専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

高井病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

心臓血管センター・循環器科

分野

循環器科

特色

03年7月に本館東に別棟で開設。最先端医療機器をいち早く導入することにより、地域専門医療施設を目指し、万全の診断・治療体制を整えている。心臓救急疾患には心臓血管外科と緊密に連携をとっており、救急患者受け入れは県下でもトップクラスである。透析患者の循環動態急変時にも24時間体制で対応可能である。病診連携の推進に努め、地域医療機関からの紹介も多い。08年12月より256列マルチスライスiCTを導入し、09年12月より32chMRI装置を導入して診断カテーテル検査の代替として使用している。PACSの配信画像と血管造影専用動画ネットワークを配置し、診断・治療結果の閲覧を行っている。日本循環器学会専門医研修施設、日本心血管インターベンション治療学会専門医研修施設、心大血管リハビリテーション(I)の承認施設。

症例数

年間入院患者数は約2,200人。平均在院日数5.6日、月平均外来者数約1,800人。年間の心臓カテーテル検査1,760例、冠動脈インターベンション治療(PCI)1,015例、経皮的カテーテル心筋焼灼術208例、心臓超音波検査3,464例、トレッドミル検査758例、RI検査151例、冠動脈CT検査3,582例(09年)

★急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)は年間約180件で、緊急心臓カテーテル検査を施行することにより、PCI、抗血小板・抗凝固療法で確実な再疎通療法を実施している。早期の確実な再疎通により急性心筋梗塞における院内死亡率は3%以下である。心疾患のリハビリは、心臓リハビリ指導士を中心に独自のリハビリプログラムを組んでおり、早期に社会復帰をさせている。心臓手術例、重症心不全例のリハビリも積極的に行っている。週2回栄養指導を中心とした心臓病教室を開催している

★狭心症に対しては薬物療法を中心に行い、症例ごとにPCIの適応、冠動脈バイパス移植術の適応を検討している。PCIはステント治療が中心であるが、症例によってはロータブレーターを適宜選択して行っている。ステント治療には血管内エコー併用下に再狭窄の少ない薬剤溶出性ステントを第一選択とし(全PCI症例中の89%)、再狭窄の低下に留意している。経橈骨動脈アプローチによるPCIが76%で、侵襲度を軽減させている。ステント再狭窄の減少、冠動脈CTの導入などで、再狭窄の追跡心臓カテーテル検査の頻度を少なくしている

★心不全については心臓超音波検査、心臓カテーテル検査、心筋シンチなどで病態・原因を明らかにして、治療方針を決定する。治療は薬物療法が主体である。薬物療法に抵抗性の症例には、CHDFなどの急性血液浄化法による治療を行っている。ショックを伴った重症例には、IABPやPCPSなどの体外補助循環を併用している

★不整脈の治療は、不整脈外来を設置して、ホルター心電図、心臓カテーテル検査、電気生理学的検査などで専門医により診断し、治療は抗不整脈薬治療が主体であるが、適応があれば経皮的カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)を行って根治に努めている。徐脈性不整脈には適応があればペースメーカー移植術(09年間63例)を行い、致死性不整脈には適応があれば、埋込型除細動器移植術(両室ペーシング機能を含む)(09年間16例)を行う。ペースメーカー外来を設置してペースメーカや埋込型除細動器の定期的な管理を行っている

★肺血栓塞栓症はCT検査、肺換気・血流シンチ検査、下肢静脈エコーを可及的早期に行い、下肢深部静脈血栓には抗凝固療法に加えて下大静脈フィルター挿入術などの治療も行っている。冠動脈疾患に合併した下肢動脈、腎動脈、頸動脈などの動脈硬化病変には、放射線科医と連携して適応があれば血管形成術などを実施している。

医療設備

心臓カテーテル装置、32chMRI、256列マルチスライスiCT、DSA、IABP、PCPS、MRI(3T・1.5T)、RI、PET-CT、心臓超音波検査、経食道心エコー、電気生理学的検査、トレッドミル負荷心電図、ホルター心電図、ABIなど。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

放射線科

分野

放射線科

特色

常勤の2名は日本放射線学会専門医、PET核医学認定医、1名は日本放射線腫瘍学会認定医で奈良県立医科大学放射線科と放射線治療・核医学科から派遣された非常勤医の協力により、最新の放射線診断・治療機器を駆使し、精度の高い各種画像診断・IVRならびに核医学診断、放射線治療を行っている

★PETは他施設に先駆けて2002年8月から稼働、PET-CT2台をフルに活用したPET癌検診や精検ならびにPET-CTによる3次元放射線治療計画を行っている。当施設は日本放射線腫瘍学会認定協力施設で、放射線治療専門の技師4名、放射線医学物理士1名のもとに治療機器の精度管理を厳密に行い、すべての悪性腫瘍に対応したリニアックによる外部照射ならびに頭蓋内腫瘍に対してガンマナイフによる定位放射線治療を行っている

★特にガンマナイフは1993年8月に本邦でもいち早く導入され、現在まで延べ約4,000人の頭蓋内腫瘍の定位放射線治療を行っている。2011年4月に最新のガンマナイフに更新を予定している。リニアックによる外部照射は、各種手術不能癌に対して各科の専門医との連携によりEBM(科学的根拠)に基づいた化学療法併用の集学的治療ならびに高齢者癌や各種進行癌に対してQOL(生活の質)を重視した緩和医療を積極的に実施している

★また、2007年より骨転移疼痛緩和治療としてストロンチウム89による放射線同位元素内療法が可能である。さらに、遠方や状態不良のため通院ができない患者さんに対しては、速やかに治療ができるように放射線治療病棟15床を設置し、積極的に入院を受け入れている。

症例数

09年度の検査件数はMRI 7,000件、CT 17,000件、核医学3,500件(うちPET 3,000件)、血管造影1,500件。放射線治療新患数は約200人で、リニアックによる外部照射は主に肺癌、前立腺癌、乳癌、直腸癌で、ガンマナイフによる定位放射線治療は大多数が転移性脳腫瘍である

★治療外来は月~金(火・木は午後のみ)、受付は午前9時~午後3時。

医療設備

MRI 3台(3T 1台、1.5T 2台)、CT3台(256列1台、16列2台)、PET 3台(内2台はPET-CT)、サイクロトロン、SPECT、リニアック、ガンマナイフ、3次元治療計画装置、血管造影装置3台。

「医者がすすめる専門病院 大阪・奈良」(ライフ企画 2011年5月)

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