東京女子医科大学附属八千代医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東京女子医科大学附属八千代医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

病院が開設されて5年半が経過した。原発性肺癌、転移性肺腫瘍、自然気胸、胸腺腫瘍を中心に症例数を伸ばしている

★特に慢性閉塞性肺疾患・肺気腫を合併した肺癌や気胸の症例に対して積極的に外科治療を行っている。胸腔鏡下手術は標準手術として定着しており、さらには肺機能および術後QOL(生活の質)を重視した術式の選択(機能温存手術)が多く行われている。呼吸器内科と共同して検査・診断・評価を行っている

★術前後での化学療法(抗癌剤治療)はもちろん、術後再発時や手術非適応の癌症例に対しても、可能な治療を選択して、QOL(生活の質)の維持と予後延長を目指している。その際周辺医療機関を含め、他の施設と協力して治療を行っている

★胸腺腫などの縦隔腫瘍に対しても、胸腔鏡を用いた手術を中心に行っており、従来の胸骨を縦に切開する方法(心臓手術などでみるアプローチ)は減っている。腫瘍による気道狭窄に対しては、放射線科と共同して局所麻酔下に気道ステントを挿入し、迅速に窒息症状を回避している

★患者説明に関しては、初診・検査結果説明・手術前説明で、平易な言葉や絵を使い、理解していただきやすいような工夫を凝らしている。そして必ず後で読み返せるように説明と同一内容の書面を作成して手渡ししている。術後の平均在院日数は、自然気胸で2~3日、肺癌で5~7日である。

症例数

症例数=年間呼吸器外科手術件数は150例前後で、肺癌手術件数は約70件である。毎年症例数は増加している。胸腔鏡手術はそのうち70%を占めている。開胸手術で行われる症例は、肺癌の進行症例(広範囲の切除が必要、特殊な術式、強い炎症を伴う症例)などであり、安全性を最重要に考えて、開胸方法を選択している

治療成績=開院してまだ日も比較的浅いため長期成績は出ていないが、前勤務地(千葉大学病院)を含めた関根医師の肺癌手術成績は、手術関連死 0.3~0.5%、5年生存率IA期 90%台、IB期75~80%、IIA、B期60%台である。IIIA期以上に関しては、術前化学療法/放射線療法を行って、手術に臨む症例が多い。

医療設備

64列マルチスライスCT、MRI、換気血流シンチグラフィー、電子内視鏡、レーザー治療器。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

形成外科

分野

形成外科

特色

顔面・頸部および手足の先天異常、血管腫・母斑等のアザや皮膚軟部腫瘍、褥瘡・糖尿病性潰瘍などの難治性皮膚潰瘍、加齢や紫外線による皮膚の変化(シミ、しわ、たるみ)など形成外科全般に力を注いでいる。救急外傷(熱傷、顔面骨骨折、指切断、腱断裂など)も随時受け入れている。また、下肢静脈瘤の治療、乳癌術後や婦人科手術後などに発生する四肢リンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術も積極的に行っている。さらに患者数が増加している加齢性(腱膜性)眼瞼下垂症は、眼科と連携して治療を行っている。

症例数

年間外来新患数は約1,080人。年間の手術件数は約640件(うち入院手術250件、外来手術390件)である

★皮膚皮下良性腫瘍摘出術では、部位にかかわらず創痕を最小限にするように配慮している。特に肩部背部の皮下脂肪腫では、内視鏡を用い、創痕が目立たない腋窩からのアプローチでの摘出を行っており、美容的効果をあげている

★胸腹部などの肥厚性瘢痕・ケロイドに対しては、スポンジ圧迫療法、ステロイド局所注射、トラニラスト内服療法を組み合わせた保存的療法と、時に手術治療も行う

★イチゴ状血管腫、単純性血管腫に対しては、生後早期からの色素レーザー照射を行い、良好な結果を得ている

★また、太田母斑、異所性蒙古斑に対しては、Qスイッチルビーレーザー照射を行っている

★皮膚アンチエイジング治療として、シミ、老人性色素斑、炎症性色素沈着に対して、Qスイッチルビーレーザー、光治療器およびハイドロキノン軟膏を用いて治療効果をあげている

★年齢的なシワ、小ジワや、皮膚のたるみの若返りに、フラクセルレーザーやボツリヌス治療などを行っている (種々のレーザー治療件数は、年間合計約430件) 。

医療設備

MRI、CT、MDCT、超音波、色素レーザー、Qスイッチルビーレーザー、IPL、フラクセルレーザー、皮膚潅流圧測定装置(SPP)、手術用顕微鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

小児科

分野

小児科

特色

小児・周産・女性部のなかに、小児科、発達小児科、小児集中治療科、新生児科を設置し、すべての小児を受入れる体制を整備している。小児救急は地元医師会と協働して院内にやちよ夜間急病センターを設置(午後8時~11時)。外傷も受け入れ。同時に、救急外来適正化のために院内トリアージ(重症度別に振り分け、治療の優先度を決めること)を06年開院時より行っている。病棟には、一般小児35床、PICU(小児集中治療室)6床(特定入院料算定は4床)、NICU(新生児集中治療室)15床、GCU(回復治療室)22床、一般新生児3床の81床を整備。千葉県の総合周産期母子医療センター、全県対応型小児連携拠点病院に指定されている。人口171万(小児人口23万)の巨大な2次医療圏の小児・周産期医療の中核施設として機能している。

症例数

年間外来患者数は約40,000人、小児救急患者数は約18,000人。救急車搬送受入れは約1,100台で、広域に受け入れている。小児・新生児病棟入院患者数は約2,000人、11年には四つ子が出生し話題になった。院内出生は850人前後。

医療設備

MRI、CT、心臓カテーテル検査、超音波検査装置4台、人工呼吸器20台、一酸化窒素吸入療法、持続的血液濾過透析、低体温療法、膜型人工肺、経皮的心肺補助、頭蓋内圧モニター、骨密度測定装置、核医学検査 など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

糖尿病・内分泌代謝内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

全身疾患である糖尿病や内分泌疾患をすべての診療や各コメディカル部門とともに総合的に診療し、患者のQOL(生活の質)向上を目指している。日本糖尿病学会臨床研修指定病院、日本内分泌学会臨床研修指定病院。

症例数

症例数=糖尿病約1,500人(うちI型糖尿病150人)、内分泌疾患約400人、脂質異常症約150人

★糖尿病は全身疾患であり高度な診療レベルを維持するためにすべての科との連携が必要な疾患である。日本人の死因の第2位の心血管病では循環器科や神経内科、腎症では透析のため腎臓内科、網膜症では眼科、また足壊疽では形成外科、整形外科、放射線科などとの連携のもと診療している。糖尿病の妊娠出産に関しては、母性胎児科との連携のもと比較的多数の出産数がある。主に1型対象であるが持続注入ポンプ使用も診療に取り入れ積極的に合併症抑制に取り組んでいる。また糖尿病患者の死因の第一位である癌については、当科外科系との連携で手術例については連携して加療している。科の取り組みとしては、心血管イベントの2次予防はもとより、初回の発症を予防する1次予防を初期のリスクある患者を見出し積極的な介入を心がけている。糖尿病指導については、医師、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、運動指導士などチームを作り、糖尿病教室、フォットケアなどの指導を行っている

★内分泌疾患については、甲状腺疾患が多いが下垂体疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患も診療している。手術が必要な下垂体腫瘍などは脳神経外科、副腎疾患は泌尿器科との連携のもと診療を行っている。副甲状腺疾患については、腺腫は他病院との連携のもと診断時点で手術を依頼している。アルドステロン症の診断については、副腎静脈サンプリングは放射線科にて施行し診断し、手術適応であれば泌尿器科にて腹腔鏡下手術を施行している。

医療設備

MRI、CT、核医学診断、骨密度測定、頸動脈超音波など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

神経内科

分野

神経内科

特色

急性期に特化した八千代市の基幹病院(355床)である。病床利用率は約90%、平均在院日数12.5日、1日の外来患者数は約900人で、救命救急センター、総合周産期母子医療センターを有し、DPC医療機関群II(高医療密度病院)に指定されている。地域医療支援病院として、地域の診療所・病院等との連携を推進しており、院内の診療科間・職種間の連携も良好である。八千代市および隣接地域には常勤の神経内科医が少ないため、脳血管障害に偏らず、幅広い神経内科救急疾患の患者が当院に搬送される。科長の専門である多発性硬化症・視神経脊髄炎の患者が多いのも特徴であり、多発性硬化症専門外来も行っている。日本神経学会准教育施設、日本脳卒中学会研修教育施設であり、計画管理病院として脳卒中地域連携にも尽力している。

症例数

神経内科の年間入院患者数は約150人、平均在院日数は約20日

★脳卒中については、主として脳梗塞の診療を担当し、超急性期の血栓溶解療法(アルテプラーゼ静注療法)は年間約10例に施行している

★脳炎・脊髄炎などの神経免疫疾患も多く、血液浄化療法や免疫グロブリン静注療法(IVIg)も積極的に行っている

★神経内科外来患者数は約1カ月400人、紹介率は約70%で、頭痛、めまい、しびれ、物忘れ、失神など、幅広い症状に対応している

★近隣の神経内科からの紹介も多く、パーキンソン病関連疾患、認知症、筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患や、片頭痛、てんかんの診断から初期治療を中心とした診療を行っている

★多発性硬化症(約40人)、視神経脊髄炎(約20人)をはじめとする神経免疫疾患の患者も多く、インターフェロンβ療法の導入、ステロイドパルス療法は基本的に外来通院で行っている。片側顔面けいれん、眼瞼けいれんに対してはボツリヌス毒素療法を施行している。治験や臨床試験にも数多く参加している。

医療設備

MRI、CT、SPECT、各種電気生理検査、頸動脈エコー、脳血管撮影、神経・筋生検など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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