出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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病名
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  • 先天性心疾患

    せんてんせいしんしっかん

    先天性心疾患とは、生まれつき心臓に何らかの異常を認める病気です。さまざまな異常があり、その種類により診断名が決められて…

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  • 心室中隔欠損

    しんしつちゅうかくけっそん

    心室中隔欠損は、左右心室の間にある心室中隔に欠損孔が認められる病気です(図3)。

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  • 心房中隔欠損

    しんぼうちゅうかくけっそん

    左右心房の間にある心房中隔に欠損孔を認める病気です(図4)。

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  • 動脈管開存

    どうみゃくかんかいぞん

    大動脈と肺動脈とをつなぐ血管を動脈管と呼びます。動脈管は赤ちゃんがおなかのなかにいる時には大切な血液の通り道ですが、出…

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  • 肺動脈狭窄

    はいどうみゃくきょうさく

    右心室の流出路から肺動脈までのどこかに狭窄を認める時(図6)、肺動脈狭窄と診断します。右心室から肺動脈への血液の流れが…

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  • ファロー四徴症

    ふぁろーしちょうしょう

    ファロー四徴症はチアノーゼ(皮膚や粘膜が紫色になる)が出る先天性心疾患であり、心室中隔欠損、右心室流出路狭窄、大動脈騎…

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  • 心内膜床欠損

    しんないまくしょうけっそん

    心臓の中は、縦に伸びる中隔という壁と、横に位置する房室弁が十字に交差して、4つの部屋(左右の心房と心室)に分けられてい…

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  • 大動脈縮窄

    だいどうみゃくしゅくさく

    大動脈は心臓から全身に血液を送る大血管です。大動脈はまず、頭側に向かい(上行大動脈)、次に弓を描くように180度曲がり…

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  • 大動脈弁狭窄

    だいどうみゃくべんきょうさく

    大動脈弁が狭いことにより、左心室から大動脈への血液の流れが障害されて左心室に負担がかかります。左心室の心筋は厚くなり、…

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  • 大動脈肺動脈中隔欠損

    だいどうみゃくはいどうみゃくちゅうかくけっそん

    大動脈と肺動脈の間の壁が一部欠けて、穴があいた状態です。「大動脈肺動脈窓」ともいわれます。頻度は全先天性心疾患の約1・…

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  • 総動脈幹残遺症

    そうどうみゃくかんざんいしょう

    大動脈と肺動脈が合わさり、総動脈幹という1本の太い血管となっている状態です(図11)。その動脈幹から、全身と肺に行く血管…

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  • 三尖弁閉鎖症

    さんせんべんへいさしょう

    右心房と右心室の間の三尖弁が、先天的に閉鎖している状態です(図12)。全身から右心房にもどってきた血液は、三尖弁が閉じて…

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  • 完全大血管転位症

    かんぜんだいけっかんてんいしょう

    心臓から出る大動脈と肺動脈が入れ替わって、左心室から肺動脈、右心室から大動脈が出ている状態です(図14)。全身からもどっ…

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  • 修正大血管転位症

    しゅうせいだいけっかんてんいしょう

    大血管が入れ替わった前項の大血管転位に加え、心房と心室の位置関係も逆になった状態です。つまり、右心房‐左心室‐肺動脈、左…

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  • 総肺静脈還流異常症

    そうはいじょうみゃくかんりゅういじょうしょう

    肺で酸素化されたすべての血液が、本来の左心房ではなく別の場所(上大静脈や下大静脈、あるいは右心房)に還流している状態で…

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  • 単心室

    たんしんしつ

    全身や肺からもどってきたすべての血液がひとつの心室に入る状態です(図16)。痕跡的にもうひとつの心室が存在することもあり…

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  • 無脾症(無脾症候群)

    むひしょう(むひしょうこうぐん)

    本来、各内臓は左右別々に形作られていますが、先天的に左右同じように形成される場合があります。たとえば心臓であれば、2つ…

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  • 右胸心

    うきょうしん

    文字どおり、心臓が体の右側にある状態です。心臓だけでなく全部の内臓が左右逆になっている全内臓逆位は、5000人に1人程…

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  • 後天性心疾患

    こうてんせいしんしっかん

    後天性心疾患とは、おおまかにいうと形態的な心臓の奇形以外の心臓病、あるいは生まれたあとに発症してくる心臓病と考えてよい…

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  • 僧帽弁閉鎖不全症

    そうぼうべんへいさふぜんしょう

    僧帽弁とは左心房と左心室の間にある逆流防止弁です。心臓の拡張期には弁が開き、血液は心房から心室に流入します。収縮期が始…

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  • 大動脈弁閉鎖不全症

    だいどうみゃくべんへいさふぜんしょう

    大動脈弁とは、左心室と大動脈の間にある逆流防止弁です。左心室の収縮が終わって血液が大動脈へと送り出されると大動脈弁が閉…

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  • 川崎病心血管後遺症

    かわさきびょうしんけっかんこういしょう

    川崎病の合併症として生じる、冠動脈の障害をいいます。冠動脈は大動脈の基部から心臓をおおうように走っている2〜3㎜程度の…

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  • 心筋炎

    しんきんえん

    ウイルス、細菌などの感染症、川崎病、膠原病などが原因で、心不全や不整脈が起こる心筋(心臓の筋肉)の炎症のことです。小児…

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  • 心膜炎

    しんまくえん

    心臓をおおっている心膜に起こる炎症です。細菌やウイルスによる感染症、膠原病、リウマチ熱、川崎病、心臓手術後などが原因に…

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  • 心筋症

    しんきんしょう

    心筋症とは、心臓の機能異常を伴う原因不明の心筋(心臓の筋肉)の病気で、主なものに肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋…

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  • 心内膜線維弾性症

    しんないまくせんいだんせいしょう

    心内膜とは、心臓の内腔をおおっている膜のことで、この心内膜が厚くなって心臓内腔が拡大し、収縮能が著しく低下する病気です…

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  • 不整脈

    ふせいみゃく

    心臓は規則正しいリズムで収縮しています。これは図18のように洞房結節から房室結節を通ってプルキンエ線維までの刺激伝導系で…

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  • 起立性調節障害

    きりつせいちょうせつしょうがい

    身体が急速に大きくなる小学校高学年から中学生に多くみられる自律神経失調症の一種で、立ちくらみや朝の寝起きが悪いなどの症…

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