大崎市民病院(宮城県大崎市)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
大崎市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
外科
分野 |
消化器・一般外科 |
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特色 |
杜の都仙台から新幹線で15分、自動車で小1時間の大崎市内にある。東北大学の全面的バックアップを得る県北の唯一の基幹病院である。日帰り手術から重大合併症を有する手術まで、幅広く地域住民の要望に応えている。現在は、心臓を除き甲状腺から肛門まで、ほとんどすべての疾患を扱っている。県北部唯一の基幹病院であり、多くの症例が万遍なく集まる。近代的外科を展開しているが、「心の外科」を掲げ「心、技、体、知」の揃った医療を目指す。結果として、多くの患者のみならず志ある外科の研修医に支持されている。 |
症例数 |
09年の全手術件数は1,464例であるが、うち緊急手術が385例と多いのが特徴である。これは県北唯一の救命救急センターを有しており、ほとんどすべての症例が集まってきているためである。外科で気管内挿管麻酔1,194例は宮城県のトップを争い、東北地方で有数である ★甲状腺:がんは32例、その他の良性疾患43例。超音波診断の向上をうけ、できるだけ甲状腺を残しQOLに根ざした術式を心がけている。皮切も片側横切開で全摘まで対応している ★上皮小体:原発性上皮小体亢進症3例で、すべて腺腫であった ★乳腺:がん88例で、うち温存66例。センチネルリンパ腺バイオプシーを併用し、QOL向上に努めている ★副腎:6例すべて腹腔鏡下手術で行っている ★肺:胸腔鏡下手術により、がん14例、自然気胸27例行った ★腹部大動脈瘤:21例の手術のうち7例が緊急手術であった ★消化器がんはそれぞれのガイドラインに沿って治療 ★食道:がん18例すべて開胸であったが、10年からは胸腔鏡下の手術にも力を入れる ★胃:がん手術は08年より減少し97例であった。腹腔鏡下の手術も可能であるが、早期症例に対してコストで勝り、整容性にも劣らない10cmの小切開で行う手術を施行している ★胆道結石:胆石116例、総胆管結石4例であった ★膵・胆道:がん10例で、膵頭十二指腸切除6例であった ★肝臓:がんは8例で原発性1例、転移性7例であった。その他の肝臓手術は5例 ★大腸:がん手術症例は08年より増えて172例であった。合併症がなく比較的早期の症例に関しては、腹腔鏡下の手術を選択している。腹腔鏡下手術は結腸切除30例、直腸低位前方切除術10例、腹会陰式直腸切除術3例であった ★成人鼠径ヘルニア:症例数は年々増加し167例であった。原則としてクーゲル法を採用している。小児鼠径ヘルニア:年々減少し39例で、男子はPotts法を用いている ★肛門:痔瘻・肛門疾患は地域の最終病院として困難な症例が多い。直腸脱に対する腹腔鏡下の手術は以前より行っている。痔疾患に対してはPPH、ジオン注など患者に好評な治療法を行っている ★消化器科との連携は密で、お互いに協力し合って治療に当たっている。消化器科では、09年に早期食道がんの内視鏡切除5例、早期胃がん95例、大腸腫瘍405例、がん3例の治療を行った ★大腸がん5年生存率:StageIIは開腹75.7%、腹腔鏡下100%であった。StageIIIa+IIIbは開腹83.3%、腹腔鏡下54.0%であった ★胃がん5年生存率:すべて開腹症例でStageIA:88.7%、IB:81.1%、II:56.3%、IIIA:54.7%、IIIB:26.9%、IV:9.6%であった ★がん化学療法:術後化学療法に対する多くの多施設共同トライアルに参加している。外来化学療法室を備え、患者の要望に応えている。10年9月からは腫瘍内科の専門医が2人着任予定である。緩和ケアチームがきめ細かい医療を展開している ★13年度には500床の新病院が完成し、PET、IMRTを新規導入し、がん拠点病院としての整備を進める。手術室、ICUを増やし、さらに急性期を中心とした医療を充実して展開する予定。 |
医療設備 |
MRI、CT、MDCT、RT、RIシンチ、DSA、マンモグラフィなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
循環器科
分野 |
循環器科 |
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特色 |
宮城県北全体をカバーしており、24時間体制で診療にあたっている。虚血性心疾患(狭心症、急性心筋梗塞)、心不全、不整脈、肺塞栓症などを中心に、高度な循環器専門医療を提供している。地域連携を行っており、紹介、逆紹介を円滑に進めている。 |
症例数 |
毎年年間入院患者数は1,000人を超えている。心臓カテーテル検査数650件、冠動脈ステント留置術250件、ペースメーカー植え込み術60件。非侵襲的な検査方法として、冠動脈CT 300件、心臓MRI 20件、心筋シンチ170件、経胸壁心エコー4,000件、ホルター心電図1,600件を行っており、不必要な侵襲的検査を避けるように努めている。不整脈に対しては、カテーテルアブレーション15件を施行している。急性心筋梗塞は40件であり、ほとんどの場合が、緊急冠動脈造影検査を行い、冠動脈インターベンションにて加療している。重症例に対しては、大動脈バルーンパンピング装置(IABP)、経皮的人工心肺補助装置(PCPS)、一時的ぺーシングなどを導入して救命している。急性期治療のあとは、心臓リハビリテーションを積極的に行い、日常生活に1日でも早く戻れるよう治療を行っている。 |
医療設備 |
心臓カテーテル装置、心臓超音波検査装置、ホルター心電図、心臓核医学検査、64列CT、心臓MRI、ICU+CCU 13床、大動脈バルーンパンピング装置、経皮的人工心肺補助装置、ペースメーカーなど。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
整形外科
分野 |
整形外科 |
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特色 |
地域の医師と密に連携して整形外科全般の治療を行っている。また、宮城県県北唯一の救命救急センターを併設しているため、県北の各地から重度外傷患者が搬入される。院内各科との連携がスムーズで、各種合併症を制御しながら標準的整形外科的治療を組み立てることが可能である。 |
症例数 |
09年における月平均外来患者数1,340人、月平均新患者数236人、紹介率は52.6%である。整形外科ベッド数は33床である。月平均入院患者数は987人で、月平均新入院患者数は68人、平均入院日数が13.4日である。手術数は799件。そのうち外傷が約8割を占める。中でも大腿骨近位部骨折が215例(頸部88例、転子部117例、転子下10例)で最多である。大腿骨頸部骨折については地域連携パスを地域の9病院と共有しており、各々の病院と手術から後療法までパスを用いて一貫した治療を行い、治療成績を向上させている。その他、手・手関節骨折85例、足・足関節骨折83例、肩周囲骨折外傷55例、膝周囲の骨折外傷32例などとなっている。早期観血固定をすることで早期リハビリテーション、早期退院を心がけている。人工関節置換術は股関節23例、膝関節30例である。脊椎手術(外傷を含む)は50例(頸椎19例、胸椎6例、腰椎25例)である。 |
医療設備 |
MRI 2台、CT、DSA、骨シンチ、骨塩定量(DEXA)など。 |
- セカンドオピニオン受入 ×
- 初診予約 △
- 主治医指名 ×
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
形成外科
分野 |
形成外科 |
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特色 |
宮城県内陸北部の全域を主な診療圏としており、体表面(顔面その他)や手指の外傷、顔面骨骨折、皮膚・皮下腫瘍の切除および再建、顔面や手足の指の先天異常、熱傷その他に伴う皮膚潰瘍、傷あとおよびそれによる拘縮(つっぱり)・ケロイド、陥入爪などを扱っている。重症例についても、東北大学形成外科との連携により診療が可能である。 |
症例数 |
年間手術数は約300件、うち入院が約120件である ★皮膚・皮下の良性腫瘍が約120例と多く、傷あとをできるだけ残さない丁寧な手術を心がけている。また、顔面などのやや大きな腫瘍(皮膚がんを含む)に対しては、局所皮弁術を併用して、機能的および整容的に障害を極力残さない治療を行っている ★手足の外傷等は約50例で、 腱や神経・血管の損傷、 指の骨折、 切断指再接合を含む ★顔面骨骨折は2カ月に1件程度の受け入れを行っているが、ほぼ全例が頬骨骨折である ★先天異常では、手や足の合指症・多合指症、母指多指症などについては術後の機能や形態を考慮して、症例に応じて1~2歳で手術している。その他、副耳、埋没耳、先天性耳瘻孔、臍突出症(でべそ)などの手術を行っている ★ケロイドは、保存療法と手術の両面でアプローチしており、放射線科の協力により術後再発予防のための電子線照射も施行可能である ★陥入爪・巻き爪は、なるべく皮膚を切開しない治療を選択している。近年、眼瞼下垂の手術も増加しつつある ★当院ではデイサージャリーセンターを備えており、小児の副耳やアザなど、比較的軽微な手術は日帰りでの全身麻酔手術も可能である。また、 成人でも合併症のない症例であれば、 できるだけ入院当日に手術を行い、入院期間を短くするようにしている。 |
医療設備 |
CT、MDCT、MRI、放射線治療機器、手術用顕微鏡など。 |
- セカンドオピニオン受入 △
- 初診予約 ×
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)
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- 名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。
50代以上男性 2008年08月31日投稿
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