出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
皮膚の異常(子どもの症状)から考えられる主な病気
皮膚の異常から考えられる主な病気
◆ 赤あざ
症状 | 疑われる病気 |
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新生児、額、まぶたなどにできる血管腫、ほとんどは1~2年で消失 |
▶サーモンパッチ
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生後数週から急速に隆起し、増大するこぶ |
▶イチゴ状血管腫
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体のどこにもできるが顔面に多い、生まれつきある隆起しない皮疹 |
▶赤ぶどう酒様血管腫
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◆ 青あざ
◆ 茶あざ
症状 | 疑われる病気 |
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扁平な点状から面状に分布する色素斑、通常発毛を伴わない |
▶扁平母斑
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生まれた時にカフェオレ色の扁平な色素斑が6個以上 |
▶レックリングハウゼン病
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◆ 黒あざ
症状 | 疑われる病気 |
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多くは生まれつきあるやや面積のある色素斑 |
▶先天性巨大色素性母斑
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顔面に多い、急激に大きくなるほくろのような皮膚変化 |
▶若年性黒色腫
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◆ いろいろな発疹
症状 | 疑われる病気 |
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頭や額、こすれる部分を中心に黄色いフケ症状・かさかさした紅斑 |
▶乳児脂漏性湿疹
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乳児期…顔・頭部から肘・膝関節の内側にじくじくした湿疹 幼児期…首、わきの下、肘・膝関節内側にかさかさした湿疹 |
▶アトピー性皮膚炎
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虫に刺されたあと強いかゆみを伴う赤いふくらみ、米粒~親指大 |
▶小児ストロフルス
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強いかゆみのある扁平に隆起する丘疹・紅斑、普通は数時間で消失 |
▶じんま疹
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主に手足の指や足底に平らな小さな丘疹、徐々にドーム状に隆起 |
▶いぼ
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虫刺されや湿疹などから発症、小さな水疱がやがて破れてびらんに |
▶とびひ
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発熱とともに眼や口のまわりに水疱・びらん・かさぶた、めやに、やがて全身の皮膚にやけど様の紅斑 |
▶ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
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頬や鼻の周囲ににきびのような皮疹、色素が抜けた不定形の白斑 |
▶結節性硬化症
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皮膚の異常(子どもの症状)とは?
皮膚に起こる異常には、後述する感染症など、ほかの病気の一症状として出てくるものもありますが、皮膚そのものの病気もたくさんあります。
赤ちゃんの体は、胎内にいる時も生まれてからもどんどん成長しています。部分的に未発達のところがあったり、周囲からの何らかの影響を受けたりすると、その痕跡が皮膚に現れやすくなったりします。
皮膚の異常
皮膚に起こる異常には、後述する感染症など、ほかの病気の一症状として出てくるものもありますが、皮膚そのものの病気もたくさんあります。
赤ちゃんの体は、胎内にいる時も生まれてからもどんどん成長しています。部分的に未発達のところがあったり、周囲からの何らかの影響を受けたりすると、その痕跡が皮膚に現れやすくなったりします。
大変気になるものですが、なかには成長とともに自然に治るものがあり、一部のあざがこれにあたります。しかし、赤ちゃんのうちに早めに処置しなくてはならないものや外科的処置を必要とするものもありますので、異常に気づいたら、まずは調べてもらってください。