専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

鶴岡市立荘内病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

形成外科

分野

形成外科

特色

顔面骨骨折を含む顔面外傷、熱傷や難治性潰瘍、瘢痕、ケロイド、唇顎口蓋裂・小耳症などの顔面先天異常、多指症・合指症などの四肢先天異常、眼瞼下垂、皮膚軟部組織腫瘍(良性・悪性)など、形成外科疾患全般に対する保険診療のほか、シミや刺青などに対するレーザー治療を自費診療(保険対象外)として行っている。

症例数

年間の手術件数は入院手術が約250例、外来手術が約350例

★顔面骨折、外傷では初期治療が重要であり、皮膚切開線はできるだけ目立たない位置に行い、骨固定では抜釘の必要性がない吸収性プレートを主に用いて治療を行っている

★皮膚軟部組織腫瘍、特に顔面の皮膚悪性腫瘍では切除、再建が困難な例が多く認められるが、可能な限り元の顔貌に近づけるよう再建を行っている

★ケロイドは非常に再発率が高いため、放射線科と協力し、切除後に電子線照射を併用することで再発率を下げるようにしている

★唇顎口蓋裂は、成長に伴い複数回の手術が必要となるケースが多い。また小児科、耳鼻咽喉科、矯正歯科、言語聴覚士など、他科の協力が必要不可欠であるため、近隣開業医とも連携し、長期的な治療計画の上、診療にあたっている

★四肢先天異常の治療は、1歳ごろを目安に手術を行っている。機能的再建はもちろんであるが、整容的にも術後瘢痕が最小限となるように治療を行っている

★眼瞼下垂は、近年増加傾向のある疾患である。機能的再建は重要であるが、手術に伴う眼瞼周囲の顔貌の大きな変化は時に受け入れがたいケースもあるため、術後顔貌に対する個々の患者の要望を確認の上、手術中にも本人に確認してもらいながら治療にあたっている。

医療設備

MRI、CT、3DCT、手術用顕微鏡、電子線照射装置、炭酸ガスレーザー、アレキサンドライトレーザーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

山形県南庄内地域の唯一の基幹病院で、出生直後から思春期に至るまでの急性疾患から慢性疾患まで、幅広い分野を診療している。10年4月より地域周産期母子医療センターに指定され、庄内全域の未熟児や病的新生児がNICUに集まってくる。小児救急は午後9時までが小児科医ファーストコールで、それ以降はセカンドコールにて毎日対応している。

症例数

常勤医はシニアレジデントを含め8人いて、一般小児科入院医療、小児救急、新生児医療の3本立てで診療し、チームワーク(チーム医療)を大切にしている。毎日当直をして、午後9時までの小児救急とNICU業務を担当している。外来患者数は1日平均65人で、午前は主に急性疾患、午後は慢性疾患を中心に診療している。小児救急患者は非常に多く、09年は年間6,902人に上った。小児病棟は公称定床36床(8床の内科と混合病棟)で、小児科以外の外科系の小児も入院するいわゆる「こどもの病棟」になっていて、年間平均で小児科は約1,100人、小児科以外は約300人の入院がある。またNICU(新生児集中治療室)3床、GCU(継続保育室)4床を有し、入院患者は年間60~100人で、うち極低出生体重児は10~15人程である。院内出生の新生児は年間約150人で、出生時よりすべて小児科医が担当し、毎日回診をして母乳育児を推進している。外来診療の最新情報は当院ホームページを参照。

医療設備

MRI、CT、MDCT、各種超音波検査、SPECT、脳波、ABRなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

人口約17万人の庄内地方南域における唯一の520床の基幹総合病院眼科であるため、近隣開業医より紹介患者が必然的に集まり、症例は非常に豊富である。勤務医不足により従来3人であった常勤医が07年度より道本医師の1人体制となったが、より高度な医療を目指して完全紹介制を導入。手術、重症患者治療に特化し、手術件数は従来比1.5倍以上となった。すべての患者さんが妥協のない最善の眼科医療を納得の上で受けることができるように心がけている。適応のある症例には積極的に手術加療を行い、良好な成績をあげている。手術全般において患者さんのご負担を最小限にするため、より短時間かつ丁寧な無痛手術を心がけている。白内障、外眼部手術に関しては日帰り手術が基本。

症例数

08年度の中央手術室での総手術件数579件。内訳は、最も症例が多い白内障手術が500件、網膜硝子体手術31件、外眼部手術等48件であった。その他、外来にて糖尿病網膜症等に対するレーザー手術等を数百件施行している。白内障手術に関してはあらゆるタイプの白内障に対応可能であり、最新の経結膜・強角膜一面切開、インジェクターを用いた高品質眼内レンズ挿入によるごく短時間の最高水準の小切開超音波手術を施行しており、ほぼ全例で非常に良好な術後成績を得ている。網膜硝子体、角膜、ぶどう膜疾患等の重症例については、新潟大学等の大学病院眼科の各専門外来担当医にコンサルトし治療方針を決定しており、可能な限り遠方の大学病院を受診せずとも大学病院専門外来レベルの最先端治療を受けられるように努力している。

医療設備

外来一般機器、各種レーザー、白内障・硝子体手術装置等。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

歯科口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

歯科口腔外科は03年の新設当初から紹介制となっている。対象疾患としては顎口腔領域の疾患の診療と顎変形症などの口腔外科関係の手術であり、一般歯科治療は行っていない。

症例数

過去5年間(05年~09年)の新患者数は年間平均693例であり、入院数は平均86.6例であった

手術件数=各年の手術センターでの手術件数は05年・06年・07年・08年・09年それぞれ54・61・66・56・58例であった。輸血の可能性がある待機手術では、自己血貯血を行っている

顎変形症=外科的矯正治療の全体の流れとしては、当科と紹介元矯正歯科で患者の主訴を考慮した検討を行って治療方針を決定し、術前・術後矯正治療に関しては開業の矯正専門医で、外科処置に関しては当科で行っている。同期間での顎矯正手術件数は6・9・17・19・14例(合計65例)で、術式としては上下顎移動術が25例(38.5%)、下顎移動術が35例(53.8%)であった

顎骨嚢胞=比較的大きな嚢胞に関しては手術センターで手術を行っており、同期間での手術件数は21・21・19・11・7例であった

良性腫瘍=同期間での手術件数は8・11・7・7・6例であり、そのうちエナメル上皮腫切除は2例であった。切除後の顎骨再建には、腸骨移植や骨延長術を行っている

外来小手術=埋伏歯抜歯や小さな歯根嚢胞摘出に関しては通常外来で行っており、同期間での外来小手術件数は261・296・341・292・338例(ただし普通抜歯は含まず)であった。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬など炎症疾患を中心に診療を行っている。的確な診断のもとに、適切な治療を選択することを心がけている。乳児から高齢者まで、より少ない患者負担で、より満足の得られる治療効果を挙げることを目標としている。

症例数

ステロイド忌避により、長期重症の経過であったアトピー性皮膚炎の多くが正しい理解が得られ軽快している。脱毛症のうち、全頭脱毛症には広く行われてきたステロイド内服とPUVA療法を基本に、個々の生活リズムや体質を考慮した各種薬剤を併用し、長期寛解を得ている。円形脱毛症は、アトピー脱毛の合併の有無に応じ治療を行っている。学童期までの抜毛癖には、患者の表現力、感情表出に応じてカウンセリングや遊戯療法を取り入れ治療している。尋常性乾癬は、日常生活の中の悪化誘因を問診で探るとともに、正しい外用法を指導し、外来でのナローバンドUVB照射と合わせて、高い治療効果を得ている。帯状疱疹は、疼痛が強い場合は早期に当院ペインクリニックでの専門治療をすすめ、同科設立前は県内他施設のペインクリニックに紹介していたが、いずれも患者QOLの向上に役立っている。各疾患の遠方在住の方は、地域の先生方の協力を得てふだんは地元で診て頂き、仕事や学校の休みに当院に通う場合もある。入院患者は重症薬疹や尋常性天庖瘡が主で、日本皮膚科学会HP記載のガイドラインや皮膚科Q&Aに沿った治療により、良好な救命率で推移している。皮膚腫瘍や母斑治療、レーザー治療は当院形成外科が担当し、皮膚原発悪性リンパ腫は、当院関連各科と共に、また状態や患者希望によっては他施設とも連携して当科で治療を行っている。

医療設備

医療用紫外線装置、CT、MRIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

麻酔科(ペインクリニック)

分野

ペインクリニック

特色

NTT関東病院ペインクリニック科などで経験を積んだペインクリニック認定医らが治療を行っている。一般的な外来神経ブロックだけでなく、透視下やエコーガイド下で行う特殊ブロックにも対応。近年増加しているがん患者に対しては、緩和ケア病棟で臨床経験を持つ医師が緩和ケア外来を担当し、オピオイドや鎮痛補助薬など専門治療を提供する。

症例数

09年5月に開設したペインクリニック外来(週2回)だが、10年3月までの新患者数は約200人。4月から週3回へ外来日数が増え、さらに増加が見込まれる

★変形性脊椎症や椎間板ヘルニア、帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛など良性疾患の割合が多いが、難治性のがん性疼痛に対する神経ブロック依頼が県内の病院からも増えてきている

★頸肩上肢の疼痛に対しては、星状神経節ブロックや透視下腕神経ブロック/神経根ブロックに加え、超音波ガイド下での神経ブロックにも積極的に取り組んでいる

★椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などによる腰下肢痛に対しては、腰部硬膜外ブロックのほかに透視下神経根ブロックや椎間板加圧術、椎間関節注入などを施行する

★バージャー病などの血行障害に対しては、腰部交感神経節ブロックを行う

★複合性局所疼痛症候群や帯状疱疹後神経痛などに代表される難治性疼痛に対しては、神経ブロックに加えモルヒネや抗うつ薬などによる薬物療法も取り入れている

★顔面神経麻痺に対する星状神経節ブロックや眼瞼/顔面けいれんに対するボトックス治療も施行

★がん性疼痛に対しては、薬物療法に加え腹腔神経ブロックや皮下トンネル作成型持続硬膜外ブロックなどを用い、患者さんの生活の質(QOL)向上に努めている。また、在宅がん患者様への往診対応も導入している。

医療設備

MRI、CT、透視下X線装置、エコー装置、神経刺激装置ほか。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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