専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

北村山公立病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

乳腺外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

当乳腺外科は、乳がんの診断と治療を専門的に扱う部門として09年5月に設立された。乳腺専門医による診療が行われており、デジタルマンモグラフィやエラストグラフィー搭載超音波装置を用いた乳がんのより確実な診断や、アイソトープ法を併用したセンチネルリンパ節生検とOSNA法による術中迅速検査を用いた乳がんの縮小手術に力を入れている。エビデンス(科学的根拠)に基づいた薬物療法もしっかりと行っており、セカンドオピニオンにも対応している。

症例数

開設後11カ月での外来受診者数は約2,200人であり、同期間の手術件数(全身麻酔下)は39症例である。最近では山形県内に限らず、県外からの患者も増えている。乳がん手術の乳房温存率は76%である。術前にMRI検査やCT検査で、病変の性質や広がりの把握を精密に検討し、切除断端陰性を確実に保つように心がけている。比較的早期の段階で発見される症例も多く、そうした症例に対してはアイソトープ法と色素法を併用する精度の高い方法でセンチネルリンパ節生検を行っている。摘出したセンチネルリンパ節は、遺伝子増幅検出装置による転移検出(OSNA法)で術中迅速診断を行っている。転移陰性の場合は、腋窩リンパ節郭清の省略を可能にしている。また、腫瘍径が大きな場合には、術前薬物療法を行って腫瘍の縮小を図り、乳房温存手術を可能とすることを試みている。腋窩リンパ節郭清が省略できなかった症例では、術後の早い段階でリハビリ科の理学療法士が介入し、リンパ浮腫ケアを行っている。医師、看護師、薬剤師、放射線技師、病理検査技師、理学療法士を交えたカンファレンスを毎週開催しており、心のこもったチーム医療を行っている。

医療設備

デジタルMMG、US、CT、MRI、シンチグラフィー、マンモトーム、ガンマプローブ(センチネルリンパ節生検)、遺伝子増幅検出装置(OSNA法)他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東北版」(ライフ企画 2010年12月)

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