専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

筑波記念病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

地域に密着した総合病院の呼吸器外科として、肺癌の早期発見のための胸部CT検診から、呼吸器疾患全般および乳腺疾患に関する外科的治療、内科的治療さらに緩和ケア(在宅ケアも含む)までを幅広く行っている。また豊富なリハビリスタッフの協力で、入院後および術後早期からリハビリを施行し早期離床、退院に良好な結果を得ている。

症例数

年間の手術総数は120~130例。内訳は肺癌20~30例、転移性肺腫瘍2~10例、縦隔腫瘍2~10例、自然気胸20~30例、膿胸・胸膜炎5例、乳腺20~30例、その他40例である。気管支鏡検査は60~80例、局所麻酔下胸腔鏡検査は10例で、苦痛の少ない検査を心掛けている

★肺癌の術後5年生存率はIA期85%、IB期83%、II期100%(症例数が少ない)、III期32%。IV期肺癌に関しては、手術侵襲の減少と手術時間の短縮の両者を両立させる胸腔鏡補助下小開胸手術を施行し、術後約7日での退院も可能にしている

★手術不能症例は各症例に適した治療を検討し、抗癌剤のみでなく漢方などを使用した免疫賦活治療も考慮する。緩和治療にも積極的に取り組み、状況が許せば当院訪問看護ステーションを利用し往診、在宅緩和ケアも行う

★胸水貯留疾患(胸膜炎、膿胸、癌性胸膜炎等)は積極的に胸腔鏡検査で早期診断し、胸腔鏡下治療を施行して早期治癒あるいは胸水コントロールを目指す

★自然気胸症例は細いドレーン、携帯バッグを使用し外来治療も考慮する。再発例、ブラのはっきりした症例、空気漏れの続く症例は胸腔鏡手術を施行(再発率6%)し、入院期間の短縮に努めている

★胸部外傷、救急症例には呼吸器外科医が24時間オンコール体制をとり、迅速に治療を行っている。

医療設備

マルチスライスCT 2台、MRI 2台、気管支鏡各種、胸腔鏡、細径胸腔鏡。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

北関東唯一の重症心不全に対応可能な病院。都内からの紹介も多い。心臓外科医3人体制(すべて専門医)に心臓麻酔医による最新麻酔法を導入し、最先端で無駄のない正確かつスピーディーな低侵襲手術を心がける。150人を超える理学療法士と共に、術後のリハビリテーションに積極的に介入し(休日も含む)、早期退院、早期社会復帰を進める。「つくば循環器ホットライン」を独自に設立し24時間緊急対応を行う。冠動脈バイパス、弁膜症手術、大動脈手術だけでなく、末梢血管外科分野も得意とし、心臓血管外科全般に幅広く診療を行う。大動脈疾患に対するステントグラフト、静脈瘤に対するレーザー治療も行っている。また、補助人工心臓の植え込みや心移植へのサポートの実績あり。

症例数

"年間の総手術件数は約150件である。心臓大血管手術は年間約90例である

★うち冠動脈バイパス術が70~80%を占め、バイパス手術の90%以上が人工心肺を用いないオフポンプである。バイパス手術の周術期死亡(術後30日以内)は4年間でゼロである

★弁膜症手術は大動脈基部置換、僧帽弁形成術などが多い

★県内の重症患者が多く集まるが、患者1人ひとりに対する独自の工夫、手術プランニングにより、リスクアジャストした予測死亡率をはるかに下回る良好な手術成績を収めている。昨年度(11年度)は予測死亡率16.1%に対して、実際の死亡率は1.3%である

★そのほか、先天性心疾患手術(成人)、心臓腫瘍手術、補助人工心臓移植術、腹部大動脈瘤手術(破裂例を含む)、末梢血管バイパス術、下肢静脈瘤手術、ペースメーカー手術などを行っている。 "

医療設備

心臓カテーテル検査装置、リアルタイム3次元経食道エコー装置、核医学装置(スペクト装置)、64列マルチスライスCT(冠動脈CT)装置、心臓MRI検査装置、心肺運動負荷試験装置、人工心肺装置、経皮的心肺補助装置、大動脈内バルーンパンピング、人工透析装置、持続的血液濾過透析装置、体外設置型補助人工心臓装置、静脈瘤レーザー治療装置など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

「誠意をもって最善を尽くす」「全人間的復権」を基本理念とし、急性期病床、回復期リハ病床、療養病床における25診療科の多種多様な疾患に対し、脳神経外科や整形外科あるいは神経内科などの各診療科と緊密に連携し、豊富なリハ専門職による密度の濃い包括的かつ積極的なチームアプローチが特色である。茨城県指定地域リハ・ステーション、茨城県指定小児リハ・ステーション、茨城県指定訪問リハ・老健ステーション、茨城県指定地域リハビリテーション研修推進支援センターがある。

症例数

入院患者(病床数474床)の約6~7割に入院早期からセラピーを実施。11年度の年間延べ患者数(PT+OT+ST)は外来12,199件、入院100,397件

★疾患の内訳は、脳卒中、頭部外傷などが約12.6%、骨・関節および脊髄・脊椎疾患が約26.6%、呼吸器・循環器疾患、血液内科疾患、内科および外科手術後廃用症候群、脳性麻痺などの発達障害などが約60.8%

★11年度入院診療成績:入院後平均2.3日からセラピーを開始、平均入院期間43.5日、平均FIM変化量13.6点、自宅復帰率76.3%

★嚥下造影20件、嚥下摂食療法24件、家屋改修相談36件、退院前訪問258件、訪問リハ101件、小児リハ2,874件。

医療設備

心大血管疾患リハ料(I)、脳血管疾患等リハ料(I)、運動器リハ料(I)、呼吸器リハ料(I)、がんリハ料、回復期リハビリテーション病棟(1病棟58床)、重度認知症患者デイケア料・精神科デイケア、MRI、CT、嚥下造影(VF・VE)、運動負荷試験、など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

眼科

分野

眼科

特色

当院は「誠意をもって最善を尽くす」を基本理念に掲げ、一人ひとりの患者様に納得し、満足していただけるようわかりやすい説明を心がけ、白内障、緑内障、糖尿病網膜症、小児、斜視・弱視、神経眼科など幅広い疾患に対応している。

症例数

11年の総手術件数約300件で、内訳は白内障189件。乱視用眼内レンズ採用(保険適用)。最新の手術機器を用い、3泊4日間の入院手術と日帰り手術を行っている。斜視63件。眼瞼手術36件。翼状片9件。いずれも2泊3日の入院手術、また、局所麻酔であれば日帰り手術も可能である。小児の手術は要付き添い、2泊3日の入院手術を施行している。患者用クリニカルパスを導入し、入院中や退院後の生活について説明しており、わかりやすいと好評である

★白内障については、ご高齢の方や全身合併症のある方、送迎の都合などにより入院手術の割合が多い。手術時期についてはご本人の希望を優先している

★小児、斜視・弱視、神経眼科については紹介患者が多く、小児や斜視の手術件数が他施設と比べ際立って多い

★緑内障については、眼圧測定と視野検査が大切であると考えており、角膜厚補正機能が付いた眼圧計を導入し、角膜の厚みに影響されない、より正確な眼圧測定が可能となった。レーシック後の眼圧測定も、より正確に行うことができる。また、自動視野検査とゴールドマン視野検査を組み合わせることにより、全視野の状態を把握でき、進行状況を的確にとらえることができ、治療方針の決定に役立てている

★糖尿病網膜症については、院内外の内科から糖尿病患者の眼底検査依頼が多く、定期検査や造影検査、レーザー治療など状態に応じて行っている

★その他、眼底疾患に対するレーザー治療、眼瞼けいれんや片側顔面けいれんに対するボトックス治療、涙道閉塞に対する涙道シリコンチューブ挿入術、ドライアイに対する涙点プラグ挿入なども行っている。ロービジョン用拡大鏡や遮光眼鏡の処方も行っている。総合病院の特徴を生かし、CT、MRIなどの画像診断も必要に応じて施行し、各科と連携して病気に対し全身的な管理を行っている。また、難症例は筑波大学附属病院に紹介し、連携を取りながら診療にあたっている。

医療設備

白内障手術装置インフィニティー、マルチカラーレーザー、ヤグレーザー、蛍光眼底カメラ、自動視野計、ゴールドマン視野計、A・Bモード超音波画像解析装置、網膜電位図、モニター付き細隙灯顕微鏡、CT、MRIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

神経内科

分野

神経内科

特色

総合病院(432床)の神経内科として、神経内科領域だけではなく、他科の疾患に伴う神経系合併症も多く扱う。特に血液内科と連携して、血液腫瘍疾患や自家末梢血幹細胞・臍帯血移植に関連した神経系合併症についても多く扱っている。クリニカルパスを導入し、入院治療計画の効率化、他の医療スタッフとの連携に役立てている。地域の開業医との医療連携も緊密に行っている。

症例数

外来患者数は月約400人、病床は10~15床、入院患者数は年間約80~100人である

★外来新患は、頭痛、しびれ、めまい、ふるえ、意識消失発作、歩行障害など多岐にわたっている

★脳血管障害急性期の診断、治療に続いて、発症早期からのリハビリテーション(理学・作業・言語療法)を積極的に行っている。さらに回復期リハビリ病棟や療養型病床への転棟により、リハビリの継続が可能

★脳炎、髄膜炎、多発性神経炎(ギラン・バレー症候群など)、脊髄疾患、多発性硬化症、急性散在性脳脊髄炎、神経ベーチェット病、膠原病、重症筋無力症、パーキンソン病・症候群、アルツハイマー病等の認知症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、筋ジストロフィーなどの厚労省特定疾患(難病)といった神経系疾患すべてに加え、腫瘍(特に血液疾患)や移植治療に関連した神経系合併症も当科の対象である

★画像診断、電気生理検査などの検索を行っている

★遺伝子検査や特殊抗体検査などは多くの大学、研究所と協力している

★ボツリヌス毒素の筋肉内注射を眼瞼けいれん、片側顔面けいれんに施行している。

医療設備

MRI(MRA)、CT、脳血管造影、頸動脈エコー、脳波、電気生理検査など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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