ワゴスチグミン注2mg

処方薬注射剤

ワゴスチグミン注2mgの基本情報

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作用と効果

神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を抑え、さらにアセチルコリン様の作用を示すことにより、筋肉(骨格筋、消化管や尿路の平滑筋など)の収縮を促します。
通常、重症筋無力症、クラーレ剤(ツボクラリン)による遷延性呼吸抑制、消化管機能低下のみられる手術後および分娩後の腸管麻痺、手術後および分娩後における排尿困難の治療、非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化管または尿路に閉塞がある。迷走神経緊張症がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

重症筋無力症、クラーレ剤による遷延性呼吸抑制、消化管機能低下のみられる手術後および分娩後の腸管麻痺、手術後および分娩後における排尿困難:通常、成人は1日1~3回、皮下または筋肉内に注射します。
非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗:通常、成人は静脈内に注射します。また、通常、アトロピン硫酸塩水和物を同時に静脈内に注射します。

症状を見ながら、使用期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

副作用

主な副作用として、腹痛・腹部緊張感、過敏症状などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・腹痛、下痢、発汗、唾液の分泌過多 [コリン作動性クリーゼ]

・脈拍数増加、胸部の違和感、動悸、胸の痛み [不整脈]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

共和薬品工業株式会社

薬価

1管あたり233円 ジェネリックを探す

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

神経系及び感覚器官用医薬品 > 末梢神経系用薬 > 自律神経剤 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

ネオスチグミンメチル硫酸塩

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YJコード

1233400A3020

レセプト電算コード

620001300

更新日付:2020年06月24日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・掲載している「関連する疾患」、「併用禁忌・併用注意」の情報は、医療用医薬品の添付文書を元に薬剤師が監修して作成したものです。内容を完全に保証するものではありません。
  • ・ワゴスチグミン注2mgを適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
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