専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

茨城県立中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院はがんセンター病棟、結核病棟、一般病棟とあらゆる呼吸器疾患に対応できる病棟を有する茨城唯一の県立総合病院である。また常勤として呼吸器外科、放射線科、病理の専門医がおり、有機的診療を行っている。

症例数

新規肺抗酸菌症(肺結核、非定型抗酸菌症)患者約50人、新規肺癌患者約100人、その他入院患者総数約300人

★呼吸器病棟を持つため、排菌があり感染の可能性のある肺結核患者さんの収容が可能である

★肺癌の治療に関しては呼吸器外科、放射線科、病理との連携が綿密に行われており、診療科を越えた適切な治療の選択が可能でなる。抗癌剤を用いた化学療法に関してはJCOG(Japan Clinical Oncology Group)に参加しており、十分なインフォームド・コンセントの下、最先端の臨床試験を選択することも可能である

★胸膜炎の診断治療に関しては、局所麻酔下胸腔鏡を積極的に取り入れ、12年3月までに420例を超える検査実績がある

★外来診療では前述の疾患の他にも気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、慢性呼吸不全などの呼吸器疾患、胸部異常陰影の精査および経過観察などに取り組んでいる

★病院診療所連携により地域医療機関との連携が保たれていることも特徴である。

医療設備

検査部門としてPET-CT、3テスラ MRI、多検出器ヘリカルCT、アンギオCT、内視鏡センターでの気管支鏡、超音波内視鏡、局所麻酔下胸腔鏡、核医学検査、血管造影が行える。治療部門としては放射線治療、ステント療法、気道出血に対する血管塞栓療法が可能である。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

当院は茨城県のがん診療拠点病院であり、本県の癌診療の中心的施設である。そのため呼吸器疾患診療についても呼吸器内科、呼吸器外科、放射線治療、放射線診断、病理診断などの各分野に専門医師を配しており、専門性の高い医療を行うことが可能となっている

★悪性の呼吸器疾患の診療は単一科の守備範囲にとどまることは少なく、上記の各診療科の協力が不可欠である。このため当院では上記の各科専門医師により構成される呼吸器診療グループがキャンサーボード(癌症例検討会)・呼吸器カンファレンス、臨床病理カンファレンスなどを頻回に行うことにより、緊密な連携診療を行っている。キャンサーボード・呼吸器カンファレンスでは各専門領域医師が一堂に会し、検討することにより一定の診療科に偏ることのない診断・治療方針の決定が可能となっている

★臨床病理カンファレンスでは切除全症例の術前診断と病理診断を対比することで、術前診断の向上に努めるとともに補助化学療法などの術後治療計画作成にも役立てている。早期肺癌に対しては画像所見を参考とした積極的縮小手術を施行。胸腔鏡を利用した低侵襲手術の導入も進めている。進行肺癌に対しては化学療法・放射線療法・手術による集学的治療を積極的に行うとともに、気管支形成術や血管再建術を駆使した機能温存手術、胸腔鏡を利用した低侵襲手術を積極的に推進している

★地元医師会をはじめとし近隣医師との病診連携を行うことで、術後のフォローアップには家庭医の協力を得ることで、患者さんにとってよりよいサービスの提供に努めている。医師会主催のチェストカンファレンスに積極的に協力することで、地域全体の医療レベルの向上にも寄与するように心がけている。全国がんセンター協議会を中心とする多施設共同研究班(JCOG)にも属し、全国的な臨床研究に積極的に参加している。

症例数

★年間手術症例数は約170例。11年の手術症例の内訳は原発性肺癌101例、転移性肺腫瘍20例、嚢胞性肺疾患21例、縦隔腫瘍7例、その他となっている。肺癌手術患者の平均的な入院期間は8日間である。原発性肺癌の手術適応は原則として臨床病期IIIAまでとしており、局所進行肺癌については症例により術前導入療法を行っている。原発性肺癌に対しては症例により通常開胸、小開胸、胸腔鏡下によるアプローチを使い分けている

★02年から11年までの原発性肺癌手術例の5年生存率は全体で67%、病理病期別では進行度IA、IB、IIA、IIB、IIIA、IIIB、IV期が各々85、65、70、44、32、27、36%であった。最近10年間の肺癌術後在院死率は0.5%である

診断面=従来よりグループカンファレンスで検討を行うことによって診断精度を高めてきたが、06年よりPET-CTが導入されたことにより、術前の画像診断による良悪性の正診率がさらに高まっている。このため肺癌が強く疑われる手術適応症例については、術中に確定診断を得る症例が増えており、全切除の約7割となっている

★11年の気管支鏡検査症例は約300例で、気管支内良性腫瘍・早期肺癌に対してはレーザー治療も行っている。縦隔リンパ節転移が疑われる症例に対しては、超音波気管支鏡下リンパ節生検(EBUS-TBNA)を施行。悪性胸水が疑われる症例に対しては、呼吸器内科医により局所麻酔下胸腔鏡検査が行われている。

医療設備

PET-CT、CT(8列、および64列多検出CT)、MRI、DSA、シンチカメラ、ビデオ気管支鏡、超音波気管支鏡、局所麻酔下胸腔鏡、内視鏡用Nd-YAGレーザー、リニアック(定位放射線も可能)。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

循環器内科

分野

循環器科

特色

当院は500床の総合病院であり、県央の循環器内科疾患治療の中核を担っている。奇抜な治療は目標とせず、時代の常識に合致した標準的治療を着実に実施するように努めている。循環器センターを有し、心臓血管外科医も2人常勤していることから、外科手術適応症例や特殊な症例などあらゆる循環器疾患に対応できる体制をとっている。筑波大学附属病院とその関連の循環器専門施設と緊密に連携をとり、常に最善の治療の実施を追求している。

症例数

急性心筋梗塞、急性冠症候群、不安定狭心症などの冠動脈疾患が多いが、高齢者の弁膜症、様々な基礎疾患による心不全も多い

★11年の心臓カテーテル検査は636件であり、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は248件(緊急82件、待機166件)で初期成功率は97%である。可及的早期に血行再建を行う方針のため、心カテ件数に比較し緊急PCIの割合が高い。多枝病変に対して二期的PCIも積極的に実施している。PCIのハイリスク例にはバイパス手術を推奨

★徐脈性不整脈に対するペースメーカー植え込みは43件である

★心エコー検査2,662件、経食道心エコー検査46件、トレッドミルウン豆腐菓子券438件、ホルター心電図535件、心臓核医学検査213件である。

医療設備

2方向心血管造影装置2台、CTアンギオ装置、64列MDCT 2台、汎用CT、MRI 2台、核医学検査装置、断層心エコー(血管エコー)装置3台、トレッドミルウン動負荷装置、心肺負荷試験装置、IABP装置3台、PCPS装置、ホルター解析装置、大動脈脈波速度検査装置、心臓血管外科手術室。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

腎臓内科・透析センター

分野

腎臓内科

特色

地域の基幹・総合病院であり、紹介患者の診療や外科をはじめ他科との連携診療を行うことが多い。腎炎等に対しては腎生検からそれに基づく治療、そして急性・慢性腎不全をはじめ各種特殊病態に対しての血液透析、血漿交換や吸着療法、持続血液濾過透析などの血液浄化療法全般を行っている。血液透析に関しては、深夜透析をはじめ、長時間透析を積極的に実践している。

症例数

11年の概要としては、入院患者は病棟10人。腎生検12例、シャント手術40例(形成外科)、シャント血管造影・拡張術120例、血液透析導入60例、血漿交換・持続血液濾過透析・LDL吸着、エンドトキシン吸着・白血球吸着等115例。透析稼動数は年間延べ8,000(透析ベッド20床)。地域の中核病院として近隣の施設からの紹介患者を積極的に受け入れ、連携を持って診療にあたっている。また、当院では、就労者の社会復帰を目指して、月・水・金に17床 深夜透析(午後10時~午前6時:8時間)を行っており、通常の透析も6時間行うなど、長時間透析を実践している。総合病院としての特徴上、他科にまたがる腎障害、腎不全患者の診療も多く、術後の持続透析やエンドトキシン吸着なども積極的に行っている。

医療設備

CT(64列/128スライス)、 MRI (3.0テスラ)、 RI(各種シンチグラフィー)、 血管造影装置、 超音波診断装置、など。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 〇
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

総合病院にがんセンターを併設したことにより、合併症のある癌患者さんに対しても、それぞれの専門医による総合的かつ質の高い癌治療が可能となっている。また、当院は県地域癌拠点病院として最新の医療機器を整備し、当科は患者さんの要望に積極的に応えられる体制になっている。また癌診療だけでなく、排尿障害にも取り組んでいて、ストーマ外来と女性コンチネンス外来は、中田皮膚・排泄ケア認定看護師が主体となって行っている。

症例数

症例数=11年の延べ入院患者数は7,030人で、手術件数はそれぞれ膀胱全摘4、前立腺全摘13、根治的腎全摘13、腎部分切除8、腎尿完全摘8、TUR-Bt 72、TUR-P 14、ESWL 102、その他である

★手術成績では93年9月~09年5月までに77例の膀胱全摘では、全体の癌特異生存率は66.9%であった。また、pT1、 pT2、 pT3 、pT4のそれぞれの癌特異平均生存月数はそれぞれ56.8カ月、66.3カ月、34.5カ月、35.3カ月であった(09年調査)。腹腔鏡による腎摘出術や腎部分切除術は11年の10月より本格的に導入した。なお、腎癌に対する冷凍手術や、泌尿器癌全体に対するロボット支援下手術の導入に向けて準備を進めている。

医療設備

ESWL等結石破砕装置、電子スコープ、3DCT2台、MRI 2台、PETおよび前立腺癌小線源治療は05年度導入。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 〇
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 千葉・茨城」(ライフ企画 2012年11月)

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