前郷中通診療所

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

前郷中通診療所は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

呼吸器内科は専門医2人の体制であるが、総合内科として指導医10人の一翼を担う形で入院診療を展開している。従って各科との境界領域の疾患を診る機会も多い。膠原病に伴う肺病変、関節リウマチの抗サイトカイン療法に伴う感染症、糖尿病をベースとした呼吸器感染(膿胸、重症肺炎、肺結核、非結核性抗酸菌症)、神経筋疾患に伴う呼吸不全などである。逆に、高齢者や脳血管障害に伴う誤嚥性肺炎などの入院例は、総合内科として担当を分かち合っている。結核病棟を有さないため、排菌例は専門病院へ紹介する。内科系外来(内科・循環器内科・消化器科・糖尿病内科)と心臓血管外科、整形外科の外来患者の胸部X線を、総合内科医師のルーチン作業として研修医と共に毎週1回、読影カンファレンスを行っている。

症例数

呼吸器内科としての入院例数は常時40人を超える。肺がんが多いが、他には慢性閉塞性呼吸器疾患、特発性肺線維症や膠原病肺などの間質性肺疾患、気管支喘息重積発作、重症肺炎・胸膜炎・膿胸、非結核性抗酸菌症、肺真菌症など多彩な症例がある。慢性呼吸不全例での在宅酸素療法、在宅人工呼吸なども多い。また塵肺やアスベスト関連呼吸器疾患(胸膜中皮腫、肺がん)などの職業性肺疾患も多い。呼吸器外科と共同して肺がん、難治性気胸、急性膿胸などの疾患は、連携を密にして治療に当たっている。肺がんは手術症例は年間50例前後であり、手術適応のない症例は化学療法と放射線療法の併用を中心とした治療を行っている。間質性肺疾患や原因不明の胸水例などの診断に際しては、気管支鏡、気管支肺胞洗浄、胸腔鏡下生検などを駆使して確実な診断に努めている。中でも非結核性抗酸菌症と間質性肺疾患は肺がんと並んで増加が著しく、この診療に力を入れている。

医療設備

CT、MDCT、MRI、核医学検査、リニアック、気管支ファイバースコープ、胸腔鏡。

所属スタッフ

草彅芳明副院長、小林新統括科長。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

87年に秋田県で初めて呼吸器外科を標榜した。秋田駅から最も近い総合病院で、呼吸器内科と協力し、肺がんから、自然気胸、縦隔腫瘍、感染性肺疾患まで、幅広く診療している。肺がんについては、週1回の呼吸器内科、放射線科とのカンファレンスで治療方針を決定している。気管支内視鏡治療は麻酔科管理のもとで行っている。外来化学療法室を完備し、病態に応じて通院で化学療法を受けられるようにしている。禁煙指導から緩和ケアまで、幅広く診療している。

症例数

過去5年の年間平均手術症例数は75件。原発性肺がんが30件、転移性肺腫瘍が5件、自然気胸が20件、その他20件の割合である。I期の肺がんに対しては、胸腔鏡補助下肺葉切除術を行っている。IIIA期で明らかに縦隔リンパ節転移が疑われる症例に対しては、経気管支針細胞診やPETで評価した上で、化学放射線治療を行う。奏効例においてはさらに手術を行っている。COPD(慢性閉塞性肺疾患)合併患者には理学療法士による呼吸理学療法を行い、周術期の合併症予防に努めている。肺がんの術後5年生存率は、IA期94.4%、IB期73.0%、IIA期67.7%、IIB期52.5%、IIIA期44.8%、IIIB期16.7%、IV期33.3%である。術後入院期間は10日前後である。術後病期でIB期以上については、再発予防のために補助化学療法を行っている。自然気胸手術の95%は胸腔鏡のみの手術で、術後入院期間の中央値は3日、術後再発率は7.4%である。

医療設備

64列マルチディテクターCT、MRI、各種シンチグラム、気管支内視鏡、胸腔鏡(ハイビジョン対応)、APC、放射線治療など。外来化学療法室を完備している。

所属スタッフ

折野公人科長、細野由希子医師。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

冠動脈形成術、カテーテル心筋焼灼術、ペースメーカー治療、植え込み型除細動器治療、心臓再同期療法などの最新の治療法を導入している。心臓血管外科・救急科との緊密な連携のもと、24時間体制であらゆる循環器疾患に対応している。適切な薬物治療と外来管理も重要であるという観点に立ち、病診連携にも力を入れた外来診療を行っている。

症例数

年間入院患者数は600人以上

虚血性心疾患=冠動脈CT検査は600件以上で、診断目的の冠動脈造影検査に代わる診断法として活用している。そのため冠動脈造影検査のみの例は少なく、逆に冠動脈造影検査に引き続いて冠動脈形成術を行う症例が65%と高率になっている。高度石灰化病変に対するロータブレーター治療も可能

末梢血管=下肢閉塞性動脈硬化症、腎動脈狭窄症、頸動脈狭窄症に対する血管形成術を行っている

不整脈=頻脈性不整脈に対するカテーテル心筋焼灼術、徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療、植え込み型除細動器治療を行っている

心不全=薬物治療を基本に、心臓再同期療法も行っている

その他=あらゆる循環器疾患救急患者を24時間体制で受け入れ可能。特に急性心筋梗塞に対する緊急の冠動脈形成術は、来院から再灌流まで平均76分で、89%が90分以内の再灌流に成功している。心停止蘇生後症例に対しては、低体温療法も行っている。

医療設備

ICU(CCU含む)6床、心血管造影装置、MDCT、MRI、SPECT、心エコー、トレッドミル、ホルター心電図、経皮的人工心肺補助循環装置、大動脈内バルーンパンピング装置。

所属スタッフ

五十嵐知規統括科長(循環器、不整脈)、佐藤誠科長(循環器、虚血性心疾患・末梢血管)、佐々木憲一科長(循環器、不整脈)、阪本亮平科長(循環器、虚血性心疾患・末梢血管)の常勤医4人、非常勤医1人。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

整形外科

分野

整形外科

特色

整形外科全般の治療をしており、各分野ともレベルの高い医療を提供できる。特に手の外科、肩・肘・膝・股関節の関節疾患、関節リウマチ、脊椎脊髄、スポーツ障害、外傷を中心に診療している。リハビリ訓練部門のスタッフが多く、リハビリ専用の入院ベッドと同系列のリハビリテーション病院があり、手術後のリハビリテーションが充実している。

症例数

08年の外来新患者数は年間3,666人、外来患者数1日110人

★外来は予約制としているが、当日受診の診察枠も設けている

★紹介患者は月100人弱程度

★入院患者数1日70人、08年1年間の手術件数は905件で、上肢443件、肩関節44件、膝関節107件、股関節111件、脊椎脊髄55件、その他145件である

★手術の内訳:手、肘は、骨折、神経損傷、腱損傷、靱帯損傷などの外傷を中心に末梢神経障害、腱鞘炎、関節リウマチ、腫瘍、先天異常、変形性疾患と幅広い分野で手術を行っている。また、肩は骨折、肩板断裂(12)、膝は前十字靱帯再建術(27)、半月板損傷、スポーツ外傷、変形性関節症、人工膝関節全置換術(13)、股関節は大腿骨頸部骨折(96)、人工股関節全置換術(12)、脊椎脊髄は腰椎椎間板ヘルニア(19)、腰部脊柱管狭窄症(26)、頸椎症性脊髄症(8)

★理学療法士(PT)12人、作業療法士(OT)8人でリハビリ訓練を担当している

★同系列のリハビリテーション病院は入院患者数1日20人。

医療設備

MRI、CT、RI、骨密度測定装置、電気生理学的検査、超音波検査、手術用顕微鏡、放射線治療器機、手術室X線透視器械3台。初診時に外来でMRI、CT検査も可。

所属スタッフ

千馬誠悦部長(手、肘、末梢神経、一般)、成田裕一郎部長(手、外傷、一般)、宮本誠也部長(膝関節、リウマチ、リハビリ、一般)、畠山雄二科長(脊椎・脊髄、肩関節、一般)、小林志科長(肩関節、膝関節、足関節、外傷、一般)、野口英明科長(外傷、一般)の専門医6人、常勤医6人、非常勤医(股関節)1人。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

小児科

分野

小児医療

特色

秋田市内の中核病院として、救急患者への24時間対応、新生児から若年成人までの小児のほとんどの疾患を診療している。白血病などの小児血液悪性腫瘍に関しては、臍帯血移植を含む最新治療を行い、子ども自身の病気への理解と、納得して治療を選択することを目指している。また、保育士、臨床心理士、理学療法士、薬剤師、教師等とのチーム医療を進めている。

症例数

入院病床数は新生児4床、一般小児22床、無菌室2床で、2種類のプレイルームを設置している(保育士常駐)。1日平均外来患児数は30人前後で、1日平均入院患児数は約17人

★小児血液悪性腫瘍に対する根治療法としての造血幹細胞移植は98年以降、48人に行っている

小児血液外来=週2回、小児血液悪性腫瘍の治療とフォローアップを行っている

小児神経発達外来=てんかんなどのけいれん性疾患の診断・治療

小児喘息外来=気管支喘息など小児のアレルギー性疾患の診断・治療

小児循環器外来=先天性心疾患などの小児循環器疾患の診断・治療

小児難聴外来=小児難聴の診断・治療

予防接種=任意接種含め予約不要

乳児健診=当院出生児以外にも対応。

医療設備

MRI、CT、各種超音波検査、新生児聴覚スクリーニング(ABR)、脳波、呼吸機能検査、各種迅速検査、病理迅速検査、新生児専用人工呼吸器(2台)、血液成分採取装置、血液細胞凍結保存用冷蔵庫(-135℃)、透析装置、放射線治療装置。

所属スタッフ

渡辺新統括科長(小児科専門医、血液専門医・指導医、輸血認定医:血液悪性腫瘍)、平山雅士医師(小児科専門医:血液悪性腫瘍、新生児、神経発達)、萩原慎一郎科医師(小児科専門医:新生児、アレルギー)、千葉剛医師(後期研修医)の4人。非常勤医師として伊藤忠彦医師(小児科専門医:循環器)、中澤操医師(小児難聴外来)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

眼科

分野

眼科

特色

眼科疾患全般の診断および治療を行っている。白内障手術は、ほとんどが超音波乳化吸引術による2mm強の小切開白内障手術であり、非球面着色眼内レンズを使用している。乱視のある眼には、乱視矯正眼内レンズを挿入している。日帰り・入院とも可能。その他、糖尿病網膜症や神経眼科疾患など、他科との連携を要する治療も行っている。網膜硝子体手術は行っていないが、秋田大学医学部附属病院と連携しており、当院でも術前・術後管理を行っている。加齢黄斑変性症に対する抗新生血管療法として抗血管内皮細胞増殖因子(VEGF)薬の硝子体内注射に対応している。小児などに対する全身麻酔手術も可能である。斜視弱視に対しては、視能訓練士(ORT)3人と連携して、手術と合わせて視能訓練も積極的に行っている。ロービジョンケア、コンタクトレンズ、義眼(要予約)診療も行っている。

症例数

09年度の外来患者数は延べ12,812人。入院患者数は延べ1,102人。年間総手術件数は437件で、そのうち白内障手術は365件。その他、霰粒腫、眼瞼下垂、内反症などのまぶたの手術や翼状片などの外眼部手術、斜視手術、緑内障手術などを行っている。糖尿病網膜症などに対する網膜光凝固術などのレーザー治療は延べ692件。

医療設備

ハンフリー視野計、ゴールドマン視野計、オートレフケラトメーター、ノンコンタクトトノメーター、角膜内皮測定装置、大型弱視鏡、OCT(光干渉断層計)、ERG(網膜電図)、ヘスチャート、蛍光眼底カメラ、ICG眼底カメラ、超音波診断装置、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー。

所属スタッフ

羽渕由紀子(診療統括科長)、坂本貴子(嘱託医)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

神経内科

分野

神経内科

特色

地域に根ざした総合病院として、急性期脳卒中を脳神経外科と共同で診療(主に脳梗塞は神経内科、脳出血・くも膜下出血は脳神経外科)し、急性期リハビリテーションを積極的に行い、その後は中通リハビリテーション病院(回復期)に転院しリハビリを続けることができる。神経難病をはじめ、広く神経疾患を診断・治療し、さらに内科・整形外科・精神科との境界領域関連疾患も協力して診療を行っている。また、難病、変性疾患の患者さんを対象に、必要に応じて薬物コントロール、リハビリテーションを目的として短期入院を受け入れている。レスパイト入院(介護休暇目的入院)も可能である。

症例数

外来患者数は1日30~40人、入院患者は約30人。外来では頭痛・しびれ・めまいの患者さんが多い。急性期脳梗塞が最も多く、発症3時間の超急性期血栓溶解療法(t-PA)も行っている。このほか髄膜炎・脳炎などの神経感染症、アルツハイマー病・レビー小体病などの認知症、筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症・多系統萎縮症・パーキンソン病など変性疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、多発筋炎、筋ジストロフィー症、ギラン・バレー症候群など神経疾患全般を診療している。特殊治療として症例により、免疫吸着療法、単純血漿交換、大量免疫グロブリン療法などを選択している。眼瞼・顔面けいれん・痙性斜頸にはボツリヌス毒素治療を行っている。

医療設備

CT、MRI、MRA、SPECT(脳血流シンチグラフィー)、頸動脈エコー、脳波、筋電図、神経伝導検査、脳血管撮影、筋生検、平衡機能検査などを備えている。

所属スタッフ

加賀谷肇副院長、白戸英雄科長、研修医1~2人。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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