レカルブリオ配合点滴静注用

処方薬注射剤

レカルブリオ配合点滴静注用の基本情報

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作用と効果

細菌のペニシリン結合蛋白質に作用し、細胞壁合成を阻害して殺菌的に作用するカルバペネム系抗生物質です。また、一部の細菌は抗生物質を分解する酵素(β-ラクタマーゼ)を産生しますが、この酵素を阻害する成分も含んでいます。
通常、カルバペネム系抗菌薬に耐性を示し、本剤に感性の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、緑膿菌、アシネトバクター属による各種感染症の治療に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状を起こしやすい体質がある。経口摂取の不良または非経口栄養、全身状態が悪い。てんかんの既往歴あるいは中枢神経系障害がある。腎機能障害がある。肝機能障害がある。血液障害がある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、成人は1日4回30分かけて点滴で静脈内に注射します。

具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

点滴開始から終了後まで、安静にしてください。

副作用

主な副作用として、全身性強直性間代性発作、発熱、注入部位の紅斑などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・痙攣、呼吸停止、意識障害、意識喪失、呼吸抑制、錯乱、不穏 [中枢神経症状]

・不快感、発汗、全身潮紅 [ショック、アナフィラキシー]

・眼球結膜の充血、発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

・食欲不振、からだがだるい、皮膚や結膜などが黄色くなる [重篤な肝障害]

・発熱、から咳、呼吸困難 [気管支痙攣、間質性肺炎、PIE症候群]

・貧血症状、発熱、出血傾向 [重篤な血液障害]

・尿量変化、全身倦怠感 [重篤な腎障害]

・腹痛、下痢、吐き気 [偽膜性大腸炎]

・局所の疼痛、腫れ [血栓性静脈炎]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

飲み合わせなど併用禁忌・注意の処方薬

併用禁忌:一緒に服用してはいけない薬の組合せ

併用注意:一緒に服用することは可能ですが、その際に注意をする必要がある組合せ

重要・必ずご確認ください

  • お薬の併用に関する以下の情報は、添付文書に記載されている薬剤の「成分」や「分類」をもとに表記されます
  • そのため、ここで『併用禁忌』や『併用注意』と表記されていても、個別の製剤や、用法・用量によっては異なる場合があります
  • 現在お使いのお薬に関してご不明点がある場合は、かかりつけの医師・薬剤師にご相談ください
  • 決して自己判断で併用/併用中止しないでください

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医薬品情報

製薬会社

MSD株式会社

薬価

1瓶あたり22447円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

病原生物に対する医薬品 > 抗生物質製剤 > 主としてグラム陰性菌に作用するもの 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

レレバクタム水和物

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イミペネム水和物

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シラスタチンナトリウム

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YJコード

6129500D1027

レセプト電算コード

622870101

更新日付:2021年11月09日

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