専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

老年病研究所附属病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

神経内科

分野

神経内科

特色

神経内科疾患全般にわたる診療を行っているが、特に救急医療(脳血管障害、頭痛、意識障害、けいれん、めまいなど)を重視しており、入院患者は脳血管障害の比率が高い。きめ細かで丁寧な診察と、最新の画像診断技術の組み合わせによって迅速、的確な診断を下し、常に最適な治療法を選ぶように心掛けている。リハビリテーション総合承認施設の認定を受けている。

症例数

外来は月間新患者数が約200人、月間再来患者数は約1,500人である。年間入院患者数は約500人。意識障害、物忘れ、頭痛、めまい、しびれ、麻痺、歩行障害、筋萎縮、ふるえなどを訴えて来院する患者が多い。疾患としては脳血管障害(脳血栓・脳塞栓、脳出血、一過性脳虚血発作)、パーキンソン病・筋萎縮性側索硬化症・脊髄小脳変性症などの神経変性疾患、髄膜炎、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、筋疾患、認知症、てんかんなどである。特に脳血管障害は、急性期の診断、治療(症例によってはt-PAも実施)、発症早期からのリハビリテーション、在宅医療にいたるまでを包括的に診療しており、機能予後の改善に役立てている。リハビリスタッフも充実(PT17人、OT16人、ST6人)。脳神経外科や整形外科とも緊密に連携しており、手術が必要な場合でも即座に対応できる体制を敷いている。老人保健施設、訪問看護ステーションを併設し、往診、訪問看護、訪問リハビリテーション、デイケア等の地域医療にも力を入れている。

医療設備

ヘリカルCT、キセノンCT、MRI2台、DSA、脳血管撮影、脳波、筋電図、高気圧酸素治療、リハビリテーション施設。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

脳血管障害を中心に脳腫瘍、脊髄疾患、頭部外傷など脳神経外科全般に対応している。血管内手術を積極的に取り入れており、他院での出張手術を含めこれまで1,600件以上の手術実績があり(脳動脈瘤750件、脳動静脈奇形100件、硬膜動静脈脈瘻140件、ステント留置術などの血行再建550件など)、県内の中心的存在。全員が開頭手術も血管内手術もこなし、手術法の選択に偏りがないように配慮している。

症例数

病床数35床、個室7床

★2008年度手術件数307件(開頭手術165件、血管内手術142件)。脳動脈瘤クリッピング46件、コイル塞栓術60件(破裂52件、未破裂54件)、脳動静脈奇形塞栓術9件、摘出術3件、頚動脈ステント留置術36件、脳腫瘍摘出術13件など

★脳動脈瘤は、クリッピング術とコイル塞栓術のどちらが安全で確実な治療ができるか、症例ごとに治療法を検討し治療成績の向上に努めている

★脳動静脈奇形は塞栓術を行い、根治が得られない症例には摘出術か定位放射線治療を選択している

★脳内出血は、小開頭による内視鏡手術を取り入れている

★頚動脈狭窄症は、2008年4月に保険適用となったステント留置術を第一選択とし、困難例に内膜剥離術を行っている。頭蓋内血管に対しても症例を選んでステント留置術を行っている

★脳腫瘍は、髄膜腫などの良性腫瘍に対し積極的に術前塞栓術を行い、手術時間の短縮と摘出術時の出血量の軽減を図っている。

医療設備

1.5テスラMRI 2台、マルチディテクターCT 2台、血管内手術に対応した最新フラットパネルバイプレーンDSA 1台、手術用顕微鏡、超音波吸引装置、定位脳手術装置。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

老年科

分野

老年科

特色

地域における高齢者医療の第一線病院。脳卒中急性期の医療を中心に、脊椎疾患、リウマチ性疾患、老年期認知、神経難病に至るまでの医療とリハビリテーションを行い、脳卒中治療については全国でも有数の実績をほこる。

症例数

1980年研究所開設、1981年附属病院開設、現在病床数253床(うち回復期リハ病棟52床、医療型療養病床58床)、介護老人保健施設100床、訪問看護ステーション、地域包括支援センター、認知症高齢者グループホームを併設している。年間の外来患者数(07年)は、86,000人、入院患者数83,000、人介護老人保健施設36,000人、通所リハビリテーション12,000人、訪問看護ステーション60人、グループホーム9,600人であった。研究所では高齢者の脂質代謝の研究、脳血管障害の病態治療に関する研究、老年期認知症に関する研究、神経難病の治療に関する研究、脊椎病変の治療に関する研究、骨粗鬆症の臨床研究、老人スポーツに関する研究等の業績多数あり

★救急患者は年間(2008年)1,900人、脳外科手術例年間270例であり、特徴としてはクモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤や動静脈奇形に対する血管内手術、頚動脈瘤狭窄に対するステント治療等を行っている

★整形外科は08年284例の手術があった。佐藤圭司副院長は関節外科、特に膝関節及び股関節の変性疾患(変形性膝関節症、変形性股関節症)を専門にしており、また、館野勝彦医師は脊椎外科を専門としており、頚椎、腰椎の疾患の手術、治療を行っている

★神経内科は主に脳血管障害(超急性期のt-PA治療含む)、認知症、パーキンソン病・脊髄小脳変性症・多発性硬化症・筋萎縮性側索硬化症等の診療を行っている

★脳神経外科は2008年の入院患者数は586人で、手術件数は307件。血管内手術を積極的に取り入れており総数は142件で、内訳について脳動脈瘤コイル塞栓術60件、頚動脈ステント留置術36件、脳動静脈奇形9件、硬膜動静脈瘻8件などである。開頭手術は165件で、脳動脈瘤クリッピング46件、脳腫瘍摘出術13件などである

★専門外来としては、糖尿病外来は林陸郎教授(群馬県立県民健康科学大学)が担当し、糖尿病性網膜症を担当する眼科高玉篤医師と協力診療体制をとっている。泌尿器科外来(一ノ瀬義雄医師・黒川公平医師が担当)では、高齢者の前立腺肥大、前立腺癌の治療を行っている。循環器外来は天野晶夫医師が担当、高血圧外来は中村哲也准教授(群馬大学臨床試験部)が担当している。消化器内視鏡外来は吉田カツ江医師、古川和美医師が担当し、年間上部消化器480例、下部消化器63例。消化器外科外来は竹内弘久医師(杏林大学)、血管外科外来は荻野隆史医師(群馬大学救急部)、物忘れ外来は山口晴保教授(群馬大学保健学科)がそれぞれ担当している

★回復期リハ病棟は、主に脳卒中後の回復期リハビリテーションと嚥下リハビリテーションを行っており、手術後の患者やリウマチ疾患のリハビリテーションも行っている

★老人保健施設「陽光苑」は一般棟50床、専門棟50床、通所リハビリテーション60人。リハビリテーションには理学療法、作業療法、言語療法に加えて認知症短期集中リハビリテーションを施行している

★在宅医療としては診療所、訪問看護ステーションを市内に設置しており、退院後の病状の急変にも対応している。ALSや重症性筋無力症などレスピレーターを装着しての在宅医療も行っている

★介護保険サービスとしては、2001年4月から、介護保険における認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)を設置して、初期の認知症高齢者のリハビリテーションを行い、共同生活を通して病状の進行を防ぎ、回復を目指して努力している。居宅介護支援事業であるケアプランセンター老研は、介護支援専門員を7人配置しており、また2009年4月からは前橋市より地域包括支援センターの委託を受けている。

医療設備

MRI(1.5T)2台、マルチスライスCT、バイプレーン血管撮影装置、超音波装置、各種内視鏡、骨密度測定装置等。

「医者がすすめる専門病院 山梨・栃木・群馬」(ライフ企画 2009年6月)

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