国立病院機構 神戸医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 神戸医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

小児科

分野

小児医療

特色

総合病院としての特性を生かして院内関連各科と連携し、地域における成育医療の専門病院として出生直後の新生児から思春期に至るまで、子ども達の成長に応じた幅広い医療を提供している。産婦人科との連携によってリスクのあるベビーの出生には小児科医も立ち会い、誕生の時点より適切なケアを提供すると共に、その後も安心・安全な子育てができるよう発育・発達について支援を継続している。母乳育児の推進にも積極的であり、WHO/UNICEFにより「赤ちゃんにやさしい病院」としての認定を受けている。一般小児の診療では、感染症や川崎病などの急性疾患の診療はもとより、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食事アレルギーなどのアレルギー疾患や慢性腎疾患、肥満や夜尿などといった慢性疾患についてはエビデンス(科学的根拠)に基づいた標準的な治療指針に沿いながらも、個々の小児に見合った丁寧な指導・管理を行っている。小児救急については神戸市の2次救急輪番病院のひとつとしてその役割を担っている。

症例数

入院病床数は一般小児10床、病的新生児3床。外来患者数は1日平均約40人前後。08年度の入院患者数は、一般小児205人、新生児145人であった。院内出生数は年間約300人であるがリスクのある新生児は小児科の管理としている。08年度の入院患者の疾患の主な内訳は、呼吸器感染症103人、消化器感染症31人、髄膜炎・菌血症10人、けいれん性疾患12人、川崎病6人、ネフローゼなどの腎尿路疾患6人、低出生体重児34人など。食物アレルギーの負荷試験なども入院にて行っている。

医療設備

MRI、マルチスライスCT、超音波検査、脳波、呼吸機能検査、心理検査など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

特色

耳鼻咽喉科頭頚部外科領域全般の診察を行っているが、鼻副鼻腔疾患、喉頭疾患の診断と治療に重点をおいている。患者さんが納得して治療を選択できるように共に考える医療を目指している。手術療法、入院加療を主として行い、保存的加療、通院加療がご希望の場合は地域の先生方にお願いしている。悪性疾患は神戸大学病院、がんセンターと連携している。

症例数

内視鏡下鼻内手術約50件、喉頭微細手術約10件など

★当科での内視鏡下鼻内副鼻腔手術は保存的加療に抵抗する難治例を対象とし、全身状態に問題がない限り原則全身麻酔で行っている。鼻腔形態の異常が関与している場合は鼻中隔矯正術や下鼻甲介粘膜下骨切除などの鼻腔形態改善術を同時に行う。アレルギー性鼻炎合併例は下鼻甲介粘膜下凝固術も行う。鼻腔の機能保存に留意しながら術式を選択している。結果的に喘息を合併する難治症例が多い。眼科医と協力し、内視鏡下鼻内涙嚢鼻腔吻合術に対応している

★喉頭微細手術は全身麻酔、入院で行っている。必要症例に声の衛生指導を行っている

★顎下腺、耳下腺等の頚部腫瘍性疾患は良性を中心に扱っている。エコーガイド下での針生検も行って術前診断に役立てている。整容面にも留意している

★突発性難聴、顔面神経麻痺は障害の程度により入院加療を行っている

★派手さはないが、ある程度評価が定まった治療法をまず提案するようにし、地域の患者さんが安心して相談できる耳鼻咽喉科を目指している。その結果、入院期間の短縮、患者さんの負担の軽減につながるように考えている。医学生、医師の研修教育、臨床研究に携わっている。

医療設備

MRI、CT、聴力検査、内視鏡、電子スコープNBI対応、サージトロン、XPSマイクロデブリッダー、鼻腔通気度計、ストロボスコープ、電気味覚計、顔面神経刺激装置など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

皮膚疾患全般にわたって質の高い医療を目指している。評価の定まった治療を基本に、患者さんと十分話し合いながら診療している。入院定床304、医師総数65人という中規模施設であり、部門間、診療科相互に緊密な協力関係がある。皮膚の病理組織診断も病理専門医の協力があり、皮膚科医が行っている。地域医療連携室が設けられ、近隣の医療機関との連携は密である。

症例数

1日平均外来患者数約40人、1日平均入院患者数約8人

★主な入院疾患はアトピー性皮膚炎、じんま疹、中毒疹、薬疹、多型滲出性紅斑、結節性紅斑、アナフィラクトイド紫斑、類天疱瘡、強皮症、熱傷、皮膚潰瘍、母斑、良性腫瘍、基底細胞上皮腫、有棘細胞癌、悪性黒色腫、隆起性皮膚線維肉腫、丹毒、蜂窩織炎、カポジ水痘様発疹症、成人水痘、帯状疱疹、伝染性単核症などである

★手術は診断確定のための皮膚生検を含めて、年間約270例。症例により入院ないし外来で実施している。大きさの限られた母斑、良性腫瘍、悪性腫瘍が主な対象になる

★通常のメスによる手術のみならず、凍結外科療法(液体窒素による、綿球法、スプレー法、金属プローベ法)、高周波メスによる電気外科療法を症例に合わせて選択する

★接触皮膚炎や薬疹などの原因検索をパッチテスト、スクラッチテスト、光線テストなどにより行っている

★陥入爪(巻き爪)の治療に人工爪療法、超弾性ワイヤー法、フェノール法を実施している

★帯状疱疹後神経痛に対してイオントフォレーシス療法も可能である。

医療設備

デルマトスコープ、ビデオマクロスコープ、サーモグラフィー、凍結手術装置、高周波メス、イオン導入装置、紫外線照射装置。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

森田部長は地域医療連携室長を兼任しており、大型機器の地域の共同利用を推進し、各地域医療機関との連携を図っている。また、悪性疾患に対しては、外来での経過観察は各診療所にお任せし、定期的な検査や外来治療(通常の抗癌剤の投与の他、中心静脈用リザーバーや動注用リザーバーによる)や血管塞栓術での短期入院や重症時の入院加療を担当している。さらに、中心静脈用リザーバー設置術を地域医療連携室との協力体制の下、手がけており、在宅支援の一部を担っている。また、科内や院内でのカンファレンスはもとより、各区医師会と定期的に症例検討会や勉強会を行い、地域医療の質の向上に努めている。

症例数

病診連携による、放射線関係の地域医療機関からの紹介は、09年度(09年4月~10年3月)、CT 1,937件、MRI 1,537件、その他合計3,750件となっている。IVR=肝癌に対する血管塞栓術118例。中心静脈用リザーバー設置術54例。抗癌剤動注用リザーバー設置術9例。放射線科治療患者数は09年度110人、根治放射線治療率63%。

医療設備

CT、MRIほか。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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