おしゃれもお出かけも、思う存分楽しむために
[通年性アレルギー性鼻炎] 2023/08/21[月]
中学生のときに通年性アレルギー性鼻炎と診断されたAさん(20代女性会社員)。ひどい鼻水に悩まされ、さまざまな制限と不安のなかで日々を過ごされていたようです。どのようにしてそれを克服されたのでしょうか。お話を伺いました。
Point
- 鼻水の症状が強く、満足に楽しめなかったお出かけやお化粧
- ライフスタイルに合った治療法を選択し、明るい生活を取り戻すことができた
- 不快な症状に慣れないで! 受診して、自分に合った治療を見つけよう
中学生のころから鼻水症状に悩み、ティッシュが手放せない毎日を過ごす
私はもともと花粉症だったのですが、花粉のシーズンが終わってもさらさらとした透明な鼻水が止まらないことがあったので、アレルギー科を受診したところ、通年性アレルギー性鼻炎と診断されました。花粉症が長く続いているものだと思いこんでいたので、正確に診断していただいたことはよかったのですが、ずっと続く病気なのかという不安がありましたし、なにより症状が強く、日常生活のなかでの困りごとが少なくありませんでした。
まず、常に鼻水が出ていたのでティッシュを手放すことができません。洋服はポケットがあるものを選び、必ずティッシュを入れておくようにしていました。試験のときは、不正を疑われないためにティッシュを机の上に置くのですが、取り出すときにガサゴソと音を立てないように注意し、鼻をかむときも静かにかむようにと気を遣いました。また、鼻をかんだティッシュでポケットがいっぱいになってしまうこともよくありました。
鼻をかむことの煩わしさが常につきまとう
鼻をかむ、という行為にも恥ずかしさがありますよね。男性とデートするときに鼻なんてかみたくありません。友達とテーマパークに遊びに行くことになっても、「思い切って遊べないかも」と心配になり、キャンセルしてしまったこともあります。「鼻ばかりかんでいて、汚いって思われないかな」という不安も常にありました。
また、流行りのお化粧に挑戦できないことも悲しく思っていました。せっかくお化粧をしても、鼻の下だけはすぐに取れてしまう、鼻のかみ過ぎで赤くなっているのでそこは隠さないといけない、といったような煩わしさがあります。夜は、ヒリヒリする鼻の下にワセリンを塗ることが日課でした。
鼻水が主な症状でしたが、ときどきくしゃみも出ます。テストのときや英語のリスニングの授業中にくしゃみをするとみんなに迷惑をかけてしまうので、出そうになったら鼻をつまんで我慢しました。今の治療に出会う前は、そんな苦労ばかりだった気がします。
処方薬を何種類か試し、ついに自分に合った薬に出会う
通年性アレルギー性鼻炎と診断されてからも、あまり通院はせず、市販薬でなんとか乗り切ろうとしていました。でも、市販薬は私には合わなかったのか、けっこう強い副作用に悩む日々。眠くなったり、ぼーっとして頭が回らなかったりしたので続けることは難しいかなと思い、再びアレルギー科を受診することにしました。
アレルギー科ではお薬を処方してもらいましたが、初めから効いたわけではありません。最初に試したのは、症状が軽い方がよく飲まれるお薬でした。でも、私にはあまり効果がなかったので、2番目にもう少し強いお薬を処方してもらいました。そのお薬はある程度効果があったと思うのですが、眠気とのどの渇きという2つの副作用が強く現れたので、違うお薬に変えてもらうことにしました。3番目のお薬は、1日3回服用のお薬だったので、効く・効かないよりも服用の煩わしさがあり、続けることを諦めました。
ようやく出会えたと思えるお薬が、4番目に処方されたお薬です。このお薬を飲み始めてからは、鼻水やくしゃみに悩まされることがまったくなくなりました。眠気、のどの渇きなどの副作用も感じません。また、1日1回服用、口の中で溶けるお薬なので水なしでいつでも服用できる点も便利です。私は枕元に置いて、寝る前に飲むことを習慣づけ、飲み忘れることもなくなりました。
ティッシュを手放せない日々から卒業し、お出かけも楽しみに
現在のお薬を飲むようになってからは、生活のなかに自由が生まれた、という気がしています。ティッシュが手放せない不安から解放された、お出かけすることが苦にならなくなった、嫌いだった鼻声が自分の声に戻った、など、嬉しいことがたくさんあります。大好きなカラオケも、以前は行くことを躊躇していましたが、今は思う存分、自分の声で楽しめるようになりました。自分に合った治療と出会うことで、こんなにも明るい気分になるのだと驚いていますし、がまんせずに受診してよかったと心から思います。
自分に合った治療がきっと見つかるはず。がまんせずにまずは受診を
通年性アレルギー性鼻炎があって、少しでも悩んでいる方がいたら、まずは受診してほしいと思っています。私も、受診する前はインターネットでいろいろと調べて、正しいのか正しくないのかわからない情報も含めて自己流の対策をしたことがありますが、あまりうまくいきませんでした。受診時に私の病気の状態と生活スタイルを主治医に知ってもらい、一緒に治療を考えたことがよかったのかなと振り返ってみるとわかります。
受診することで症状を我慢する生活とはさよならできるかもしれません。どんな小さなことでも医師に相談し、同じ症状に苦しむ人に自分に合った治療を見つけてほしいと願っています。
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