専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

長野中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

心臓血管外科

分野

心臓血管外科

特色

狭心症のカテーテル治療、不整脈に対するカテーテル治療はともに長野県内トップクラスであり、成績も安定している。過去20年間における4,000例のカテーテル手術において、順番待ち手術での死亡例は経験していない。また心臓血管外科も年間100例程度の全身麻酔の手術例を施行しているが、緊急の解離性大動脈瘤も含めた死亡例は年に1例程度で、非常に安定している。病院の姿勢としては差額ベッドの徴収は行っておらず、また入院期間も内科カテーテル手術では1泊2日が標準で、全国的に最短であり、高度の医療を安く短い入院で受けられるように努めている。心臓CTも導入して3年経過しており、患者さんに負担の少ない方法で、病気の診断治療をするように心がけている。学術研究も積極的に行っており、2008年はミュンヘン大学と共同研究を行い、厚生労働省の進めるJDOIT3研究には国内81施設の1つとして共同研究に参画し、また日本循環器学会総会にも3演題、臨床研究を発表しており、長野県内では貴重な存在となっている。

症例数

循環器内科=ほぼすべての循環器内科疾患に常勤のスタッフのみで治療可能となっている。症例数はほとんどの分野が長野県内1位。狭心症・急性心筋梗塞のカテーテル治療(PCI)は2009年には423例に施行している。急性心筋梗塞、不安定狭心症などの緊急・準緊急症例はうち139例を占めている。成功率は98%で、死亡例は待機例ではなし。石灰化の高度な病変にも対応可能な、ロータブレーターという治療機器も駆使している。下肢の動脈硬化による閉塞、狭窄に対しても、県内の他の院所とは異なり15年くらいも前から行い経験の蓄積があり、08年は70例に施行。頻脈性の不整脈に対しては、カテーテルアブレーションといわれる電気治療を10年以上行っている。2008年は106例に施行しており、成功率は95%、再発例は5%と優秀であり、死亡例はなし、という状況である。また最近話題の心房細動に対するカテーテルアブレーションも2008年は32例に行っており、自覚的な改善例は90%程度となっており、患者さんから喜ばれている。ペースメーカー治療、心不全に対する両室ペースメーカー治療、植え込み型除細動器治療、なども積極的に行っている。そのほか、僧帽弁狭窄症に対する経皮的交連裂開術PTMC、肥大型心筋症に対するPTSMAなども実施している。また心筋梗塞の2次予防などを目的に心臓リハビリテーションにも力をいれており、施設基準Iを取得して、熱心な理学療法士がその分野をリードしている。糖尿病グループとの風通しも良好で、心臓CTなども使用して、北信地域の2次予防を体系的に行っていくプロジェクトもこれから立ち上げていく予定

心臓血管外科=人工心臓はできませんが、他の治療はほとんど可能で、どの分野にも優秀な成績を残している。冠動脈バイパス術は2008年には31例に施行しており、全例、人工心肺を使用しないoff-pump手術であり、バイパス開存率は98%程度。死亡例はなし。当院での冠動脈バイパス術の最高齢は96歳で、元気に生存退院している。脳卒中の合併はほぼ皆無という状態である。弁膜症の手術は2008年には32例に行い、うち弁形成術を7例に施行している。急性解離性大動脈瘤などの胸部大動脈瘤は2008年には23例であり、1例は残念ながら死亡しているが、破裂例も含んでの数字としては欧米では10%近く死亡しているのでまずまずの成績。腹部大動脈瘤に関しては2008年からステントグラフトを使った低侵襲手術を導入しており、2008年8月から9例に施行

★全体には3階に、手術室、集中治療室、カテ室、心リハ室、一般病棟などの循環器関係のすべてが集中しており、ポンプやさまざまな治療器具のついた重症の緊急症例の移動も比較的安全に可能であり、また内科外科への移行もスムーズで、内科外科の連携も人間関係を含めて非常によく、センターというにふさわしい環境となっている。医師のみでなく、心臓MRIを専門とする放射線技師、心臓CTを専門とする放射線技師、心エコーを専門とする検査技師、心臓リハビリを専門とする理学療法士、カテや循環器関係の機器を専門に管理する放射線技師や臨床工学士、またもちろん手術を専門とした手術室看護師、心臓外科術後管理に熟練したICU看護師などのコメディカルも多数そろっており、これらの人たちもほとんど3階に集中して、朝早くから夜遅くまで患者さんの診断と治療に当たっている。

医療設備

シネアンギオ装置2台、64列心臓CT1台、MRI 1台、PCPS 2台、IABP 3台など。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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