専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

六甲アイランド甲南病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

循環器センター・循環器科

分野

循環器科

特色

病院の認可病床数は集中治療室8床を含む307床である。循環器専門医5人と後期研修医、臨床研修医で診療にあたっている。基本方針としてはエビデンス(科学的根拠)に基づいた検査、治療であり、方針を患者さんに十分説明し同意を得た上で検査ならびに治療にあたることである。入院患者さんの検査、治療はクリニカルパスを用い、標準化している。クリニカルパスにのっとった上でさらに週3回のカンファレンスにて個々の患者さんについて適切に対応している。心臓血管外科とも週に一度カンファレンスを行っている。また、近隣の透析病院とも連携を取り、腎不全患者さんの心臓病に対しても積極的に取り組んでいる。救急患者の受け入れは24時間体制で行っている。常時緊急カテーテル検査ならびに治療は可能である。

症例数

09年の年間検査件数は、冠動脈造影304件、電気生理学的検査30件、心エコー3,200件、負荷心電図805件、ホルター心電図905件、心筋シンチ415件などである

★虚血性心疾患の治療は第一選択として薬物治療を基本にしており、血圧、コレステロール、タバコなどの冠危険因子の管理、糖尿病に関しては糖尿病専門医と連携を取り管理している。実際にはカテーテルによる冠動脈形成術(インターベンション)を必要とする症例も多く、積極的に施行している。インターベンションの適応に関して、心筋シンチの結果を参考に決定している。10年4月の128列MDCTの導入により冠動脈などの評価も積極的に行っている。09年のカテーテルインターベンションは緊急を含めて138件である。必要な病変には血管内エコーを用いて病変の評価を行い、治療方針を決定している。急性冠症候群は09年は53件であり、うち急性心筋梗塞はインターベンション後ICUに収容し、厳重な管理を行っている。救命率は98%。常時、緊急カテーテル検査ならびに治療は可能である

★急性心不全は薬物治療が主体である。必要に応じて人工呼吸、補助循環、血液透析を行っている。慢性心不全では生活指導(体重のコントロール)、βブロッカー、ACE阻害薬、ARBなどの投与により、長期予後の改善、再入院の防止のために積極的に取り組んでいる

★不整脈に対しても、薬物治療が第一選択であるが、投薬の必要性についても慎重に検討している。不整脈の種類によっては無投薬にて経過をみている症例も多い。09年ペースメーカー植え込みは64件、カテーテルアブレーション24件である。適応、治療内容に関しても患者さんに十分な説明を行っている。不整脈疾患に関しては近隣の循環器病院からの紹介も多く、病病連携に努めている

★末梢血管病変にも積極的に取り組んでいる。形成外科、放射線科、心臓血管外科と連携を取り診断、治療にあたっている。これらの検査件数の割合を見ていただくと、どの疾患についても体に負担の少ない検査、治療から行い、必要に応じて侵襲的検査、治療を行っていることがわかっていただけると思う。また近隣の開業医の先生方との勉強会を定期的に行い、開業医の先生方との顔の見える病診連携に努めている。近隣住民の方々には病院主催の市民公開講座も行っており、種々の疾患に対する理解、予防の重要性について啓蒙している。

医療設備

ICU 8床、心臓カテーテル装置、冠動脈CT、心臓超音波装置4台、心臓核医学検査装置、電気生理学的検査用ポリグラフ、トレッドミル、ホルター心電図、IABP(大動脈内バルーンパンピング装置)、PCPS(経皮的人工心肺補助装置)など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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