ベストロン耳鼻科用1%(50mg)

処方薬

ベストロン耳鼻科用1%(50mg)の基本情報

印刷する

アクセスランキング(04月23日更新)

  • 先々週:--位
  • 先週:--位
  • 今週:--位
つぶやく いいね! はてなブックマーク
  • ベストロン耳鼻科用1%(50mg)の画像
    ベストロン耳鼻科用1%(50mg)の画像

作用と効果

セフェム系の抗生物質で、細菌を構成する成分(細胞壁)の合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
通常、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、喘息、発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状が出たことがある、或いは、起こしやすい親兄弟がいる。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

薬の溶かし方
・粉末瓶(ガラス瓶)の切り口から紫色のビニールをはがし、灰色のゴムキャップをはずしてください。ゴムキャップは親指で強く押し上げると、はずしやすいです。粉末がこぼれないように注意してください。
・溶解液瓶(プラスチック容器)の切り取り口からビニールをはがし、白い大キャップをまわして、とりはずしてください。
・ふたを開けた粉末瓶(ガラス瓶)に溶解液瓶(プラスチック容器)をしっかり差し込んでください。2つの瓶を差したまま、よく振って粉末(薬)を完全に溶かしてください。溶かす際には、粉末や溶解液がこぼれないように注意してください。
・溶解液瓶(プラスチック容器)に溶かした薬液を移し、粉末瓶(ガラス瓶)をはずして、白い大キャップを固くしめてください。
(溶かし方の詳細につきましては、薬局で渡される携帯袋の裏面や説明書をご覧ください。)

外耳炎、中耳炎
通常、1回6~10滴、1日2回点耳します。点耳後は約10分間の耳浴を行います(※)。症状により点耳回数が増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
紫色小キャップのみをとりはずして使用してください。
※耳浴の方法:
・医師の指導に従って、耳の入口部の汚れをティッシュや綿棒で取り除いてください。冷たい薬液を耳に入れるとめまいを起こすことがありますので、部屋の温度に戻してからご使用ください。
・治療する方の耳を上にして横向きに寝て、医師が指示した量を滴下してください(点耳)。容器の先端が直接耳に触れないよう注意してください。
・点耳後は約10分間、点耳した方の耳を上にして横向きの姿勢で、じっとしていてください(耳浴)。
・耳浴後は、清潔なガーゼやティッシュペーパーなどを耳に当てながらゆっくりと起き上がり、耳の外に流れ出た薬液を拭き取ってください。使用後は、きれいに手を洗ってください。
(耳浴の詳細につきましては、薬局で渡される説明書をご覧ください。)
副鼻腔炎
通常、1回2~4mL、1日おきに1週間に3回ネブライザーで吸入します。もしくは、1回1mL、1週間に1回、医師が頬の内側にある空洞(副鼻腔の一つである上顎洞)内に薬液を注入します。いずれの場合も、症状により薬液の使用回数が変わる場合があります。必ず指示された使用方法に従ってください。

誤って点眼した場合、水道水でよく洗ってください。その後、違和感があるようでしたら眼科を受診することをお勧めいたします。

使用し忘れた場合は、気がついたときに1回分を使用してください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合は、忘れた分は使用しないで1回分を飛ばしてください。2回分を一度に使用してはいけません。

誤って多く使用場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、使用を止めないでください。

副作用

主な副作用として、ヒューヒュー音(喘鳴)、咳、鼻汁やくしゃみ(鼻炎)、嘔吐、吐き気、発疹、頭の痛み(頭痛)、耳の穴の入り口から鼓膜の湿疹(外耳道湿疹)、耳に使用した際の痛み(点耳時耳痛)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・じんま疹、チアノーゼ(皮膚、唇、爪などが青紫色になる)、発汗 [ショック、アナフィラキシー]

・ヒューヒュー音(喘鳴)、発作的な息切れ、呼吸がしにくい [喘息発作、呼吸困難]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

粉末および溶解液(溶かす前):乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光を避け、室温(1~30℃)で保管してください。
薬液(粉末を溶かした後):乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光を避け、冷所(1~15℃)に保管してください。

薬液を冷所(1~15℃)に保存した場合は7日間以内、ネブライザーの使用で室温(1~30℃)に保存した場合は20時間以内に使用し、その期間を過ぎた薬液は使用しないでください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。

誤用や品質が変わる原因になるため薬液は溶かした容器以外の容器に入れて使用しないでください。

薬液の容器に薬液以外の他のものを入れて使用しないでください。

医薬品情報

製薬会社

セオリア ファーマ株式会社

薬価

1mLあたり92.7円

剤形

用時溶解型の外用液剤、(粉末)白色~帯橙淡黄色、(溶解液)無色澄明、(粉末を溶解液で溶かした液)無色~淡黄色澄明、(溶かした後の液量)5mL(薬剤の濃度は1%)

シート記載

(粉末瓶)ゴム栓付きのガラス瓶 (溶解液瓶)溶解液、紫色小キャップ、白い大キャップのプラスチック容器

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 感覚器官用薬 > 耳鼻科用剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

セフメノキシム塩酸塩

この成分で処方薬を探す

YJコード

1325702Q1040

レセプト電算コード

620006516

更新日付:2023年09月27日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

ベストロンに関する医師Q&A

現在募集中の治験

QLifeでは、次の治験にご協力いただける方を募集しています。

ベストロン耳鼻科用1%(50mg)の他の剤形

この薬を調べた人は、他にこんな薬を調べています

おすすめの記事

ご利用に当たっての注意事項

  • ・掲載している情報は、セオリア ファーマ株式会社の提供情報を元に、くすりの適正使用協議会が独自に編纂したものです。正確な情報に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ベストロン耳鼻科用1%(50mg)を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
  • ・当サービスによって生じた損害について、株式会社QLife及び、くすりの適正使用協議会、株式会社ネグジット総研ではその賠償の責任を一切負わないものとします。