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腎・尿路結核
じん・にょうろけっかく

もしかして... 膀胱炎

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腎・尿路結核とは?

 結核菌が、肺から血液に乗って腎臓に広まって生じます。腎皮質から血流の少ない腎髄質や乳頭部に乾酪性の空洞を形成し、尿細管に破れて、尿の流れに従って腎盂、尿管、膀胱、尿道へと感染します。

 病変部が瘢痕化し、尿管狭窄や萎縮膀胱を来します。結果として腎機能障害を生じます。排尿痛、頻尿、残尿感などの症状は軽く、膀胱炎の症状は反復してみられます。時に、血尿、尿の混濁、腰痛、恥骨上部痛も経験されます。

 診断は尿中の結核菌同定検査で行います。3日間連続で早朝の新鮮尿を採取し、集めた尿を遠心分離器にかけて菌を集めたあと、チール・ネルゼン染色による顕微鏡検査を行います。また、点滴静注排泄性腎盂造影を行い、腎杯の虫食い像、拡張・変形、空洞形成、腎盂尿管の狭窄・拡張などの変形を調べます。

腎・尿路結核と関連する症状・病気

(執筆者:福井大学医学部附属病院呼吸器内科教授 石崎 武志)

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