ここの病院の利用促進につながるくちコミにならないのではと悩みましたが、「批判」ではないのでくちコミします。
ここの病院はいわずと知れた大学病院で、高度かつ最先端の医療が行われているところです。
いわば、地方医療の最後の砦的な「役割」を持っている病院です。
ここの病院はいつも大変混雑していることは、一度利用された方ならご承知のことと思います。
私も以前は体調不良や風邪かなっと思っただけで利用していました。
事実、私の両親や知人も、風邪や腰痛、ものもらいや発疹など、何かにつけこの病院をよく利用しているようです。
しかし、最近の地域医療の抱えている問題などを耳にしますと、私たち患者が病状に応じて病院を使い分けする必要があるのではないかと最近思うようになりました。
つまり、個人病院には個人病院、総合病院には総合病院、大学病院には大学病院、それぞれ地域医療に対する「役割」があって、病状の程度と、病院の役割を照らし合わせながら病院を選ぶというスタイルです。
逆を言うと、患者が何から何まで大病院に診てもらっていては、医療の役割に応じた体制が育たないという不安です。
むかし、「赤ひげ先生」と呼ばれる健康や病気の相談を一手に引き受けているようなお医者様がいらっしゃいました。
とりあえずそこの病院(個人病院)に行って、より専門的な検査が必要であれば紹介していただくといった診療体制です。
このような体制が育っていないのは、患者の病院の選び方にも問題があるのではないか、と最近考えています。
この病院も、より高度で最先端の医療を行うべく、病棟の改修が進んでいるようです。
みなさんが病院の役割について少しだけでも考えていただけたらうれしいです。

(追記) 2008/08/26 病院再開発の計画が着々と進んでいるようです

現在、病院再開発の計画が着々と進んでいるようです。
「病院ホームページ」へ行き、「施設案内>病院再開発について」と進んでいくと、計画中の新病棟の内観パースと鳥かんパースを見ることができますが、それはもう大変素敵で、「一流ホテルか高級デパートか・・・」といった建物が出来上がるようです。確かに、地方医療の要となる大学病院で最先端の医療が提供されるべき、という視点からすれば、この病院の再開発は非常に意義のあることです。それは医療設備だけではなく、医療とはどうあるべきかなどの大きなテーマを掲げれば、おのずと品とゆとりのある建物のデザインにもなるのでしょう。
いつも大変混雑している病院ですし、建物も一部だいぶ古くなってきているので、喜ばしいことです。

一方で、この病院の再開発の方向性が正解かどうか、地域医療の格差を少しでも減らしていける仕組みも合わせて再開発されていくかは、利用する私たちも見守りつつ、自分たちなりの意見を持つべきかもしれません。

2007年06月05日投稿

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