長野市民病院(長野県長野市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
長野市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器・一般内科
分野 |
消化器・一般内科 |
|---|---|
特色 |
消化管および肝胆膵を中心とした消化器疾患の診断と内科的治療を行っている。特に食道・胃・大腸癌の早期診断と内視鏡的切除、膵胆道疾患の内視鏡的治療と化学療法、人間ドックの内視鏡検査に積極的に取り組んでいる。消化器癌の治療にあたっては外科医・放射線科医と綿密な連携をとり、患者のQOLを考慮した低侵襲で良質な治療を選択している。内視鏡治療・腹腔鏡下手術・開腹手術・化学放射線療法のバランスの良さは県下一である。 |
症例数 |
★2007年4月超音波・内視鏡センターが新築オープンした。プライバシーとアメニティに配慮した県下屈指の内視鏡室であり、使用機器は常に最先端のものが常備されている。また当院は消化器内視鏡学会指導施設、消化器病学会認定施設、肝臓学会認定医研修施設に指定されている ★2008年度の内視鏡検査件数は9,710件(上部消化管内視鏡検査6,899件、大腸内視鏡検査2,416件、ERCP260件など)。08年度の内視鏡治療件数は715件、内訳は早期胃癌内視鏡的粘膜下層剥離術64例、大腸ポリペクトミー&粘膜切除術262例、食道癌内視鏡的粘膜下層剥離術12例、食道静脈瘤硬化療法&結紮術11例、消化管出血止血術102例、内視鏡的乳頭切開術47例、内視鏡的胆道ドレナージ術99例、胃瘻造設術28例、消化管狭窄拡張術28例など。 |
医療設備 |
ハイビジョン内視鏡システム、NBI拡大内視鏡、経鼻内視鏡、超音波内視鏡下穿刺システム、カプセル内視鏡、最新高周波焼灼装置(PSD-60、VIO300D)、Solemio ENDO、造影超音波装置、MD-CT、MRI、DSA。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
呼吸器内科
分野 |
呼吸器内科 |
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特色 |
高度で総合的な最先端の専門的診療を目的に1995年に開院した新しい病院である。医療を受ける人と医療従事者との信頼関係に基づいた良質で安らぎを感じられる医療を基本理念としている。最新の高度医療機器を駆使し、肺癌の画像および内視鏡診断と集学的治療に力を注いでいるが、地域に開かれた病院として、びまん性肺疾患、肺炎、気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、睡眠時無呼吸症候群など一般呼吸器診療にも幅広く取り組んでいる。 |
症例数 |
全病床数は400床、内科病床は約100床で、そのうち呼吸器疾患の入院は約35床前後である。年間の気管支鏡検査は140例、精密肺機能検査は60例である ★肺癌症例は年間約90例で、約30%の方が手術を受けている。また、約45%の方には化学療法、放射線療法のいずれか一方または両者を行っている。放射線治療は原発巣への照射ばかりでなく、脳転移に対しては、リニアックによる定位放射線治療も可能である ★急性肺炎やびまん性肺疾患による重症急性呼吸不全患者の紹介入院も多い ★外来治療を行っている気管支喘息患者は増加の一途をたどっているが、吸入ステロイドを中心とした治療と患者指導により比較的良好なコントロールが得られ、入院患者は年間20例程度と多くはない ★在宅酸素療法は新規導入患者が毎年30人前後である ★CT検診ではじめて指摘されるような小腫瘤やびまん性肺疾患、あるいは自然気胸に対しては、呼吸器外科や放射線科との密接な連携およびディスカッションのもと、積極的に胸腔鏡下肺生検ないし手術の方針としている。 |
医療設備 |
MRI、CT、核医学検査、気管支電子スコープ、精密肺機能検査、リニアック。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
呼吸器外科
分野 |
呼吸器外科 |
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特色 |
肺癌を主体とする呼吸器疾患の外科的治療を取り扱い、日本呼吸器外科学会の認定施設に認定されている。その他に乳癌治療や甲状腺手術も行っている。 |
症例数 |
開院以降13年半の呼吸器手術総数は996例で、最近5年間では年間平均84例である。疾患別では原発性肺癌が407例と最も多く、自然気胸205例、転移性肺腫瘍(原発性肺癌再発を含む)118例、肺腫瘤性病変61例、縦隔疾患49例などである。胸腔鏡下手術は460例に行い、転移性を含む肺癌に対する胸腔鏡下肺葉切除術は44例に行った。原発性肺癌の術後5年以上経過した226例の病期別5年生存率は、IA期(91例)83.5%、IB期(38例)52.6%、IIA期(7例)42.9%、IIB期(22例)57.8%、IIIA期(34例)26.5%、IIIB期(25例)16.0%、IV期(9例)29.6%であった。最近5年間の肺癌術後の平均入院期間は13.1日(2~140日)で、胸腔鏡下肺葉切除術では10.6日(7~17日)であった。転移性肺腫瘍手術は、13年半の間に95例に対して123回行った。結・直腸癌によるものが最も多く37例に対して45回の手術を行い、術後5年以上経過した20例の5年生存率は25.0%であった。自然気胸は、胸腔ドレナージが必要な場合でも、出血を伴わない場合には入院せずに外来通院を原則としている。自然気胸手術205例中192例(94%)は胸腔鏡下手術で行われ、術後の入院期間は平均4.0日(2~48日)、特に10~20歳代の若年者では3.1日(2~10日)であった。開院以降13年半の乳癌手術総数は738例で、最近5年間では年間平均80例である。乳房温存手術は45.2%に行ったが、2008年は70%まで増加した。また、形成外科の協力で行った乳房再建術総数は70例になる。甲状腺癌を主体とする頸部全身麻酔手術総数は161例に行った。 |
医療設備 |
ヘリカルCT、MRI、DSA、リニアック、定位放射線治療、胸腔鏡手術機器など。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
|---|---|
特色 |
尿路性器悪性腫瘍に対する集学的治療に力を入れている。前立腺癌に対する小線源治療と手術が多く、長野県内外から多くの患者さんが受診されている。また腹腔鏡による副腎、腎の手術についても力を入れており、術後3、4日で退院できるようにしている。 |
症例数 |
年間手術件数は平均300件、ESWLも100件で以上行っている。例年の代表的な手術は、膀胱全摘13-17例、前立腺全摘53-64例、腹腔鏡下手術30例などである。表在性膀胱腫瘍に対しては、BCG膀胱内注入療法を行って、できるだけ膀胱の温存を図る。しかし膀胱全摘が必要な症例では、尿路再建は条件が合う限り小腸を用いる新膀胱を作成して自排尿を可能としている。限局性前立腺癌に対しては悪性度などにより、手術と小線源治療を主たる治療手段として治療を進めている。小線源治療は例年100例前後であるが、累積症例数は国内3位である。悪性腫瘍に対する手術を最も専門としており、手術症例数は長野県内の泌尿器科の中ではトップである。最小、最低限の検査のみを行い、合併症の少ない手術、早期離床と退院を心掛けている。ほとんどの手術では自己血も含め輸血することはない。膀胱全摘、前立腺全摘手術での入院期間はそれぞれ約20日、10日である。4~5人の泌尿器科医師で診療を行っている。 |
医療設備 |
ESWL、CT、MRI、腹腔鏡、軟性電子膀胱鏡、マイクロターゼ、リニアックなど検査、治療機器は充実している。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
産婦人科
分野 |
産婦人科 |
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特色 |
1997年5月に開設。産科はない。婦人科癌を中心に診療。不妊症治療にも力を入れている。科学的な根拠に基づいた医療を行うこと、高度先進医療を取り入れて治療成績を上げること、十分な説明を行うことを心掛けている。 |
症例数 |
年間手術約150例 ★2008年の悪性腫瘍治療実績=子宮頸癌CIS 32例、子宮頸癌浸潤癌13例、子宮体癌32例、卵巣癌19例(その他の悪性腫瘍3例)集約化のため癌症例は急増している ★卵巣癌=腫瘍摘出、子宮摘出、大網切除、骨盤内リンパ節郭清を基本術式とし、必要なら傍大動脈リンパ節郭清や、消化管合併切除を含めた徹底した手術療法を行っている。多量の腹水がある場合は術前化学療法を主にしている。化学療法はパクリタキセル/カルボプラチンまたは塩酸イリノテカン/シスプラチンが主。抗癌剤の種類によっては外来での化学療法も行っている。二次的な腫瘍縮小手術も積極的に行っている ★子宮頸癌=上皮内癌は円錐切除と子宮全摘が半々。進行癌に対しては広汎子宮全摘と必要なら術後放射線治療・化学療法 ★子宮体癌=拡大子宮単純全摘、骨盤内リンパ節郭清を基本術式とし、必要なら術後放射線治療・化学療法 ★腹腔鏡手術=全手術の約25%が腹腔鏡手術。良性卵巣腫瘍、内膜症、不妊症検査が中心 ★不妊症=一般的な不妊症検査と、必要により腹腔鏡検査や子宮鏡検査を行う。排卵誘発人工受精などの一般治療で39%が妊娠成立。 ARTは年160例採卵、cIVF・ICSI凍結胚移植とも移植あたりの妊娠率は約35%。 |
医療設備 |
MRI、CT、リニアック、腹腔鏡、子宮鏡、炭酸ガスレーザー、体外受精設備。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
小児医療
分野 |
小児医療 |
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特色 |
1997年5月開設。病診連携を基本とした一般小児科診療はもちろんのこと、今後ますます増加すると予想される摂食障害などの小児心身症、肥満・脂肪肝などの生活習慣病、不登校等子どもの心の問題など、現代の子どもをめぐる諸問題を心身両面からトータルにみていく小児医療を目指している。また、発達障害児に対しては、他の医療機関や公的機関との連携に努めながら親ガイダンスを中心とした育児支援を行っている。当初非常勤で始めた臨床心理士は、カウンセリングや心理検査等の需要が増したため2001年に常勤となり、小児科医との連携のもと、心のケアを重視した新しい小児科診療を目指している。 |
症例数 |
1日平均外来患者数は約50~70人。午後は予約制として、生活習慣病(肥満・脂肪肝、糖尿病)、気管支喘息等の慢性疾患はもちろん小児心療内科(摂食障害、抜毛症、チック、身体化障害等)などの診療を行っている。2007年度の入院は234人。当院は産科がないため新生児診療は行っていないが、乳児から中学生までの各種急性疾患を中心に、摂食障害などの小児心身症の入院治療(2007年度は14人)も積極的に行っている。小児科所属の臨床心理士は、不登校など心の問題を抱えた子どもに対してカウンセリングや心理検査、箱庭療法を行う。また、発達障害に対しては画像診断をはじめとする各種検査を行いながら、院内の言語聴覚士や作業療法士と協力して診療にあたっている。2007年度の軽度発達障害(注意欠如多動障害、学習障害など)の外来診療実績は176人。 |
医療設備 |
心理室(各種心理検査・知能検査、箱庭療法)、言語聴覚士による言語療法、作業療法士による感覚統合療法、脳波等各種生理検査、超音波診断装置、CT、MRIなど。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
皮膚科
分野 |
皮膚科 |
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特色 |
皮膚科の疾患は、アトピー性皮膚炎や、慢性湿疹、慢性じんま疹、結節性痒疹など、診断は難しくはないが、対症療法が主体の治りにくい疾患が多いため、あちこちの医療機関を回っている患者さんがたくさんいる。どこにいっても同じ診断と同じ薬、それでも納得できずに、次から次へと病院を変わる。そしてまた、私の診察室に入って、同じ診断を告げられひどくがっかりする。しかし、ほとんどの患者さんは、薬を飲んで一生懸命薬を塗れば、必ず治るんだと信じているため、なかなか治らない皮診にイライラして、診療所巡りをされる。このような状況をふまえ、この流れを止めるには、病気の考え方や治療の仕組みについて、ありのままに詳しく説明するしかない、という方針で診療している。 |
症例数 |
湿疹、皮膚炎群、じんま疹などには説明が主たる治療で、あまり有効な検査や治療方法はないが、原因検索にパッチテスト、スクラッチテストを多用している。1日2例から3例、ときには5例くらい行っている。午後は組織検査および手術を行っている。2008年は両者合わせて275例であった。このうち、悪性腫瘍手術件数は36例。内訳は有棘細胞癌13例、基底細胞癌9例、メラノーマ(悪性黒色腫)1例、ボーエン病6例、日光角化症5例、陰部パジェット病1例、診断不明1例であった。evidence(根拠)を得るため、真菌症、疥癬はもとより、ミズイボ、ニキビなど、何でも鱗屑や摘みとった内容物などを顕微鏡で観察するよう心掛けている。また、ヘルペスを疑った場合は蛍光抗体法によるイムチェックをするなど、目で診た診断だけでなく、それを補う方法も併せて行うことを心掛けている。 |
医療設備 |
紫外線照射装置。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
脳神経外科
分野 |
脳神経外科 |
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特色 |
1995年長野市北東部に開院された総合病院であり、クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、頭部外傷、救急患者などの診療を行っている。障害を取り除くと共に、重篤な障害を引き起こさない治療をモットーに、細心の手術および管理を行う患者中心の医療を心掛けている。 |
症例数 |
年間入院患者は553人で2008年の全手術数は191例、内訳は脳動脈瘤44例、脳腫瘍46例、頭蓋内血管吻合術・頸動脈内膜剥離術6例、脳出血8例、脳動静脈奇形摘出術1例、顔面痙攣・三叉神経痛2例、外傷性疾患46例である ★クモ膜下出血(破裂脳動脈瘤)は急性期手術を原則としている。未破裂脳動脈瘤に対してはクリッピング術等の手術、血管内手術(16例)を行っており、開院以来良好な結果である ★2006年からは、低侵襲の脳血管内治療を導入している ★脳動静脈奇形は、血管内手術の後で外科的摘出術を行っている ★2005年10月より脳梗塞発症3時間以内の患者さんに対しては、神経内科と協力し急性期血栓溶解剤(t-PA)による治療を40例行っている ★脳腫瘍では、下垂体腫瘍、髄膜腫、神経鞘腫などの良性腫瘍に対して障害を残さないように摘出術を行っている。悪性脳腫瘍には、信州大学の方法に従って、手術・化学・放射線療法を行い、転移性脳腫瘍、再発悪性脳腫瘍には、手術のほかにリニアックによる定位放射線治療(Xナイフ)も行っている。集中治療室にて重症術後患者の注意深い管理を行い、脳低体温療法も行っている ★理学、作業、言語療法を早期より開始し、慢性期にはソーシャルワーカーと共に相談して家庭や近隣の施設に退院している。 |
医療設備 |
3.0テスラMRI、CT、DSA、RI-SPECT、超音波メス、術中誘発電位、リニアック、ラジオサージャリー、定位脳手術装置、手術用顕微鏡、手術ナビゲーションシステム、脳低体温治療、高気圧酸素療法、フラットパネルデラクターの血管撮影装置(CT付)。 |
「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)
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- 名医の推薦分野について
- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
看護師多疾患に高度な対応をする市内一の病院
回答者:20代 男性 勤務先:病院(200床以上)
2015年12月12日投稿
長野市で一番大きな総合病院です。 小児患者の治療においては、重症例(重度の心不全がある等)でPICU(小児集中治療)等の集中治療が必要な場合を除く、多くの...続きをみる