クラビット点滴静注バッグ500mg/100mL

処方薬注射剤

クラビット点滴静注バッグ500mg/100mLの基本情報

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作用と効果

ニューキノロン系抗菌製剤で、感染時に細菌などのDNA複製を阻害し、殺菌作用を示します。
通常、呼吸器感染症、腸チフス、パラチフスなど広い範囲の感染症の治療に使用されます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、心疾患(不整脈、虚血性心疾患など)、てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴がある。重症筋無力症。ナトリウムの摂取が問題となる。

妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、1日1回、約60分間かけて点滴静注します。

効果を見ながら使用期間を決めていきます。

副作用

主な副作用として、不眠、下痢、便秘、注射部位の変化(注射部位紅斑、注射部位のかゆみ、注射部位のはれ、注射部位の痛み)、腹部不快感、湿疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・紅斑、寒気、呼吸困難、顔面蒼白、冷汗 [ショック、アナフィラキシー]

・発熱、紅斑、水疱、びらん [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・筋肉が発作的に収縮する [痙攣]

・胸痛、動悸、胸部不快感 [QT延長、心室頻拍(Torsades de pointesを含む)]

・発熱、全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ [急性腎障害、間質性腎炎]

・吐き気、嘔吐、食欲不振、倦怠感、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる [劇症肝炎、肝機能障害、黄疸]

・発熱、のどの痛み、全身倦怠感、出血傾向(歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血など) [汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少]

・発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎、好酸球性肺炎]

・腹痛、頻回の下痢、吐き気 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]

・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]

・発汗、動悸、脱力感 [低血糖]

・腱周辺の痛み、浮腫、発赤 [アキレス腱炎、腱断裂などの腱障害]

・考えがまとまらない、時間や場所などが理解できない、話の筋や行動がまとまらない [錯乱、せん妄、抑うつなどの精神症状]

・発熱、関節痛、紫斑 [過敏性血管炎]

・上まぶたの下垂、複視(物が重なって見える)、運動時の筋肉の疲労感 [重症筋無力症の悪化]

・しわがれ声、飲み込みにくい、胸部や背部の痛み、息苦しい [大動脈瘤、大動脈解離]

・四肢のしびれ、筋力低下、痛み [末梢神経障害]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

第一三共株式会社

薬価

1キットあたり3473円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 化学療法剤 > 合成抗菌剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レボフロキサシン水和物

この成分で処方薬を探す

YJコード

6241402G1024

レセプト電算コード

622030201

更新日付:2023年08月04日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

クラビットに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・クラビット点滴静注バッグ500mg/100mLを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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