、この9年間(2000年12月〜09年12月)の全身麻酔手術件数は1,193例(肺癌377例、気胸383例、膿胸78例、縦隔腫瘍47例など)となり、胸腔鏡併用症例は910例、縦隔鏡検査は132例である。最近は胸水の診断・治療に積極的に局所麻酔下細径胸腔鏡検査を行っており、現在までに266例施行した

★当科では術前・術後を通じて呼吸器リハビリを積極的に導入し、患者のQOL(生活の質)を重視した低侵襲手術を目指している。肺癌の5年生存率は全体で61.4%(I期73.5%、II期25%、III期35.5%、IV期33.3%)であり、手術死亡はない

早期肺癌の診断・深達度評価=蛍光気管支鏡、超音波気管支鏡を使用

気道狭窄=高周波焼灼、レーザー焼灼、各種ステント挿入施行

肺気腫に対するVRS(volume reduction surgery)=呼吸不全に陥った肺気腫に対し肺気量を減少させ呼吸困難を軽減

気道異物=各種気管支鏡・鉗子使用

★肺結核等の肺抗酸菌症の手術も行っている。

医療設備

MRI、MDCT、RI、DSA、放射線治療装置(リニアック)、胸腔鏡、細径胸腔鏡、縦隔鏡、電子気管支鏡、極細気管支鏡、蛍光気管支鏡、超音波気管支鏡、硬性気管支鏡、ヤグレーザー、半導体レーザー、高周波メス、Body Box付き肺機能検査装置

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

滋賀県東近江医療圏における小児科診療病院の一つである。地方においても良質な医療を提供できるよう心がけている。一般外来では、あらゆる小児疾患の初期対応ができるよう努力している。専門外来は、気管支喘息、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーを扱うアレルギー専門外来と、てんかんと広汎性発達障害などを対象とした小児神経外来を行っている。

症例数

外来患者数は09年度で1日平均約43人

★一般外来では気道感染、急性胃腸炎、尿路感染症など急性感染症が多い。中耳炎や軽度外傷などの境界領域も含め、ほとんどすべての疾患に対応している

★09年度のアレルギー外来患者数は気管支喘息が258人、アトピー性皮膚炎が171人と食物アレルギーが27人であった。気管支喘息は喘息予防管理ガイドラインに基づいた治療をしている。呼吸機能検査で客観的に病状を把握し、適正な長期管理による発作の予防に力を入れている。アトピー性皮膚炎は保湿剤によるスキンケアとステロイド剤を適正に使用し、コミュニケーションを重視したきめ細かい治療を心がけている。食物アレルギーは外来での食物負荷テストを施行しながらの管理を行っている

★神経外来の担当医は日本てんかん学会専門医および日本小児神経学会専門医であり、責任を持って治療に当たっている。てんかん312人、広汎性発達障害と注意欠陥多動障害(計213人)の薬物治療を中心に診療を行っている。

医療設備

超音波検査、CT、MRI、核医学検査、脳波、聴性脳幹反応、筋電図、神経伝道速度、肺機能検査。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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