専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

朝倉医師会病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器病センター

分野

消化器・一般内科

特色

全国で1~2位を競うC型肝炎ウイルスの汚染率と肝癌発症率を示す福岡県の中でも、際立って高率のC型肝炎ウイルス汚染地区が当院に隣接しており、多数のC型肝炎および肝癌の患者さんの治療を行っている。2005年4月より県立消化器医療センターが廃止となり、朝倉医師会病院と合併し、医師会との緊満な連携のもと、この地域のほとんどの肝疾患患者さんのフォローを行っている。院内おいては毎月1回の肝臓病教室、アルコール教室と数回の糖尿病教室、高脂血症教室など開催。さらに、肝臓友の会(会員数約60人)を結成し、年3回の勉強会と新聞の発行をし、会員の療養上の手助けを行っている。また、地元市町村での講演会を行い啓蒙に努めている。さらにホームページで肝疾患の相談窓口を開いており、週平均1~2件の問い合わせと、それに対する返事を速やかに行っている。消化器外科との連携が密で、内科外科の合同臨床カンファレンスを頻回に行って、治療方針の検討を行っている。日本消化器病学会、日本肝臓学会の認定施設であり、指導医は安倍、石井、専門医は梶原、田口、髙木、荒川(病理)の4人(指導医2人、専門医4人)。

症例数

消化器内科の病床数は50床であるが、常時60名前後の患者を入院診療しており、入院患者数は年間約1,300人。年間検査件数は超音波ガイド下肝生検150 件、上部消化管内視鏡検査2,200件、下部消化管内視鏡検査1,000件、内視鏡的逆行性胆管・膵管造影150件、腹部血管造影330件

★慢性肝炎はB型、C型合わせて年間約350例をフォロー。地元医師会との病診・病病連携のもとにC型肝炎に対しペグインターフェロン(IFN)+リバビリン併用療法を主体に、約200例に行い、治療法にさまざまな工夫を凝らし、その著効率はこれまでのところ約65%と非常に効果を上げている。B型肝炎に対しては、急性増悪例、肝硬変への移行の可能性の高い例などに対してはアデホビル、エンテカビル、ラミブジンの投与を合計40例行い、高いウイルス陰性化率(90%)とALT正常化率(95 %)を示している

★肝硬変は、B型、C型、アルコール性などを含め年間約200例をフォロー。難治性腹水に対しての腹腔・頸静脈シャント術や濾過濃縮再静注療法を約20例、食道静脈瘤に対しては結紮術(EVL)と硬化療法(EIS)を約30例に行っている。胃静脈瘤に対しては、バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)を行っている

★肝癌は年間約230例。慢性肝炎や肝硬変例では、腹部超音波検査の定期的フォローにより肝癌の早期発見に努め、小さい肝癌に対しては外科的肝切除術、経皮的ラジオ派焼灼術(RFA)や経皮的エタノール注入療法(PEIT)を年間約60例に行い、進行肝癌に対しては肝動脈塞栓術(TAE:約100 例)やリザーバー留置による抗癌剤の動注(約50例)などを行っている

★上部消化管疾患(食道・胃・十二指腸)、出血性潰瘍に対しクリップ法、エタノール注入法、アルゴンプラズマ凝固法などで止血療法を行っている(約200例)

★早期胃癌では、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や粘膜下層剥離術(ESD)を年間約40例に行っている。下部消化管(大腸)の診断にも電子内視鏡を用い、内視鏡下ポリープ摘除術や粘膜切除術を年間約60例に行っている

★潰瘍性大腸炎・クローン病など炎症性腸疾患が近年増加の傾向にあり(約20症例)、長期フォロー中である

★胆道・膵疾患では、MRCP画像(MRIによる胆管・膵管造影)が威力を発揮し、高い診断能を示し、加えて閉塞性黄疸などに対し、内視鏡的逆行性胆管ドレナージ(ERBD)や経皮的胆道ドレナージおよびステント留置術など年間約50例に行い効果をあげている

★急性肝不全例は年間5例程度入院。全身管理が重要で、従来からこの領域に精通しており、高い救命率を得ている

★アルコール症の患者さんも多い(120例)。アルコール性肝障害だけでなく、膵炎を呈している例も多く、全身管理を行い、さらにアルコール教室を開いて患者さん本人だけでなく家族への教育も行っている。その他、胃瘻造設術目的の紹介入院が増えてきており、健診では希望により経鼻内視鏡検査も実施している。

医療設備

MRI装置:Vantage XGV (1.5T)、 CT装置:Light Speed VCT (64列)、IVR-CT/Angioシステム;Infinix Celeve-i/Asteion Super 4、マンモグラフィ:Diamond、透視装置:ZEXILA/FPD、Ulitimax80/FPD、一般撮影装置:CRシステム (VELOCITY U•T)、医用画像情報システム:SYNAPSE、高圧酸素治療装置。

「医者がすすめる専門病院 福岡」(ライフ企画 2009年8月)

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