専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

北信総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

循環器科

分野

循環器科

特色

北信総合病院は長野県北部、いわゆる北信地域の長野市以北を対象地域とし、すべての患者様を引き受ける基幹病院。千曲川の両岸に広がる積雪が多い地域であり、東部には志賀高原の山々がひかえている。厚労省指定臨床研修病院、日本内科学会認定教育病院、循環器学会指定循環器研修施設に指定され、総病床数647床を有し、内科は約150床、循環器センターは一般44床とCCU 6床を構成。循環器内科(専門医3人)と心臓血管外科(専門医2人)は同センターにあらゆる循環器疾患を受け入れ、常に協同して最善の診断と治療を進めている。循環器内科は地域の第一線診療をプライマリ・ケアから日本の標準的専門診療までを行っている。外科的治療が必要な例では循環器内科が診断と手術適応の検討をして、心臓血管外科へ送る。心臓血管手術後の慢性期管理も行うなどすべての心臓血管疾患の診療が可能な体制をとっている。対象疾患は、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、不整脈(心房細動、徐脈・頻脈)、心不全、心筋症、弁膜症、感染性心内膜炎、先天性心疾患、急性大動脈解離、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、肺血栓塞栓症、肺高血圧症、呼吸器疾患に伴う心疾患、心血管疾患の危険因子管理(高血圧、脂質異常症、糖尿病)など。周辺地域の診療所や病院との連携を強化するために、地域連携パスの導入を開始した。今後は家庭や地域のスタッフとも連携して心血管疾患の発症・再発予防と患者様の活動レベルの向上に貢献して方策を具体化していく。

症例数

外来診療は循環器内科では1日あたり70人以上、年間では約2万人の外来患者様を診察し、年間600人以上の入院患者様を受け入れている。非侵襲的検査では年間3,000件以上の心エコー検査、500件以上の心臓核医学検査(多くはタリウム心筋シンチグラム)と長野県内でも有数の実績。心臓カテーテル検査は年間約400例。冠動脈造影、左室造影、スワンガンツカテーテル検査、電気生理学的検査などすべての検査を行うことが可能。内科で行う治療では経皮的冠動脈インターベンション治療PCIを80件以上(経皮的冠動脈形成術・ステント留置術)。また、経皮的末梢血管形成術も08年より開始している

★不整脈疾患では、徐脈性について恒久型ペースメーカー新規植込み術は約20件以上、頻拍性不整脈対するカテーテル・アブレーション治療は年間約10件、心房細動症例も含めて関連施設の専門医と供に行っている。その他、適応が限られるICD(植込み型除細動器), CRT-D(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)の植込み術も施行している

★緊急の重症心不全や心肺停止状態の患者様に適応される、IABP(大動脈内バルーンポンピング装置)、PCPS(経皮的心肺補助循環装置)もいつでも稼働可能であり、緊急CABG手術、胸部・腹部大血管の緊急手術にも対応してきた。1989年に開設されたCCUは厚生労働省の基準を満たした正規の運用を行う長野県内でも数少ない充実したスタッフと施設を誇る。看護師・臨床検査技師・臨床工学士・薬剤師・リハビリなどのコメディカルスタッフも長年鍛えられた知識と技術を引き継いで循環器センター診療チームを発展させている。

医療設備

CCU(心血管疾患集中治療室)、長時間心電図モニター監視装置、心臓カテーテル検査・治療室(心臓血管造影専用デジタル血管撮影装置)、PCPS(経皮的心肺補助循環装置)、IABP(大動脈内バルーンパンピング装置)、MD-CT(16列CT)、3次元画像解析装置、心臓核医学診断装置(負荷タリウム心筋シンチグラム)、心エコー検査診断装置3台(経食道エコープローブ付き)、トレッドミル運動負荷心電図装置、ホルター心電図解析装置、24時間血圧測定装置、簡易型睡眠時無呼吸症候群診断装置。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

眼科

分野

眼科

特色

長野県北部地域の中核病院としてあらゆる眼疾患に対応している。総合病院の利点を生かし、内科、小児科、人間ドック等と連携して糖尿病網膜症、未熟児網膜症、緑内障、白内障等の早期診断、治療に努めている。手術は低侵襲かつ早期退院を目指し、白内障を中心に網膜硝子体疾患、緑内障、斜視など幅広く行っている。また、常勤の視能訓練士による斜視弱視視能訓練も行っている。眼瞼内反症、眼瞼下垂、霰粒腫切除などは日帰り手術を行っている。

症例数

2008年度の外来患者数は1日平均100人。年間手術件数は約600件。多くが白内障手術で、硝子体手術、緑内障手術にも対応している

★白内障手術は、ほとんどが小切開による超音波水晶体乳化吸引術+眼内レンズ移植で、点眼麻酔、無縫合の手術である。他に眼疾患がなければ術翌日より良好な視力が得られている

★硝子体手術は糖尿病網膜症、網膜剥離、黄斑円孔、網膜上膜などに行っている。手術は眼内内視鏡を駆使し、合併症の発生を未然に防ぐべく努力している

★緑内障は、人間ドックとの連携で早期発見、早期治療に努めている。治療としてはレーザー治療、手術治療など積極的に導入している

★重症の角膜疾患に対しては積極的に角膜移植を行っている。長野県アイバンクと密に連携し、県内の角膜移植普及にも力を入れている。

医療設備

超音波白内障手術装置、硝子体手術装置、眼内内視鏡装置、超音波診断装置2台、レーザー光凝固装置2台、ヤグレーザー装置、ゴールドマン視野計、ハンフリー自動視野計、網膜電位図測定装置、大型弱視鏡、レーザーフレアセルメーター、蛍光眼底カメラ等。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

神経内科

分野

神経内科

特色

神経疾患全般にわたり診療を行っている。神経難病では最新の治療法を積極的に行うとともに、在宅人工呼吸器療法など訪問診療も実施している。脳神経外科と同一病棟を使用し、特に脳卒中センターとして脳卒中治療に共同で取り組んでいる。また2008年4月から精神科とも共同で「もの忘れ外来」を開設し認知症に取り組んでいる。

症例数

2008年度の入院患者は223人。その内訳は、脳卒中が約100人と最も多い。神経難病ではパーキンソン病、運動ニューロン疾患、多発性硬化症、脊髄小脳変性症など約30人、そして髄膜脳炎や末梢神経障害がある。外来ではめまい、しびれ、頭痛も含め多種多数治療している

★治療は、例えば多発性硬化症では、インターフェロン療法、特殊な末梢神経障害には免疫グロブリン大量療法などを行っている。また外来では顔面痙攣などにボツリヌス療法などを行っている

★脳卒中特に脳梗塞では、超急性期治療として発症から3時間以内に行える血栓溶解療法t-PAを積極的に行い成果をあげてきている

★リハビリテーションは急性期から始め、医師・看護師、理学療法、作業療法、言語療法(嚥下訓練を含む)そして医療ソーシャルワーカーによるチーム医療を重視している。一般急性期病棟のほか亜急性期病床そして老健施設を併設して必要なリハビリや介護を継続している。また脳卒中連携パスにより近隣病院の回復期リハ病棟との連携もとっている

★脳動脈瘤、脳動脈狭窄や認知症の早期発見のため脳ドックあり。

医療設備

MRI(1と1.5T、VSRADあり)、CT、ヘリカルCT、脳血流検査、筋電図、脳波、誘発脳電位。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

脳神経外科

分野

脳神経外科

特色

地域の中核病院として救急医療からリハビリテーションまで幅広い治療を行っている。疾患は脳血管障害、頭部外傷、脳腫瘍が多い。脳外科医・神経内科医を中心に脳卒中センターを開設しており24時間体制で診療を行っている。血管内治療は指導医を招いて治療している。場合によっては大学やガンマナイフセンターとも連携して治療を行う。抄読会やカンファレンスを定期的に行い治療技術を高めるとともに、患者さん、家族と相談しながら最善の治療を行うよう努めている。

症例数

脳神経外科の病床数は40床。重症患者も多く、ICU入室患者の60%を脳神経外科の患者が占める。年間手術件数は110-130件。2008年度は脳血管障害42件(うち脳動脈瘤20件)、脳腫瘍17件、慢性硬膜下血腫を含む外傷40件、水頭症10件などであった。脳梗塞発症3時間以内に投与可能なt-PAによる治療も積極的に行っている。2009年4月の時点で治療患者は30例を超えた。

医療設備

MRI 2台、CT 2台、DSA脳血管撮影装置、SPECT、手術顕微鏡、超音波メス、持続頭蓋内圧モニタなど。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

多角的な視野で疾患を診ていきたいため、単科での治療にこだわらず、整形外科、精神科、皮膚科、脳外科、神経内科などへの相談や併診を気軽に行っている。すなわち、総合病院のメリットを生かし、患者にとって最適な治療が受けられることを念頭においている。治療は服薬、神経ブロック、鍼治療(SSP)、リハビリを組み合わせて行っている。

症例数

外来患者は月平均200人であり、50%は他科および開業医からの紹介である。疾患としては、帯状疱疹、脊髄疾患(ヘルニア、変形性脊椎症、脊椎管狭窄症、椎間関節症)、顔面神経麻痺、突発性難聴が多い。その他、癌による痛みをはじめ、疼痛を訴える疾患や、四肢の循環障害を対象に診療している。帯状疱疹痛に対しては、星状神経節ブロック、硬膜外ブロック、イオントフォレーシス、内服治療を、脊髄疾患に対しては星状神経節ブロック、神経根ブロック、硬膜外ブロック、椎間関節ブロック、SSP治療等を行う。顔面神経痙攣に対しては、手術を目的とした脳外科への紹介と顔面神経圧迫法、ボツリヌス毒素による治療を選択してもらっている

★癌の痛みに対しては、消炎鎮痛薬とモルヒネ製剤をはじめとした内服薬による鎮痛を中心として、神経破壊薬を用いた腹腔神経叢ブロック、下腹腔神経叢ブロック、ならびにクモ膜下神経ブロックなどを加えている。また、痛みに対しては自宅でも療養が可能なことを念頭において管理している。血管拡張薬が無効な閉塞性動脈硬化症やバージャー病による四肢の循環障害に対しては、CTガイド下によるアルコールを用いた交感神経節ブロックを施行し、短時間で確実なブロック効果が得られている。

医療設備

MRI、CT、低周波治療期、コールドレーザー、イオントフォレーシス。

「医者がすすめる専門病院 北信越版」(ライフ企画 2009年5月)

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