専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

新潟県立中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は、癌拠点病院に指定され、肺癌に対する集学的治療(化学療法、放射線療法、手術療法)を行っている。癌化学療法は外来化学療法室が併設され、多くの患者さんが、外来で治療を受けている。また、気管支喘息、閉塞性肺疾患、間質性肺疾患を含め、多くの患者さんを診療している。慢性呼吸不全の患者さんも多く、約30人が在宅酸素療法を行っている。禁煙外来も行い、呼吸リハビリテーションにも力を入れている。また当院は上越地区で唯一の救命救急センターを併設し、急性肺炎、気管支喘息発作、慢性呼吸不全の急性増悪などに対しても十分な対応がなされている。外来日は,休日以外行っている。なお、当院は、呼吸器学会、呼吸器内視鏡学会の認定施設になっている。

症例数

気管支内視鏡検査は月・水・金の週3回行っており、年間約200例施行。術前検査および患者さんに対しての説明は十分行っており、いままで検査による重篤な合併症はない。気管支鏡で診断のつかない時は症例に応じて放射線科と協力してCTガイド下肺生検を行っている。当科における入院数は、2007年度は、483人(肺癌126人、肺炎180人、気管支喘息44人、間質性肺炎43人)であった

肺癌に対する治療は化学療法、放射線療法、手術療法を組み合わせたもので、患者さんには十分な説明を行い、了解を得たうえで治療を行っている(インフォームド・コンセント)。当呼吸器内科における肺癌の治療成績(1997年から2001年までの症例120例の経過観察では、①非小細胞肺癌の3年生存率=病期IIIA:14.3%、IIIB:11.1%、IV1:6.7%、5年生存率=臨床病期IIIA:0%、IIIB:11.1%、IV:0%。非小細胞肺癌のうち、手術不能限局型(IIIA、IIIB期)に対する放射線と化学療法の併用療法がなされた症例の5年生存率は28.6%であった。②小細胞肺癌の3年生存率=限局型:30%、進展型:9%、5年生存率=限局型:25%、進展型:4.5%であった。気管支喘息は約200人の外来患者さんがおり、当院の性格上、中等症から重症の患者さんが多いが、喘息発作時の対応体制は確立されている。また外来における生活指導、吸入指導も十分に行われている。

医療設備

CT、MRI、気管支内視鏡室、集中治療室(救命救急センター)、外来化学療法室。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

循環器科

分野

循環器科

特色

確立された標準的な治療内容を高い技術で行うことを基本に、さらに先進的な医療の導入を心掛けている。インフォームド・コンセントを重視し、患者さんには十分に説明し、理解納得していただく姿勢を厳守している。また、検査や治療は不要な苦痛の軽減に努めるとともに入院期間の短縮を図っており、ペースメーカー治療は、希望により最短で5日間でも可能である。当院は救命救急センターが併設され、24時問体制で急患を受け入れており、重症症例はICU、CCUで厳重に管理している。緊急の心臓カテーテル治療も24時問可能で、心筋梗塞など緊急を要する疾患では、患者搬入後30分以内にカテーテル治療を開始している。

症例数

2008年の入院患者のうち緊急入院症例(救命救急センター入室症例)は209例で、急性心筋梗塞91例、不安定狭心症52例、急性心不全37例、重症不整脈29例などである。緊急入院症例の死亡例は9例で死亡率は5%未満(急性心筋梗塞では5%)である。年問の心臓カテーテル数は620件で、重篤な合併症はない。そのうち経皮的冠動脈拡張術(PCI)は年間164件(待機的治療87件、緊急治療77件)、182枝である。初期成功率は95%(待機的治療は93%)で、直接死亡や緊急開胸術を必要とした症例はない。経皮的冠動脈拡張術でも、可能な限り手首の動脈からアプローチし、苦痛の軽減と早期離床、早期退院を図っている。不整脈のカテーテル治療は25件で心房細動のカテーテル治療も行っている。ぺ一スメーカー植え込み術は70件(新規植え込み36件)で、処置を要する合併症はなかった。ペースメーカー治療は早期退院を特色としており、平均入院期間6.2日であった。ほかに植え込み型除細動器の植え込みも5件行っている。

医療設備

シネアンギオ装置(病棟とオンライン化)、RIシンチグラム、MRI、128列MD-CT、IABP、カテーテルアブレーション装置、カテラボ、アブレーション装置。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

血液内科

分野

血液内科

特色

新潟県上越地方の中核病院で、種々の貧血や血小板減少症などの出血性疾患、急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍の放射線治療を含む集学的治療を施行している。全人的医療に心掛け、医療の継続性を重視し、インフォームド・コンセントのもとに、患者のQOLに配慮した治療を実践している。

症例数

年間の新規患者数は、急性白血病10例、慢性白血病4例、悪性リンパ腫20例、多発性骨髄腫10例、骨髄異形成症候群20例、再生不良性貧血2例、特発性血小板減少性紫斑病3例程度で、近年高齢者を中心に増加傾向にある。入院は常時25~35人程度で、外来治療も積極的に推進し、治療効果の確立した標準的治療法を選択し加療している。急性骨髄性白血病の治療はJALSG(日本成人急性白血病研究グループ)のプロトコールを参照し、高齢者を除いて多剤併用療法を施行し、多剤併用療法例の完全寛解率は70%、5年生存率は15%。慢性骨髄性白血病の治療は、グリベックを使用し、骨髄移植による長期生存例も増加している。悪性リンパ腫の治療は、リツキサン併用のCHOP、THP-COP療法にて施行し、完全寛解率は70%。多発性骨髄腫の治療は、MCNU-VMP療法、療法、ベルケード治療、サリドマイド治療、MP療法にて施行している。造血幹細胞移植の適応症例は、自院で移植する他にドナーの検索ののち移植施設へも紹介している。詳細は新潟県立中央病院のホームページhttp://www.cent-hosp.pref.niigata.jp/を参照。

医療設備

無菌治療室2床、準無菌治療室2床、ベッドアイソレーター3台、血液成分分離装置、フローサイトメーター、血液照射装置、リニアックなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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