専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

平塚市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

西湘地域の中核病院として、消化管および肝胆膵の消化器系疾患全般に対し、幅広く診療を行っている。最新の医療機器と医療技術を駆使して、正確な診断と的確な治療を目指している。消化器疾患の診断・治療には、放射線科・外科との連携が極めて重要であることから、他科との合同カンファレンスを含めて週4日カンファレンスを行うなど、チーム医療を実践している。急性期医療にも積極的に取り組み、消化管出血や閉塞性黄疸等の緊急性の高い疾患には、休日も含め24時間対応している。またインフォームド・コンセントを通して、常に患者との間に厚い信頼関係を構築し、心優しい医療を実践することを念頭において日常診療に従事している。認定施設としては、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設、日本肝臓学会認定施設、日本超音波医学会超音波専門医研修施設、日本大腸肛門病学会専門医修練施設、日本がん治療認定医機構認定研修施設。

症例数

11年度の入院患者数は年間1,458人で、病床数は58床

胃腸疾患=当科の消化管内視鏡検査数は、上部消化管3,471件、下部消化管1,763件(病院全体では上部消化管4,035件、下部消化管2,130件)。大腸ポリペクトミーおよび大腸粘膜切除術(EMR)266件は、症例により日帰り手術としている。内視鏡的粘膜下層切開剥離術(ESD)42件、食道胃静脈瘤に対する硬化療法(EIS)・結紮術(EVL)21件、胃瘻造設術(PEG)84件。進行癌に伴う消化管狭窄には、QOL(生活の質)を重視し、ステント留置やバルーン拡張術を施行している。炎症性腸疾患に対しては、栄養療法と5-ASA、ステロイドを中心とする薬物療法を主軸に、特殊療法として顆粒球除去療法(GCAP)を積極的に行い、症例に合わせてインフリキシマブを使用している。食道胃静脈瘤破裂や出血性胃十二指腸潰瘍、下部消化管出血等の消化管出血に対し、24時間体制で内視鏡的止血術(100件)を施行している

肝臓疾患=急性肝炎から慢性肝炎、肝硬変および肝癌の診療を幅広く行っている。C型肝炎に対しては、ペグインターフェロン・リバビリン・テラプレビル併用療法を主体としてインターフェロン治療を積極的に行っている。インターフェロン非適応例では、近隣医療機関と連携しグリチルリチン製剤等による肝庇護療法や瀉血療法を行っている。B型肝炎に対しては、核酸アナログ製剤による治療や、セロコンバージョン目的のインターフェロン治療を行っている。劇症肝炎に対しては、必要に応じて血漿交換(PE)、持続血液濾過透析(CHDF)やステロイドパルス療法を施行し、肝移植適応例は肝移植施設へ移送している。肝癌治療では、外科・放射線科と連携し、クールチップ針によるラジオ波焼灼療法(RFA)を主とした局所治療(20件)、外科的肝切除、経カテーテル肝動脈化学塞栓術(TACE)(45件)、定位放射線治療(SRT)等の各種治療法を選択、組み合わせることにより集学的治療を行っている。C型肝癌に対しては、肝癌治療後に積極的にインターフェロン治療を施行している。門脈圧亢進症に対して、部分脾動脈塞栓術(PSE)、経頸静脈的肝内門脈大循環短絡術(TIPS)およびバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)を施行している

膵・胆道疾患=内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)118件。総胆管結石に対して、常に外科と綿密に連携し、内視鏡的乳頭切開術(EST)(32件)等を行い、閉塞性黄疸に対しては、内視鏡的胆道ドレナージ術(61例)あるいは経皮経肝胆道・胆嚢ドレナージ(PTBD・PTGBD)(48件)による減黄を行っている。手術不能の悪性胆道狭窄に対しては、内視鏡的胆道ステント留置術等を行いQOLに配慮している。重症急性膵炎に対して必要に応じて持続血液濾過透析を含めた集学的治療により効果を上げている。

医療設備

電子内視鏡、超音波内視鏡(EUS)、アルゴンプラズマ凝固装置(APC)、ヒータープローブ、320列CT、MRI、血管造影(DSA)、造影エコー、ラジオ波、核医学、リニアック、体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)、持続血液濾過透析装置(CHDF)など
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

循環器内科

分野

循環器科

特色

病床数(循環器内科・心臓血管外科) 39床、うちCCU 6床

★13年1月より院内での連携強化並びに患者様にわかりやすい診療形態を目的に循環器内科、心臓・血管外科、放射線科からなる心臓大血管センターが発足した。平塚市を中心として大磯町、二宮町、茅ケ崎市、伊勢原市、秦野市、厚木市などからの患者様を受け入れ、公立病院として地域医療を担っている。心臓大血管センターとして365日、24時間体制で心臓血管救急医療に対応している

★治療方針については、センター内で意見交換を行い、患者様の一生を考慮した最良の方法を勧めることを心がけている。地元医師会との病診連携を重視し、積極的に紹介患者様を受け入れている。救急医療、急性期入院治療に重点を置き、状態が安定した場合には地域の診療所へ逆紹介を行っている

★慶應義塾大学、東海大学、杏林大学の各大学病院との医療連携あり。厚生労働省臨床研修病院、日本内科学会認定内科専門医教育病院、日本循環器学会認定循環器専門医研修施設、日本心血管インターベンション治療学会認定研修関連施設。詳しくはホームページ(http://www.hiratsuka-city-hospital.jp)参照。

症例数

12年の実績:循環器科外来患者数は1日平均75人、入院患者総数768人、内訳は虚血性心疾患371人(急性心筋梗塞54人)、心不全171人、不整脈53人、心臓カテーテル検査379件、カテーテル治療106件、永久ペースメーカー植え込み26件、心臓超音波検査3,943件、脈管エコー検査908件、トレッドミル運動負荷検査339件、ホルター心電図577件、心臓核医学検査181件

★カテーテル治療に関しては、冠動脈病変形態や併存疾患により薬剤溶出性ステントと一般型ステントを使い分けている。原則として心機能の低下した3枝病変や左冠動脈主幹部病変は心臓血管外科で冠動脈バイパス術、可能であれば心機能改善を期待した左室形成術(ドール手術)を行い長期予後の改善を図る。急性心筋梗塞に対しては24時間オンコール体制で緊急カテーテル治療を行っている。上室性頻拍症、心房細動などに対するカテーテルアブレーションに関しては大学病院と連携し、紹介している

★徐脈性不整脈に対しては、患者様に最も適切な機能を有するペースメーカー機種の植え込みを行っている。急性心不全に対しては入院加療、薬物治療を原則とし、難治例に対しては人工呼吸器、持続的血液濾過(CHDF)を使用する

★慢性心不全に対しては、食事療法、服薬指導、利尿剤投与に加えて神経体液性因子の調整、すなわちレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系抑制薬とβ遮断薬の導入を行う。重症例に対しては、心臓再同期療法(CRT)や在宅酸素療法(HOT)の適応を考える。

医療設備

CCU、ICU、心臓血管撮影室、電気生理学的検査、血管内超音波診断装置(IVUS)、人工呼吸器、大動脈内バルーンパンピング(IABP)、経皮的人工心肺補助装置(PCPS)、血液透析(HD、CHDF)、体外式ペースメーカー、高機能320列CT、64列CT、MRI、経胸壁心エコー、経食道心エコー、脈管エコー、トレッドミル、エルゴメーター、ホルター心電図、ポケット心電図モニター、血圧脈波検査、睡眠評価装置、心臓核医学検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

当科は13年(平成25年)1月1日から平塚市民病院心臓大血管センターとして生まれ変わる。このセンターは患者様にとりわかりやすく優しい医療、さらに、最新の医療を提供することをめざしている。当科は72年に開設され現在まで5,000症例を超える手術を施行し、心臓・胸部大血管手術(人工心肺使用手術)も2,000例を超えています。県央・湘南エリアで、年間100例以上の心臓・胸部大血管手術を10年以上にわたり行う唯一の施設として活動してきた。 

症例数

11年では心臓血管外科手術総数は407例。人工心肺症例は101例(手術死亡1例)で、虚血性心疾患 46例(うち人工心肺を使用しないバイパス術29例)、弁膜症37例、解離性大動脈瘤を含む胸部大動脈16例、先天性2例であった。ステントグラフト治療は45例で、うち胸部大動脈瘤9例、腹部大動脈瘤36例であった。新しいセンターでは心臓血管外科、血管外科、放射線科が一体となり胸部大動脈瘤・腹部大動脈瘤を治療する、低侵襲手術のステント治療を行う。高齢の方で、今まで侵襲の面から手術を断念せざるを得なかった胸部大動脈瘤に関しても、手術とステント治療を組み合わせたより低侵襲なハイブリッド治療を選択できるようになった。大動脈疾患から末梢動脈、静脈疾患まで心臓大血管センターで一括して治療できることとなった

★心臓血管外科においては、狭心症に対する低侵襲手術である心拍動下のバイパス手術(OPCAB)、あるいは僧帽弁弁膜症に対する僧帽弁形成術だけでなく、大動脈弁疾患においても自己弁を温存する弁形成術に積極的に取り組んでいる。平塚市民病院心臓大血管センター発足と同時に320列CT、64列CTの運用が開始される。循環器内科、放射線科が担当し、320列CTによる冠動脈CT検査を、従来の入院が必要な心臓カテーテル検査に代わり行うことが可能となり、患者様にとって侵襲の少ない短時間の外来検査として行うことができるようになる。平塚市民病院心臓大血管センターは医師、看護部門、臨床工学科、放射線科、事務部門の『絆』により平塚市民病院を挙げて前進いたします。

医療設備

心カテ装置、MRI、CT(320列、64列)、3D心臓超音波、補助循環(IABP、PCPS)など。
  • セカンドオピニオン受入 ◯
  • 初診予約 ◯
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

12年4月より、医師増員となった。女性医師1人を含む全6人のスタッフにより、産婦人科診療のほぼすべての領域を診療可能な体制が確立された。産科領域では、ハイリスク妊娠の管理・分娩をできるだけ取り扱うとともに、母児同室制・フリースタイル分娩の導入も開始した。婦人科では、腹腔鏡下手術を主体に、良性疾患から悪性腫瘍の治療まで、積極的に診療を行っている。なお、諸事情により受け入れを中断していていた不妊診療は、通常検査、腹腔鏡検査を主体に再開した。

症例数

産科=妊娠30週以後、1,000g以上の分娩から取り扱い、他院からの母体搬送も小児科との強力な連携の下に積極的に受け入れている。正常妊娠には定期的な超音波検査、ハイリスク妊娠に関しては詳細な超音波検査を施行し、適切な管理を行っている。12年の分娩件数は約530件。自然分娩を基本とし、計画出産は基本的に行っていない。完全母児同室制、立ち会い分娩、フリースタイル分娩を取り入れながら、助産師外来で継続的にケアを行うことができることも特筆すべき点である。小児科主治医の下、一貫した新生児管理が行われ、必要に応じ新生児集中治療室にて治療を行っている。○完全母児同室制:12年4月1日より、完全母児同室制に移行した。原則的に、入院中は新生児とともに過ごしていただく。立ち会い分娩:配偶者の立ち会い分娩が可能。「その時」の感動を分かち合っていただきたい。事前学習としてご夫婦で母親学級を受けていただく。○助産師外来:妊娠期間中のみならず、出産後の心身ケアを継続的に行っている

内視鏡手術=当院婦人科は腹腔鏡下手術に特化しており、卵巣のう腫、子宮筋腫などの良性腫瘍性疾患の大半を腹腔鏡にて治療している。予定手術は当然のこと、急性腹症などで緊急手術を要する状況となっても、腹腔鏡下手術を行うシステムが確立されている。さらに、外科、泌尿器科も腹腔鏡下手術に特化しているため、複数診療科で同時に個々の鏡視下術式を遂行することも少なくない。虫垂炎を外科で、同時に卵巣嚢腫を婦人科でという手術形態が可能ということである。子宮外妊娠手術、内膜症病変切除術、子宮筋腫切除、全腹腔鏡下子宮全摘など積極的に行っている。12年腹腔鏡下手術件数:140件。○内膜症病変切除術:深達度が非常に浅いホルミウムヤグレーザーを用いる腹腔鏡下内膜症漿膜病変切除は、比較的広範囲に漿膜内膜症病変を切除し、月経痛などの疼痛を大幅に軽減できる場合も少なくない。○子宮筋腫切除:条件によるが、10cm程度の筋腫まで腹腔鏡下手術の対象としている。○腹腔鏡補助下子宮脱手術:腹腔鏡を併用して行うこの術式は、合併症が少なく、体内に異物を残さない手術法。治療法でお悩みの方は、一度ご相談いただきたい

悪性腫瘍=婦人科悪性腫瘍に関してはカンファレンスおよび最新の知見のもと、患者様の社会的および家族背景を考慮し、広汎子宮全摘を含む手術療法、放射線療法、化学療法および放射線併用化学療法を行っている。緩和医療は、認定看護師、薬剤師との連携のもと、取り組んでいる。12年の悪性腫瘍手術件数:48件。認定看護師:専門知識と技術を有し、日本看護協会の認定審査に合格した資格を持つ看護師。当科には、癌性疼痛ケアを専門とする癌性疼痛看護認定看護師1人と、メンタルケアを専門とする心理カウンセラー1人が所属している

不妊診療=個々の患者様に最善の医療を提供する観点から通常検査、内視鏡手術を主体に行っている。タイミング療法、人工授精までの手技を行い、体外受精は行っていない

女性医療=更年期障害、高脂血症,骨粗しょう症などの閉経前後に起こりやすい症状に対し、漢方療法、ホルモン補充療法などを個々の症例に応じて扱い、中高年のQOL(生活の質)向上に努めている

その他=子宮頸癌ワクチン:公費助成対象を含め、随時対応。予約制につき、当院医事課にお問い合わせいただきたい。羊水検査:他院からの羊水検査のみの受け入れは行っていない。人工妊娠中絶:基本的に、当院では行っていない。

医療設備

CT(thin-slice)、MRI、リニアック、腹腔鏡、子宮鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

小児科

分野

小児医療

特色

平塚市、大磯、二宮地区の中核病院として地域に密着した小児医療全般にわたる診療を行っている。医師会、大学病院と連携し一般診療から専門外来まで幅広く対応しており、救急においては当地区の他の2病院との輪番制で2次救急を担当している。また、神奈川県周産期医療情報システムの中核病院として新生児集中治療室8床(NICU 3、GCU 5、呼吸管理2~3床まで)を持ち、24時間対応している。臨床研修指定病院。

症例数

過去3年の年間外来延べ患者数約10,000人、年間入院患者数約700人前後、新生児患者(NICU)は70~90人であった。地域の開業医からの紹介患者を中心に専門外来に重きを置いている。また1カ月1~2人の在宅酸素・人工呼吸器管理を行っている患児の訪問医療を開業医と連携し行っている。専門外来

循環器=先天性心疾患、川崎病、不整脈の診療

アレルギー・呼吸器=気管支喘息、食物アレルギーに対する薬物療法、生活指導。アレルギー患児の予防接種も積極的に行っている

腎臓=ネフローゼ、腎炎等の腎疾患の腎生検を含めた診断、治療

内分泌代謝=低身長、肥満、甲状腺疾患、糖尿病を中心に性腺機能異常、骨代謝疾患等広範囲な疾患に対応

神経=てんかん、発達遅滞等の治療、療育指導

新生児未熟児=発育発達の長期フォローアップ、療育相談。

医療設備

CT、MRI、SPECT、RI検査、超音波検査、脳波など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

一般的な疾患から入院手術を要する悪性腫瘍まで、幅広く皮膚疾患の治療を行っている。全身麻酔下の拡大切除や、重症軟部組織感染症に対する緊急デブリドマンなど、皮膚外科学にも積極的に取り組んでいる。

症例数

11年度の1日平均外来患者数約92人、1日平均入院患者数約10人、年間外来手術件数約280件、入院手術件数約41件(うち全麻・腰麻16人)

湿疹・皮膚炎群=きめ細かい外用・生活指導とともに、積極的にパッチテストを行い、原因・増悪因子の除去に努めている

尋常性乾癬=外用療法・光線療法・チガソンや免疫抑制剤内服などの治療を、重症度により組み合わせて選択している

円形脱毛症=難治例に対しては、免疫療法も施行している

水疱症=ステロイド・免疫抑制剤に抵抗性の重症例については、血漿交換法を併用し、良好な治療成績を得ている

感染症=重症帯状疱疹については、早期入院のうえ抗ウイルス剤の点滴を勧めている。致命率の高い壊死性筋膜炎などの重症軟部組織感染症に対しては、積極的にデブリドマンなどの緊急対応を行っており、ここ数年高い救命率を維持している

薬疹=重症薬疹については、ステロイド、ガンマグロブリン投与や血漿交換など集約的な治療を行っている。原因薬の検索も積極的に行い、副作用カードの発行を行っている

腫瘍=形成外科常勤医との連携も取りながら、担当医が、手術・病理組織学的診断・術後の経過観察、すべての過程に携わることを原則としている。08年からセンチネルノード生検も施行可能となった。11年度皮膚悪性腫瘍手術54例の内訳は、悪性黒色腫5、乳房外パジェット病1、扁平上皮がん11、基底細胞がん18、ボーエン病などの上皮内がん13、その他6。

医療設備

紫外線照射装置(ナローバンドUVB)、ダーモスコピーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

神経内科

分野

神経内科

特色

脳神経外科と連携し、脳神経科として診療を行っている。脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症、頭痛など神経内科疾患全般を対象としている。当院では救命救急センターと連携してオンコール体制をとっており、必要があれば時間外・休日でも対応可能である。特に、脳血管障害については脳梗塞に対する超急性期血栓溶解療法(t-PA療法)を施行するにあたり、救急隊直通のホットラインを用いて迅速な対応を心がけている。当院は急性期病院であるが、リハビリには理学・作業療法士、言語聴覚士、医療福祉相談室にはソーシャルワーカーが常勤し、クリニカルパス(入院時の治療計画)などを活用し退院後もアフターケアが行えるよう努めている。

症例数

外来患者数は神経内科として1日25~35人、入院患者数は脳神経科として年500~600人(神経内科単独では160~180人)、平均在院日数は3週間前後である

★脳血管障害については、脳神経外科、神経内科ともに対象としているが、髄膜炎などの炎症性疾患、ギラン・バレー症候群などの末梢神経疾患、多発性硬化症などの脱髄性疾患については、原則として神経内科で診療を行っている

★神経難病については、肺炎など合併症の治療を含め、他科とも協力し胃ろう造設や気管切開などの処置を適宜行っている

★希望があればボトックス注射による眼瞼けいれん、片側顔面けいれん、痙性斜頸に対する治療が可能である。

医療設備

MRI、CT、SPECT、脳波、筋電図、誘発電位、脳血管撮影、頸動脈エコーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳卒中の診療に特に力を入れており、神経内科と共に脳卒中センターを標榜し救急隊とホットラインで連携をとり、24時間体制の入院・治療(手術、t-PA治療を含む)が可能である。慶應大学病院の関連施設であり、医師の派遣(手術など)や患者の紹介もできる。

症例数

年間手術件数は約150例で、主な内訳は脳動脈瘤30、脳腫瘍15、頭部外傷(慢性硬膜下血腫を含む)30、その他、脳出血、水頭症、脳動静脈奇形、機能的疾患(顔面けいれん、三叉神経痛、パーキンソン病、本態性振戦)、小児先天奇形、モヤモヤ病、脳梗塞(頸動脈狭窄など)等となっている

★破裂脳動脈瘤に対しては、急性期開頭手術(クリッピング)を原則とするが、クリッピング困難な症例等に対しては血管内治療(コイル塞栓術)も行っている。社会復帰率は7割程度の成績をあげている

★血管内治療専門医が常勤しており血管内治療が可能。対象は脳動脈瘤、脳動静脈奇形、頸動脈狭窄など

★脳腫瘍に対しては手術の他、必要な症例では化学療法と放射線照射を行っている。ガンマナイフ、サイバーナイフは他施設へ紹介可能

★リハビリは超急性期から行っており必要に応じ地域連携パスを用い、回復期リハビリ専門病院に紹介可能

★パーキンソン病に対しては、県内では他の施設に先がけ01年より脳深部刺激手術(DBS)を施行している。刺激条件の調整も可能である。手術適応は、日内変動を示す寡動・歩行障害例、および薬剤抵抗性の振戦例である。

医療設備

CT、3DCT、MRI、SPECT、脳血管撮影装置、放射線治療計画装置、レクセル定位脳手術装置、手術用顕微鏡2台、CUSA、PAL-1メス、術中超音波診断装置、神経内視鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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