出典:家庭医学大全 6訂版(2011年)
13トリソミー
13とりそみー
- 小児科
- 診療に適した科
もしかして... 口蓋裂
13トリソミーとは?
13番染色体のトリソミーによる疾患です。出生の頻度は新生児の2万人に1人程度です。両目の間隔が開いていて鼻筋が低く、小頭症で眼球が小さく、耳の位置が低く、口唇・口蓋裂を伴うことがあります。指が他の指に重なる手の握り方をし、多指があることもあり、足底が丸くカーブします。
脳の低形成によって、けいれんや無呼吸発作がみられ、発達も遅れます。重い心疾患が原因で救命が困難なことも多く、1歳までに死亡する子どもが多いとされています。
心疾患がない場合には、個別の症状には積極的な治療が必要ですが、全身の状態は比較的安定しています。
おすすめの記事
13トリソミーに関する医師Q&A
低頻度モザイクのモザイク率の変化について
妻が37歳、妊娠20週の妊婦です。 羊水検査の結果、13トリソミーが50個中11個(22%)発見され、低頻度モザ…
▶続きを見る
先日19週で子宮内胎児死亡の診断となりました。 分娩後、出てきた赤ちゃんの姿から ・口唇口蓋裂 ・首…