グランシリンジ150[抗悪性腫瘍剤との併用療法]

処方薬注射剤

グランシリンジ150[抗悪性腫瘍剤との併用療法]の基本情報

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作用と効果

休止しているがん細胞の細胞周期を再開させることなどにより、併用する抗悪性腫瘍剤に対する感受性を高めます。
通常、再発または難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法に用いられます。

使用上の注意

以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。他の白血球(好中球)を増やす薬の投与を受けて、発しんやかゆみなどが出たことがある。

妊娠または授乳中

他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量

通常、抗悪性腫瘍剤の治療開始前日から終了日まで、1日1回皮下または点滴を含む静脈内に注射します。

効果を見ながら使用期間を決めています。具体的な使用期間については、医師にお聞きください。

使用前に、少量を皮内に注射して異常が見られないか確認することがあります。

副作用

主な副作用として、骨痛、腰痛、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。

・じんま疹、息苦しい、めまい [ショック、アナフィラキシー]

・息切れ、咳、発熱 [間質性肺炎]

・息苦しい、呼吸が浅くなる、手足の爪や唇が青紫色になる [急性呼吸窮迫症候群]

・息切れ、発熱、体がだるい、出血しやすい、めまい [芽球の増加]

・全身のむくみ、急激に体重が増える、心拍数増加 [毛細血管漏出症候群]

・発熱、体がだるい、首など様々な部位の痛み [大型血管炎(大動脈、総頸動脈、鎖骨下動脈などの炎症)]

・腹(左上腹部)の違和感、腹(左上腹部)の痛み [脾腫・脾破裂]

以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医薬品情報

製薬会社

協和キリン株式会社

薬価

1筒あたり10117円

剤形

注射剤

シート記載

-

薬効分類

代謝性医薬品 > 血液・体液用薬 > その他の血液・体液用薬 同じ薬効分類の薬を探す

主成分

フィルグラスチム(遺伝子組換え)

この成分で処方薬を探す

YJコード

3399405G2026

レセプト電算コード

640462012

更新日付:2023年11月21日

薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

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  • ・グランシリンジ150[抗悪性腫瘍剤との併用療法]を適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(電話:0120-149-931)にご相談ください。
  • ・より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。
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