専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

長野松代総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器外科

分野

呼吸器外科

特色

呼吸器内科、神経内科専門医らと緊密な連携をとり、肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、重症筋無力症、自然気胸、胸壁・胸膜疾患、膿胸などを対象に、呼吸器外科領域全般の疾患に関する専門的な治療を行っている。地域医療の中核病院として近隣の病院や診療所からの紹介を受けるとともに、人間ドックにも力を入れて疾患の早期発見、早期治療に努めている。

症例数

呼吸器外科専門外来は1999年4月に開設された

★診療に際しては、患者のQOL(生活の質)の確保を最優先として考え、内科と緊密な連携をとりつつ、患者および家族に十分時間をかけてよく説明し、相談した上で検査・治療をすすめている。根治術が見込まれる悪性疾患の場合には、患者の年齢や合併症を考慮に入れつつも、まず標準的な外科的治療を行うことを優先として考えている。肺癌に関しては肺葉切除+縦隔郭清を基本にしている

★胸腔鏡による手術も積極的に施行しており、気胸症例は全例を、また転移性肺腫瘍例など肺部分切除を必要とする症例の多くに胸腔鏡を用いている

★術前後の管理に際しては、充実した付属リハビリテーション部による呼吸訓練を施行している

★手術件数は年間約50例(原発性肺癌が約20例、転移性肺腫瘍が約10例、自然気胸が約10例、その他)である。胸腔鏡下手術ないしは胸腔鏡補助による手術は約25例ある。

医療設備

ヘリカルCT、MRI(MRA)、シンチスキャン、気管支鏡、胸腔鏡、DSAなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

整形外科

分野

整形外科

特色

地域の基幹病院として整形外科全般で専門的な治療を行っている。特に関節外科、人工関節手術、スポーツ外傷手術、関節鏡視下手術、脊椎外科、手肩関節外科については県内はもとより、近県からも受診者が多い。

症例数

年間の手術数は約1,500例

★関節外科では、膝関節症の治療として関節鏡視下手術、骨切り術、人工膝関節単顆置換術、全置換術を患者の状態に合わせて選択している。人工膝関節手術に関しては年間約250例を施行している。両膝罹患の患者では1回の麻酔で両側の手術を無輸血で行う方法を採用し、入院期間、医療費の軽減を得ている。術後経過は定期的に検診し、患者に還元しているが、最近では屈曲角度を主とした機能面の向上も著しい。治療成績は国内外の専門学会で報告され、高い評価を得ている。人工股関節手術も高齢者はセメント固定、比軟的若年者ではセメントレス固定と使い分け、現在までに約700例に施行しているが手術時間も短いため、約70%の患者は自己血輸血のみで終了している

★スポーツ外傷では膝関節と肩関節の損傷を多く手掛け、特に膝前十宇靱帯再建術では、主としてスポーツ選手に関節鏡視下屈筋腱移植を現在までに約500例、また半月板切除などの関節鏡視下手術は年間150例程度を施行している

★脊椎外科では変性疾患に対して責任病巣を明確にしたうえで安全で確実な手術法を選択しているが、胸腰椎でのインスツルメンテーション手術は年間約60例(現在までに約450例)である。いずれの場合も、付属する充実したリハビリテーション部(PT20人、OT6人など)での術直後からの訓練により、早期の社会復帰を果たしている。

医療設備

MRI3台、ヘリカルCT、シンチスキャン、DSA、DEXA、クリーンルーム3室。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

乳腺・内分泌外科

分野

乳腺・内分泌外科

特色

乳腺、甲状腺、上皮小体(副甲状腺)疾患の診断および専門的治療を行っている。甲状腺の腫瘍に対する外科治療のほか、バセドウ病、慢性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎に対する内科的治療まで幅広く行っているのが特徴である。

症例数

専門外来は春日部長が赴任した1997年4月からスタートしたが、12年で原発乳癌500例、甲状腺癌350例(95%は乳頭癌)、原発性上皮小体機能亢進症50例、バセドウ病35例の外科治療が行われた

★乳癌の治療は乳房温存療法および大小胸筋保存乳房切除術がほとんどである。組織検査、ホルモンレセプターを参考に内分泌、化学療法が選択される。高齢者などに対しては、QOLを考慮して無理のない治療を心掛けている。近郊の病院(主に長野市内)の外科医、放射線科医、形成外科医と定期的に検討会を開いており、進行、再発例を中心に治療方針の検討を行っている

★甲状腺癌は、葉切除術および頸部リンパ節郭清術を基本術式としているが、反回神経麻痺などの合併症はほとんど認めていない

★バセドウ病は主に内科的治療でコントロールされるが、外科治療は薬剤に対する副作用あるいは強い抵抗性を認めた場合に適応としている

★原発性上皮小体機能亢進症の手術は、95%は腺腫であった。当院の人間ドックでの血清カルシウム値のスクリーニングで、12年間に30例発見され外科治療が行われた

★乳腺、甲状腺疾患に対する超音波検査は、すべて担当医師自らが行っており、年間で約3,000例を数える。

医療設備

マンモグラフィ、超音波、シンチグラフィ、ヘリカルCT、MRI2台、DSA、甲状腺ホルモン分析装置(2時間で結果が得られるので大きなメリットがある)。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

すべての痛みと神経ブロックが有効な疾患に対して、神経ブロックと薬物療法を主体とした治療を行っている。合併症が少なく治療効果が高いブロックと、これをより効果的なものとしてくれる薬物の併用を心掛けている。電気刺激療法やリハビリテーションによる治療も行っている。2001年度からは高圧酸素療法による治療も可能となる。また、手術麻酔においても硬膜外麻酔・術後鎮痛による安全で痛みの少ない術後を提供している。

症例数

年間ブロック数は硬謨外ブロック約2,400例、星状神経節ブロック約500例、眼窩上・眼窩下・おとがい神経節ブロックや顔面神経ブロックなどが約100例となっている。対象疾患は、頭頸部疾患(三叉神経痛、顔面神経麻痺、顔面痙攣、突発性難聴、頭痛、頸椎症)、腰痛症(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症)、帯状疱疹(発症直後から神経痛まで)などが主体である

★ブロック施行症例のうち90%以上において、治癒ならびに症状の著明な改善を認めている。突発性難聴、顔面神経麻痺、帯状疱疹などの早期治療が重要な疾患では、即日入院が可能な体制をとっており、治療成績の向上につながっているものと考えられている

★入院治療患者数は、他科の依頼患者を含め月平均10人で、腰痛症・帯状疱疹・顔面神経麻痺を合わせると入院全体の80%程度となっている

★難治性疼痛においては、集学的治療が必要とされるため、脳神経外科、耳鼻科、口腔外科、整形外科、皮膚科、心療内科などの各科と密な連携をとって治療にあたっており、患者さんの満足度、安心感を高めるように心掛けている。

医療設備

外来ベッド数13床、MRI2台、CT、ヘリカルCT、X線透視装置、神経筋伝達速度測定装置、脈波測定装置、低周波電気刺激装置、高圧酸素(2001年度より)。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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