スピオルトレスピマット60吸入

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スピオルトレスピマット60吸入の基本情報

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作用と効果

長時間作用するムスカリン受容体拮抗薬と長時間作用するβ2受容体刺激薬の配合剤で、気管支収縮を抑え、気管支を広げて、呼吸を楽にし、息切れなどを起こりにくくします。
通常、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状を和らげることに用いられます。毎日規則正しく吸入する薬で、急な症状の悪化を速やかに鎮める薬ではありません。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障、前立腺肥大などによる排尿障害、心疾患、腎機能が低下している、痙攣性疾患、糖尿病、甲状腺機能亢進症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1回2吸入を1日1回吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。

使用説明書に書かれている「スピオルトレスピマットの吸入方法」をよく読んで使用してください。

できるだけ同じ時間帯に吸入してください。

過度の使用により不整脈、心停止などの副作用が発現する危険性があります。1日1回を超えて吸入しないでください。

眼に入らないように注意してください。眼に入った場合、水で十分洗眼してください。万一、結膜の充血や角膜の浮腫に伴う赤眼、眼痛などが現れた場合には、できるだけ早く眼科医に受診してください。

吸入を忘れた場合は、気がついた時点で吸入できるようでしたら、できるだけ早く吸入してください。しかし、吸入用器具や吸入薬を持ち合わせていない場合や、次に吸入する時間が近い場合には、1回分を飛ばして、次の分から通常の吸入のしかたに戻してください。ただし、吸入を忘れている間に症状が変化した場合は医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に使用しないでください。

誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で吸入を止めたりせず、指示どおりに治療を続けてください。

副作用

主な副作用として、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・起坐呼吸(横になるより座っている時に呼吸が楽になる)、動悸、胸の痛み [心不全、心房細動、期外収縮]

・腹部膨満感、吐き気・嘔吐、便秘 [イレウス]

・視力低下、眼痛、頭痛、眼の充血 [閉塞隅角緑内障]

・咽頭浮腫、じんましん、血管浮腫、呼吸困難 [アナフィラキシー]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気、冷凍を避けて保管してください。

薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。地方自治体により定められた廃棄処理方法に従ってください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

薬価

1キットあたり6195.8円

剤形

吸入剤

シート記載

-

薬効分類

個々の器官系用医薬品 > 呼吸器官用薬 > 気管支拡張剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

チオトロピウム臭化物水和物

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オロダテロール塩酸塩

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YJコード

2259807G2022

レセプト電算コード

622450201

更新日付:2021年04月19日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

スピオルトに関する医師Q&A

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・スピオルトレスピマット60吸入を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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