専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

鈴鹿回生病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

呼吸器外科では主に原発性肺癌の診断治療を中心に行っている。肺癌に関しては気管支鏡やCTガイド生検なども積極的に行い診断に努めるとともに手術例のみならず、非手術例に関しても抗癌剤治療や放射線治療など当科を中心とした総合的な治療態勢を組んでいる。また、マルチスライスCTを用いた肺ドックならびに保険適用禁煙外来(松島医師)を開設し、予防や早期発見に努めている。

症例数

年間手術例は70~80例。肺癌20~25例、転移性肺腫瘍10~15例、縦隔腫瘍5~10例、気胸やのう胞など20~30例、良性腫瘍、膿胸を含めたその他の肺疾患10~15例である。肺癌病期I、II期は手術が(基本的には肺葉切除)原則とするが、野口タイプA、Bの腫瘍に関しては区域切除(場合により部分切除)を行う。III期症例では、PET検査なども行い地域特性として高齢者肺癌が多いことから十分なインフォームド・コンセントのもと手術適応を決定している。III期の手術では症例に応じて術前化学療法を行う。IB期以上の症例では術後何らかの補助療法を行っている。当院での肺癌手術統計を取り始めた02年以降の症例で新分類での病期Ia例(n=100例)では5生年生存率88%である。非手術原発肺癌は年間30例ほどあり、基本的にEBM(科学的根拠)に基づいた治療を行っている。

医療設備

64列マルチスライスCT、MRI、各種シンチグラフィー、気管支鏡、胸腔鏡、放射線治療、アルゴンプラズマコアギュレーター。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

整形外科

分野

整形外科

特色

骨折などの外傷から変形性関節症などの変性疾患まで、整形外科全般にわたる疾患に対応できるスタッフを揃えている。また、各々の医師が専門性を持っているので高いレベルの治療が可能である。特に手の領域では、切断指再接着手術やマイクロ技術を用いた組織再建を行っている。また、体育協会の認定スポーツ医が3人おり、三重大学スポーツ整形外科教室と協力し、県内アスリートの健康状態のチェックや治療にもあたっている。

症例数

09年の年間新患者数は6,250人、入院患者数は1,483人(1日平均入院患者数としては約100人)であった

★年間手術数は1,453件と県内最多。内訳は手、肘、肩の手術519件(手根管症候群、腱板縫合、骨折治療など)、人工関節置換術56件、(膝、股関節)、膝関節鏡視下手術241件(靭帯再建、半月板手術など)、脊椎手術83件(頚椎症、腰部脊柱管狭窄症など)などである

★チームアプローチを重視し、手の外科、関節外科、脊椎外科、骨折などの患者さんには、リハビリスタッフとの連携を密にすることによって術後早期に良好な回復が得られるよう配慮している。また外来では、スポーツ傷害の患者さんの治療に日本体育協会認定アスレチックトレーナーが積極的にかかわることにより成果をあげている

★脊椎の患者さんについては、手術療法以外にブロック治療も行っている。

医療設備

MRI 2台、CT 2台、骨シンチ、骨塩定量(DEXA)、無菌手術室2室、筋力測定器(Cybex)2台など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

血液内科

分野

血液内科

特色

貧血や血球減少の診断と治療、白血病や悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫などのいわゆる血液がんの治療、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)や播種性血管内凝固症候群(DIC)など血栓止血系異常の診断と治療などを幅広く行っている。日本骨髄バンクの認定施設であり、多くの骨髄移植や臍帯血移植を行っている。また、日本血液学会、日本臨床腫瘍学会、日本がん治療認定機構、日本輸血細胞治療学会の研修認定施設でもある。

症例数

血液内科には21床の治療室を持つ無菌病棟があり、白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の患者さんを中心に常に40人ほどが入院している。主な疾患での年間新患数は白血病10~15人、悪性リンパ腫20~30人、骨髄異形成症候群10人、多発性骨髄腫5~10人、特発性血小板減少性紫斑病5~10人ほどである

★急性白血病は、日本成人白血病研究グループ(JALSG)に基づいた化学療法を行っており、最近5年間(18歳から91歳)の5年生存率は55%である

★悪性リンパ腫は、リツキサンやCHOP療法を標準的に行っているが、進行例や悪性度の高い例では治癒を目指して自家末梢血幹細胞移植を併用している

★多発性骨髄腫は、高齢の患者さんが多いので、その方にあった治療を選択しており、ベルケイドやサリドマイド、レブリミドなどの新薬も積極的に採用している。比較的若い患者さんには自家末梢血幹細胞移植などを併用して、より効果を高める治療を行っている

★造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)は、自家移植も含めこれまでに約60人に実施している

★骨髄バンクの認定施設であるので、非血縁の骨髄移植も数多く行っており、またドナーが見つからない場合などには、臍帯血移植も行っている

血小板減少・血栓止血系異常症=当院の特徴のひとつとして、ITPやDICなどの血小板異常や止血異常にも常勤専門医が、適切な治療を行えることである。

医療設備

移植用の無菌室(BCR)2床を含む21床の無菌病棟があり、高度な治療が受けられる。無菌病棟内は明るく、また、廊下も病室と同じクリーン度であるので病棟内は自由に歩くことができる。無菌病棟内に浴室も完備しているので、毎日の入浴やシャワーが可能であり、身体も清潔に保てる。造血幹細胞採取・凍結保存機器完備。診断のためのRIシンチや治療用のリニアックも備え、10年4月には最新鋭の3テスラMRI導入。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

神経内科常勤医師1人とともに、脳卒中センターを運営している。三重県中央部の鈴鹿市を中心に、亀山市や伊賀市の一部からも患者を受け入れる。金丸副院長は脊椎脊髄疾患も扱うため、伊勢市や桑名市方面からも紹介患者を受け入れている。

症例数

09年の入院患者数697人。手術件数は177件、そのうち脊椎脊髄疾患60件、脳動脈瘤26件、脳腫瘍10件であった。過去9年間の累計では、総手術件数1,383件、そのうち脊椎脊髄疾患395件、動脈瘤194件、脳腫瘍122件、脳血管バイパス術79件、頸動脈内膜剥離術48件であった。脊椎脊髄手術は金丸副院長が術者として担当し、脳血管疾患を荒木部長が担当した。また、濱田医長は血管内治療を担当している

★疾患別で最も多くなっているのが脊髄脊椎疾患であり、金丸副院長考案のセラミックスペーサーを用いた頸椎椎弓形成術を159例に施行し、良好な骨癒合を得ている

★脳卒中の外科手術は、荒木部長の担当であり、美容に配慮した開頭術を行っている。また脳虚血性疾患の外科手術は上記のごとく多数行っている

★脳腫瘍の手術では、三重県でも数少ない術中ナビゲーション装置(ステルスステーション)を用いて、誤差1mm以下の精度で腫瘍の摘出を行っている。特に下垂体腫瘍の手術では、鼻腔から腫瘍の摘出を行うため、顔に手術の傷がつかないように美容に配慮し、術中ナビゲーションを用いて安全に行っている。また、術者1人当たりの手術件数は、年々増えている。また、中勢以北でははじめての3.0テスラMRIを導入し、より詳細な脳の画像診断を行っている。

医療設備

最新MRI(3.0テスラ)とMRI(1.5テスラ)、CT(64列、16列)、DSA、SPECT、リニアック、定位脳手術器具、神経内視鏡、手術用超音波吸引装置(ソノペット)、経頭蓋ドプラ脳血流測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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