国立病院機構 西新潟中央病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 西新潟中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

肺がん、呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、呼吸不全、睡眠時無呼吸、喘息、結核などあらゆる呼吸器疾患の診療を手がける。わかりやすく説明し、理解と同意の上で診療する「患者最優先の医療」を心がけている。呼吸器疾患専門の看護師、理学療法士、栄養士を擁し、病める人々のQOLを高めるため、きめ細かな医療を提供している。

症例数

2008年の年間入院患者数は延べ1,400人。外来受診者数は毎日約100人

肺がん=集学的治療を行うための専門科(呼吸器外科・内科、放射線科、麻酔科)がそろい、全国レベルの臨床共同研究にも参画している

肺炎、気管支炎=抗菌薬を中心とする新薬の臨床治験を推進し、将来の感染症治療を見すえた診療を実践している

びまん性肺疾患=間質性肺炎、膠原病肺、サルコイドーシス、塵肺など幅広く専門診療を行っている

呼吸リハビリテーション=運動療法・呼吸理学療法、栄養治療などを通して、COPD、肺結核後遺症などの慢性肺疾患で息切れに悩む人々の症状緩和に取り組んでいる

慢性呼吸不全=在宅酸素療法患者160人、マスク式在宅人工呼吸療法患者30人/月が通院中である

睡眠時無呼吸症=年間500人が1泊入院の精密検査を受け、これまでに在宅持続陽圧呼吸(CPAP)療法を開始した患者数は1,000人を上回る

★その他に喘息や喀血に対する専門的治療も行っている。当科のHPはhttp://www.masa.go.jp/res

医療設備

CT(外来時即日検査可能)、MRI、核医学検査、気管支内視鏡、呼吸機能検査、血管造影、放射線治療、睡眠時無呼吸精密診断装置、呼吸代謝モニター。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

肺癌を中心に呼吸器外科全般に対する外科的治療を行っている。その患者にとって最も良い治療法、手術法は何かを考え、十分な説明と同意のもとに診療に当たっている。術後のQOLを考慮し、胸腔鏡手術に積極的に取り組んでいる。

症例数

年間手術数は約200例。全手術例の35%が肺癌、30%が気胸、その他は転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、炎症性呼吸器疾患、嚢胞性肺疾患などである。全手術例の50%弱が胸腔鏡(補助)下手術である

★肺癌では肺癌診療ガイドラインに沿って治療を行っているが、組織型、病期、肺機能、全身状態を考慮した最善の治療を提案している。肺非小細胞癌では、I、II、IIIA期およびIIIB期の一部を手術対象とし、IIIA、IIIB期は術前化学療法の後に手術を行っている。III期例に対して隣接臓器の合併切除を伴う拡大手術も積極的に行っている。一方、I期例に対しては患者さんの同意を得た上で、侵襲の少ない胸腔鏡(補助)下手術や積極的縮小手術(区域切除・部分切除)を行い、できるだけ低侵襲な手術を目指している。高齢者、低肺機能例には縮小手術を考慮している

★肺小細胞癌ではI期を手術対象とし、術前後に化学療法を併用している

★肺癌術後症例の約8%に新しい肺癌(第2癌)の発生を確認している。第2癌の早期発見と積極的な外科治療にも取り組んでいる

★気胸は空気洩れの止まらない症例、再発例を手術適応とし、胸腔鏡下手術を行っている

★炎症性呼吸器疾患では、近年非結核性抗酸菌症例が増加しており、限局型には術前化学療法の後に手術を行っている。また肺アスペルギルス症、感染性肺嚢胞、急性・慢性膿胸の手術適応症例にも積極的な外科治療を行っている。

医療設備

CT、MRI、DSA、リニアック、胸腔鏡手術機器、局所麻酔下胸腔鏡、CUSAなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

小児医療

分野

小児医療

特色

国内有数の包括的てんかん専門医療の最先端である、てんかんセンターの小児科診療部門を担当する。てんかんのための専門病棟(40床)がある。小児期に発症するてんかんの診断から特殊治療、生活指導に至るまで、患者のQOL向上を目指す一貫した診療体制を整える。最新の神経生理学的検査機器を完備し、病状の診断・評価を行う。小児神経学会、てんかん学会の専門医が診療を担当する。また、てんかんのチーム医療として精神科・脳外科との密接な連携・協力体制があり、患者に対して常に最善の治療選択肢を提供する。患者の集積は地域的なものに限らず、インターネットなどを通じて全国に診療範囲を拡大している。

症例数

当てんかんセンター小児科は1995年に新規発足し、現在、小児科の登録患者総数は約1,000例以上である。小児の新患総数は年間120例程で年々増加している。うち、2年以上発作が抑制されている患者は全体の60%にのぼる。これは、てんかん発作の一般的な抑制率が80%といわれるなかで、難治例の受診が多い当センターとしては、むしろ高い改善率といえる。小児てんかんの専門病棟で、十分な入院観察期間を通し、食事療法などの特殊治療も含む可能な限りの治療手段を試みる。また、難治例には外科治療に関して厳密な評価を行い、治癒の可能性の高い例には脳外科とタイアップして外科治療の適応を試みる。長期入院が必要な学童には院内養護学校への一時的な編入が可能であり、また乳幼児には保育師による療育を実施している。新薬の臨床試験(治験)も実施中である。また、小児神経学的なてんかん類似・近縁疾患(ADHD、LDなど)、小児期代謝変性疾患、筋疾患等の鑑別検査・診断も行っている。

医療設備

脳磁計(MEG)、MRI(1.5テスラ)、CT、SPECT(脳血流シンチグラフィー)、デジタル脳波計、誘発電位(ABR、VEP、SEP、その他)。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

感染症

分野

感染症

特色

SARSや新型インフルエンザといった話題になる新興感染症や、再興感染症である結核など特に呼吸器感染症に対して専門的医療を提供できる環境を整えている。結核病棟50床を有し、新潟県内でわずかに残る専門病棟である。しかし高齢者を中心として、いまだ結核患者は無視できない数の発症者が存在し、耐性結核の手術も含めた結核診療上欠かせない施設となっている。関連して非結核性抗酸菌症の症例も多く、手術も可能な総合的治療のできる数少ない病院の一つである。その他肺炎、気管支拡張症などの一般的呼吸器感染症に加えHIV/AIDSに合併した抗酸菌症やニューモシスティス肺炎といった疾患も診ている。また呼吸器外科との連携のもと急性・慢性膿胸、肺真菌症などの治療も多く行っている。

症例数

当院の入院病床は420床で結核病床として50床、呼吸器内科・外科病床として122床の計172床を中心に診療している。感染症対応の陰圧病床を4室用意してあり、新型インフルエンザ発生初期の対応も考えている

★結核は年間100例以上の入院があり、非結核性抗酸菌症の診療は外来が主体であるが結核を超える患者数の診療実績がある

★抗酸菌症、肺真菌症、急性膿胸、慢性膿胸など感染症外科の手術も年間10〜20例行っている。

医療設備

陰圧病床4室など。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

国が政策医療に指定した神経難病を中心に診療を行っている。現在2病棟86床の障害者病棟で、神経疾患の急性期治療から慢性期の療養まで幅広く対応している。2008年10月より人工呼吸器装着患者に対して障害者自立支援法に基づく療養介護サービスを提供する療養介護病床が20床開設された。

症例数

外来ではパーキンソン病や脊髄小脳変性症をはじめとする神経難病や筋疾患の通院患者が多いが、その他に頭痛、めまい、しびれといった神経内科としては一般的な症状で受診する患者も多く、鑑別診断、治療を行っている。また認知症の鑑別診断と治療や脳血管障害の慢性期の患者の管理も行っている。またリハビリテーション科と協力して毎週月曜から金曜日まで週5日難病リハビリテーション外来を開設し、パーキンソン病や脊髄小脳変性症患者に対して集団訓練ならびに個別訓練を行っている。また当院内には新潟県難病相談支援センターが併設されており、連携して難病相談外来を毎週金曜日午後に開設している。病棟では常時80~90人の神経難病を中心とした患者が入院しており、神経疾患の診断と急性期の治療、リハビリテーション、長期ケア、在宅支援を行っている。パーキンソン病患者では薬物コントロールと、脳外科と連携して深部脳刺激療法の手術適応決定のための検査を行っている。療養介護病床には人工呼吸器を装着した神経難病患者が20人入院しており、手厚い介護を受けられる体制が整っている。

医療設備

CT、MRI、シンチ、磁気刺激装置、脳波計、筋電図・誘発電位記録装置。当院のホームページはhttp://www.masa.go.jp/

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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