出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
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立ちくらみがある
たちくらみがある

立ちくらみがあるとは?

疑われる病気と対処のしかた

 立ちくらみの原因として頻度の高いものには、発熱・脱水・貧血などがあります。立ちくらみがあった時には、まず熱を測ってください。発熱があれば、「急に高熱が出た」「微熱が続く」を参照してください。

 熱がなければ、病院で検査を受けることをすすめます。貧血や脱水は血液検査で診断できます。貧血と診断されたら、その原因を調べます。

 また、寝ていた状態から立ち上がる際に「ふらっ」とする時には、起立性低血圧を疑います。パーキンソン病の人や、血圧の薬を内服している人によくみられます。

 まわりがぐるぐる回る時には、めまいと考え、耳鼻咽喉科に受診します。特定の頭の位置によって、めまいが起こることもあります。

 立ちくらみがして倒れた時にけがをしたり、立ちくらみが頻回に起こる時には、精密検査と治療が必要なので、必ず病院を受診してください。

(執筆者:北野病院副院長 服部 明徳)

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