専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

東京労災病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

腎臓代謝内科

分野

腎臓内科

特色

スタッフは東京女子医大第4内科、東医療センター関連のスタッフより構成されている。一次性、二次性腎疾患、特に糖尿病性腎症をはじめとする代謝性腎障害、急性および慢性糸球体腎炎、自己免疫性疾患いわゆる膠原病に合併した腎症、さらに尿路感染症の診療を広く行っている

★また機能面では多様な病態からの急性、慢性腎不全の専門的診療を得手とするところで、栄養士による積極的な栄養指導の下に低蛋白、低塩を中心とした食事療法に実を挙げている。腎障害進展にかかわる血圧管理には、ほとんどの患者さんに家庭血圧測定をして頂き、その結果を降圧薬の選択、投与量、投与のタイミング設定などに生かしている

★代謝面では、三大栄養素にかかわる代謝および腎生理の知識を基礎にした水・電解質代謝も内分泌の側面を含め、重要な守備範囲である。また、慢性腎臓病(CKD)の概念が提唱され、対策が急がれているが、当院では従前より尿所見を持ちながらも看過されてきたCKD患者の経皮的腎生検を積極的に施行し、確定診断および治療方針の決定を行っている

★末期腎不全患者に対する透析療法は血液透析が中心。当院では、特に糖尿病性腎症による腎不全で透析導入となった高齢者の割合が多く、そのため合併症を十分考慮した透析治療が要求されている。また透析導入のみならず、内シャント血管拡張術(PTA)を積極的に行っている

★地域の中核病院として透析患者さんの内科的のみならず複数科にかかわる合併症診療を目的とした入院にも、地域の医療連携強化の一環として門戸をひろげており、地域の透析施設からも信頼を頂いている。

症例数

血液透析導入は年間30~40人程度、治療は一般透析機器に加え、エンドトキシン吸着、血漿交換、血液吸着など膠原病、肝不全、薬物中毒、重症高脂血症にも対応し得る機器を常備し診療している。

医療設備

MDCT、MRI、血管撮影、超音波検査機器、各種核医学検査、骨塩量など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

整形外科

分野

整形外科

特色

東京城南地区の中核病院として質の高い、オーソドックスで根拠に基づいた医療(EBM)を基本としている。手・肘の外科、脊椎・脊髄外科、関節外科が多いことが特徴。救急は原則2次救急までであるが積極的に受けており、特に労災患者は病院の役割上、必ず受け入れる。リハビリテーション科は独立(専門医2人)しているがおよそ6割は整形外科疾患であり、上肢は作業療法士、体幹・下肢は理学療法士が担当している。昨今の在院日数短縮のみにとらわれず、十分なリハビリ・社会復帰を目指した医療を行っており、10年度整形外科平均在院日数は約21.4日、労災にかかる疾病・外傷は8.9%(整形外科のみ。延べ入院)である。保存的治療(手術をしない)入院も可能。

症例数

10年度の実績は次の通り。新外来患者数14.6人/日、外来数158.2人/日、新入院3.8人/日、入院平均患者数81.5人/日。手術1,086件(入院951、日帰り手術135)

手・肘関節外科=多くの治療経験がありここ数年間の年間手術件数は約250件。病院周辺は「物作りの大田区」といわれるように機械工場が多く、このため手指外傷に対する治療経験が豊富である。末梢神経障害手術は手根管症候群37手、肘部管症候群は4肘であった。手関節周辺骨折は保存的治療を原則とするが関節内骨折、粉砕骨折は手術(37手、主にプレート固定)を選択している。肘周辺の手術は19肘(肘部管症候群、抜釘を除く)で靱帯形成術2件などが含まれる。手部の骨折も多く、舟状骨骨折は9手であった。手の外科領域の手術のうち手根管症候群、新鮮舟状骨骨折、伸筋腱断裂は局所麻酔による日帰り手術としている

脊椎・脊髄外科=保存的治療(薬や神経ブロック、リハビリによる治療)が原則であり、無効例が手術となる。手術件数は160件(頚椎17、胸椎5、腰椎138)と多く、都内でも件数が多い病院である。近年、腰部脊柱管狭窄症に対する紹介・手術(106件)が激増している

関節外科=膝・股関節の人工関節置換術は79関節(膝53、股25、肘1)ですべてのケースは無菌手術室を使用。10年度の人工関節手術患者うち、75歳以上は半数以上を占め、後期高齢者の手術も多い。輸血は自己血輸血を原則(超高齢者、術前高度貧血のある場合は不可)としている。膝関節の関節鏡視下手術は51件で約1週間の入院。肩・肩周辺の手術も53件と少なくない

足関節・足の外科=外反母趾、尖足、局所ジストニア(筋緊張による変形)、変形性足関節症などを対象とする

スポーツ障害=近隣の中・高学生、社会人ラグビー選手の障害が多い。プロレスラー・ボクシング選手の治療実績も持つ。投球による肩・肘関節障害、指靱帯損傷、膝十字靭帯・半月板損傷、疲労骨折などが主

高齢者に対する治療=大腿骨頚部骨折手術は97件(骨接合術55、人工骨頭置換術42)。早期離床を目指し、術前からリハビリを行っている。上腕骨近位端骨折は高齢者にとっては体重を支える役割を担うため早期手術(10件:骨接合術8、人工骨頭2)を選択

関節リウマチ=保存的治療が主。手術は手指の滑膜炎・変形に対するものや腱断裂が多い。肘障害にまず滑膜切除術を選択するが人工関節置換術も増加している

救急=開放性骨折、神経損傷の疑われる外傷、小児の肘周辺骨折、比較的年齢の若い大腿骨頚部内側骨折などは当日手術を原則とする。

医療設備

MRI、MDCT、骨密度定量測定装置、 RI(骨シンチグラムなど)、リニアック、ABI、無菌手術室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

リハビリテーション科

分野

リハビリテーション科

特色

医師は2人ともリハビリ専門医・指導医の資格を持つ。脳血管疾患等リハビリテーション(I)・運動器リハビリテーション(I)・呼吸器リハビリテーション(I)・癌のリハビリテーションを行っている。リハビリ施行中の入院患者は、必ず週1回は主治医・病棟看護師や薬剤師・MSWなどとともにカンファレンスを行っている。主に急性期~亜急性期を中心にリハビリを行っているが、必要に応じて退院前訪問指導を行い、自宅退院を推進している。また、復職を目標に職場訪問指導を行っている。

症例数

全病床数400床中(亜急性期病床24床を含む)リハビリ科は2床である。入院適応は1カ月間をめどに自宅退院が見込める患者で、実際は脳卒中が一番多い。主に他科入院中のリハビリを行い、原則として通院リハビリは行っていない。年間新患者数は約1,800人で、依頼科は整形外科が50%強、その他神経内科、外科、脳神経外科、呼吸器内科等が占めている。対象疾患は、脳卒中を含む中枢神経疾患、骨折などの外傷、脊椎疾患、切断、神経筋疾患、呼吸器疾患、悪性腫瘍術後など幅広い。急性期病院で入院・術後早期からリハビリを開始し、脳卒中に関しては、入院より3日以内に約6割がリハビリを開始している。電気性理学的検査は主に針筋電図と神経伝導検査を行い、年間約100件である。嚥下評価として年間約60~100件のVF・VE検査を行っている。年間の装具・義肢作製件数は約20~30件である。

医療設備

マルチスライスCT(MDCT)、MRI、SPECT、BIODEX、重心動揺計、筋電図を含む神経筋誘発装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東京都版」(ライフ企画 2011年11月)

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