専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

くまもと森都総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

一般・消化器外科

分野

消化器・一般外科

特色

企業立病院であるが、86年に一般開放され、NTT職員以外でも受診出来る。当科の一番の特色は熊本大学消化器外科との協同での肝癌治療である。04年より肝臓・消化器内科(藤山重俊院長)が新設され、院内症例も飛躍的に増加している。院内の肝癌に対する肝動脈塞栓術は年間約350例の多さである。手術スタッフの充実もあり、従来大学で施行していた手術・ラジオ波治療も院内で施行するようになった。肝臓センターといっても過言ではない現状である。その他以前より強調してきたが、腹腔鏡下胆のう摘出術は急性炎症症例にも多数行っているが、高い安全性と完遂度を維持出来ている。そけいヘルニア(股の所の脱腸)に対するメッシュ修復術(ダイレクトクーゲルパッチ)は100例を超え、安全度、完成度が高まっている。市内の大腸・肛門専門クリニックの藤好建史先生が痔核に対するジオン硬化療法を当院の開放型病床を利用して、年間約250例施行されているが、効果、安全性ともに秀逸である。

症例数

肝癌に対する肝動脈塞栓術は肝臓・消化器内科と併せて年間約350例。肝癌手術は年間約20例。腹腔鏡下胆のう摘出術は現在までに約800例近く施行しているが、炎症高度な症例にも施行しているが、胆管損傷は初期の1例のみで、重篤な合併症の発生は無い。痔疾患は上記の如く熊本市の藤好クリニック、山鹿市の幸村医院(幸村克典先生)による開放型病院システム症例、自院症例併せて約350症例。また藤好先生と透析室の協力で、潰瘍性大腸炎に対する白血球あるいは顆粒球除去療法も施行し、良好な成績が得られている。

医療設備

血管造影、MRI、CT、シンチグラム、ラジオ波治療器、CUSA、バイオ、ハーモニック・スカルペル。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

子宮筋腫・子宮内膜症の膣式手術・開腹手術や子宮脱の根治手術を施行している。子宮癌(初期)、卵巣腫瘍などの婦人科悪性腫瘍の精密検査・手術・化学療法も行う。更年期障害などの不定愁訴の治療にはホルモン補充療法(HRT)の他に、心身医学的療法を併用し、「生活の質」を著しく向上させる。子宮内膜症の内分泌療法、思春期の月経不順、月経痛・子宮内膜症・性感染症の治療も行う。

症例数

★手術症例数は年間約150例で、その殆どが県内産婦人科医院、公立病院産婦人科、あるいは他科(内科・外科)診療所からの紹介・手術依頼をうけた患者である。本来の主治医である紹介医が手術に立ち会うこともあり、高い診療レベルで 、安心して手術を受けることができる。心疾患その他の合併症を有する患者の手術依頼にも対応する

★週2回午後の女性医師専門外来は産婦人科専門医(非常勤)による女医外来として、特に更年期・思春期患者、性感染症患者に対して懇切な治療を行う。

医療設備

MRI、CT、コルポスコープ、ヒステロスコープ、血管造影設備、経膣超音波などを備える。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

眼科

分野

眼科

特色

常勤医師の専門分野を生かした角膜を始めとする前眼部疾患、白内障、眼感染症や涙道疾患に加え、非常勤医師の専門を生かした緑内障を中心に行っている。病院は1980年に保険医療機関として一般開放され、2000年日本医療機能評価認定、2001年には開放型病院認定を受けている。眼科も病院の方針に従い、患者主体の地域に根ざした高度なチーム医療を目標としている。

症例数

2008年度の年間初診患者数は1,557人、再来患者延べ15,341人、総手術件数は814件である。外来診療日は週5日、3診体制(火曜日のみ4診)、手術日は、定期は週4日。内眼手術は原則、入院の上、行っているが、可及的短期入院を目指している。2009年度(7月)よりDPC実施病院の仲間入りを果たした。各種疾患に対してクリニカルパスを用いて効率化を図っている

★角膜診療:角膜感染症を始め、あらゆる角膜疾患に対応しており、積極的に角膜移植を行っている。年間の角膜移植件数は30件ほどで、角膜潰瘍・穿孔に対する治療的角膜移植の割合が多い。米国からの輸入角膜も使用している

★白内障:年間500件の手術を行っており、殆どは小切開、無縫合の超音波手術、眼内レンズ挿入術である

★緑内障:観血的緑内障手術は年間約50例で、主体はマイトマイシンC併用トラベクレクトミーである

★涙道疾患:鼻涙管閉塞や慢性涙嚢炎に対しては積極的に涙嚢鼻腔吻合術を行っている。また、先天性鼻涙管閉塞の難治例には全麻下での開放術+N-S チューブ留置術を行っている

★眼瞼結膜:眼瞼下垂(上眼瞼皮膚弛緩症を含む)、下眼瞼内反、睫毛内反、翼状片(再発を含む)、眼瞼腫瘍や結膜腫瘍等に対して積極的に手術を行っている

★斜視:開放型病院として内斜視、外斜視の手術を行っている

★その他:糖尿病網膜症、網膜裂孔や網膜静脈閉塞症に対するレーザー治療。網膜裂孔に対する冷凍凝固も可能。硝子体手術は行っていない。

医療設備

デジタル前眼部撮影装置、デジタル眼底カメラ、視神経乳頭解析装置(HRT)等緑内障診断機器、YAGレーザー、ダイレーザー、冷凍凝固装置。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

血液免疫内科

分野

血液内科

特色

造血器腫瘍、特に白血病、悪性リンパ腫に対して、分子生物学的検査を含めた正確な診断と、年齢など個々の条件や患者さん自身の希望を尊重して治療方針を決定していくことをモットーとしている。積極的治療としては自家末梢血幹細胞移植まで行っている。

症例数

血液免疫内科の病床数は42床。年間症例数は急性白血病10例前後、悪性リンパ腫約40例。急性白血病の治療は、70歳以下ではJALSG(日本成人白血病研究グループ)のプロトコールに準じて化学療法を行い、70歳以上の高齢者でも少量化学療法を中心にQOL(Quality of Life:生活の質)を考慮しながら治療を行っている。当院では比較的高齢者が多い(70歳以上が55%)にもかかわらず、寛解導入率は63%(70歳未満76%)、5年生存率18%(70歳未満24%)である。また50歳以下でHLA一致の同胞ドナーのいるスタンダードリスク以上の症例では熊本医療センターへ紹介し同種造血幹細胞移植を行っている。悪性リンパ腫はB細胞性であればリツキサン併用での化学療法(CHOP療法)を中心に行っている。またハイリスク症例や再発例では積極的に自家末梢血幹細胞移植を行っている。治療成績は70歳以上の高齢者を50%以上含むにもかかわらず、5年生存率も38%と他施設と比較し遜色ない成績である。多発性骨髄腫については、ベルケイドやサレドなどの新規薬剤を積極的に導入し治療にあたっている。再生不良性貧血に対しては、高齢者でも全身状態良好であれば積極的に免疫抑制剤(ATG、シクロスポリン)を導入して致死的な合併症もなく有効率は70%を超えている。

医療設備

無菌室4床、無菌ベッド6台、血液成分分離装置、造血幹細胞計測器などを備えている。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

リウマチ科・整形外科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

3人の整形外科専門医によるリウマチ疾患に対するチーム医療を目指している。整形外科疾患の中でも関節疾患を主に扱っているが、関節疾患については、薬物療法、手術療法、理学療法を組み合わせて行っている。特に、リウマチ疾患については、薬物療法にてできる限りのコントロールを行い、破壊の進んだ関節については人工関節置換術、固定術等を選択し、炎症の強い症例については滑膜切除術も適応として採用している。

症例数

2008年度の年間外来患者数は、整形外科として14,963人であり、うちリウマチ患者の延べ患者数はおよそ700人である。整形外科手術症例数も総数約118例(2008年度)であり、他病院に比べて、むしろ少ないと考えている。関節リウマチの治療は、薬物療法が主体であるが、患者との面接を重視しているため、診療時間は長い。薬物療法は、抗リウマチ剤、消炎鎮痛剤、ステロイドによるコントロールを行うが、リウマチ疾患の特性である急性増悪時には2~3週間の入院治療を行う。手術療法としては、上肢関節に対しては滑膜切除術を行い、下肢関節に対しては人工関節置換、関節形成を施行する。入院期間は、下肢では平均6~8週、上肢では平均4~6週である。各手術では、クリニカルパス(入院時の診療予定表)を基本としているため、患者とのコミュニケーションは良好である。麻酔も麻酔専門医のもとで行われる。合併症を有する場合も他科との連携のもとに行われるため、患者の満足度は高い。この他、変形性関節症に対しては、保存療法と同時に骨切り術、関節形成術を行い、痛風、高尿酸血症に対しては薬物療法を行う。膠原病については、院内の免疫内科、皮膚科等の合同治療を行う。

医療設備

簡易無菌手術装置、MRIなど。

「医者がすすめる専門病院 熊本・鹿児島」(ライフ企画 2009年10月)

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