専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

春日井市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器科

分野

消化器・一般内科

特色

十分な説明と同意に基づく医療を信条に、春日井市を中心とする地域の基幹病院として先端医療機器を駆使して診療している。救急に対しては常時待機体制をとっている。治療方針はEBM(科学的根拠に基づく医療)を基本とし、治療成績とQOL(生活の質)の向上を目指し、自科内および外科との検討会を通して決めている。病診連携も医療機器の共同利用としての依頼検査、入院患者の共同診療、胃癌検診の2次読影などを積極的に進めている。さらに外来化学療法センター・がん相談支援センターを開設し、癌治療を行っている。日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の指導施設である。

症例数

★09年度の年間検査件数は、胃大腸X線1,355件、腹部超音波1,742件、上部消化管内視鏡3,969件、大腸内視鏡1,795件、内視鏡的逆行性胆管膵管造影343件、超音波内視鏡97件、腹部血管造影118件などである。09年度の新規入院患者数は1,719人(平均在院日数13.8日)で、主な内訳は、食道癌26人、胃癌113人、大腸癌66人、膵臓癌46人、胆道癌34人、肝臓癌217人、消化管出血148人、炎症性腸疾患28人、胆石・胆嚢炎55人、総胆管結石95人、急性肝炎7人、慢性肝炎56人、肝硬変248人、急性膵炎29人、慢性膵炎11人である。<主な治療内容件数は>ヘリコバクター・ピロリ除菌療法252例

★胃十二指腸潰瘍の出血にはHSE局注、エタノール局注、クリッピング、アルゴンプラズマ照射等を用いた内視鏡的止血療法222例、さらに内視鏡的止血困難例には経動脈血管塞栓術を施行し、止血率はほぼ100%である

★早期癌・腺腫の適応症例には内視鏡的粘膜下層剥離または内視鏡的粘膜切除を実施65例。胃瘻造設95例。消化管ポリープのポリペクトミーは318例。潰瘍性大腸炎の顆粒球吸着除去療法は6例。食道静脈瘤は緊急例以外予防例にも内視鏡的静脈瘤硬化術28例、内視鏡的静脈瘤結紮術8例

★ウイルス性慢性肝炎ではインターフェロン(IFN)療法を41例に実施。肝硬変患者の難治性腹水については、腹水濃縮再灌流を行っている。肝癌の早期発見に対して定期的にUS、CT等の画像検査を行っている。治療に際してはアンギオCTをほぼ全例に行い、結節の正診に努め的確に治療するよう心がけている。肝動脈塞栓療法を118例、経皮的局所療法(ラジオ波焼灼療法など)を24例、単独あるいは併用で実施。経皮的局所療法の穿刺に際してはUSとCTを併用し、穿刺部位・方向を決めている。場合によっては人工胸水を作製して安全で確実な治療を目指している

★膵胆道疾患では、US、CT、MRCP、超音波内視鏡検査などを駆使して診断を行い、治療効果と患者のQOLの両面を考慮し、経十二指腸的アプローチと経皮経肝的アプローチを選択し、減黄術ならびにより正確な診断を得るための生検・細胞診・管腔内超音波検査を施行している。総胆管結石は内視鏡的治療でほぼ100%の排石率である。内視鏡的乳頭括約筋切開術+砕石術55例、内視鏡的胆道ドレナージ40例、胆道ステント療法18例、経皮経肝胆道ドレナージ9例

★急性膵炎のうち重症例に対しては、集中治療室管理のもと動注療法などを行っている。膵石を合併した慢性膵炎のうち膵石の主膵管内嵌頓が疼痛の原因と考えられる症例ではESWL(保険未認可)を行っている。

医療設備

電子内視鏡(経鼻、小腸を含む)、カプセル内視鏡、超音波内視鏡、CT(64列1台、16列2台)、MRI、血管造影(DSA)、アンギオCT、シンチ、ドプラエコー、ESWL、リニアック、ラジオ波焼灼装置、アルゴンプラズマ凝固装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

外科

分野

消化器・一般外科

特色

幅広い領域にまたがる消化器疾患を対象に、①手術の低侵襲化、②救急疾患の合理的治療、③難治、再発癌に対する積極的手術と集学的治療に取り組んでいる。

症例数

09年における外科手術症例数は1,293例で、そのうち全身麻酔手術935例(緊急190例)であった

胃癌=09年の手術例数74例。97年以降の他病死を含む5年生存率(991例)は、StageIa:92%、Ib:80%、II:67%、III:41%、IV:15%であった

大腸癌=09年の手術例数155例。5年生存率は、結腸癌(894例)=StageI:87%、II81%、IIIa:76%、皿b:70%、IV:26%。直腸癌(471例)=StageI:77%、II78%、IIIa:72%、IIIb:62%、IV:20%であった

肝胆膵手術=09年の手術例数は肝切除41例(術後在院死亡率170例中2.5%)・膵頭十二指腸切除術12例(術後在院死亡170例中1例)。肝細胞癌(114例)の5年生存率:StageI:87%、II:48%、皿:38%、IV:9%(3年生存率)、膵管癌(53例)の5年生存率は9%であった

食道癌=09年の手術例数は8例(術後在院死亡率4.5%)。5年生存率(67例)は、StageI:89%、II79%、III:22%、IV:19%(1年生存率)であった

日帰り手術=99年から胆嚢結石114例に対し、当日帰りの腹腔鏡下胆嚢摘出術を行っている

化学療法=07年に外来化学療法センターを開設。入院せずに日常生活を過ごしながら、快適かつ安全に抗癌剤の通院治療が可能となった。

医療設備

MRI、ヘリカルCT、アンギオCT、超音波、DSA、鏡視下手術装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

循環器科

分野

循環器科

特色

心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患、心不全、不整脈を中心に、循環器疾患全般にわたり初期治療から重症例にまで対応した医療を提供している。救急患者は24時間態勢で受け入れている。エビデンス(科学的根拠)およびインフォームド・コンセント(説明にもとづく同意)に基づく質の高い医療を、安心して、安全に受けられるよう配慮している。

症例数

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患=64列マルチスライスCTによる冠動脈CTを積極的に施行し(年間460例)、冠動脈病変をカテーテル検査を施行せずに診断。必要な場合のみ心臓カテーテル検査(年間800例)により診断する方針としている。運動負荷心電図(年間800例)や負荷心筋シンチ(年間240例)で心筋血流状態を評価し、総合的に判断し治療方針を決定する。治療は薬物療法を基本とし、カテーテルによる経皮的冠動脈形成術(PCI:ステント、ロータブレーターなど年間350例、初期成功率97%)を積極的に施行している。心臓外科とも緊密な連携をとり、最高の治療ができるよう体制を整えている。急性心筋梗塞はいつでも受け入れ、緊急経皮的冠動脈形成術による閉塞した冠動脈の血流再開を基本としている(年間105例、心臓死6%)

不整脈=病状にあわせ薬物療法、薬物以外の治療法を選択する。脈がおそくなる徐脈性不整脈に対するペースメーカー移植術は年間40例。発作性上室性頻拍などに対するカテーテルアブレーションを年間10~20例に施行している。心室細動などの致死性心室性不整脈に対しては、急性期治療を行い、適応症例には植え込み型除細動器移植術を施行している

心不全=年間約200例。薬物療法のみならず、人工呼吸、経皮的人工心肺装置(PCPS)を使用する重症例にも対応している

その他=急性心筋炎、弁膜症、肺塞栓などの治療も積極的に取り組んでいる。

医療設備

CCU(10床)。心臓血管造影装置、心臓超音波診断装置、64列マルチスライスCT、トレッドミル運動負荷心電図、電気生理学検査用ポリグラフ、心臓核医学検査装置、IABP、経皮的人工心肺装置(PCPS)、MRIなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

腎炎・ネフローゼ、急性腎不全、慢性腎不全など腎疾患全般の専門総合診療を担当し、良質で安全な医療を提供していると自負している。透析ベッドは25床であるが、多くの新規透析導入患者と合併症による入院治療が必要な患者への対応のため、近隣のサテライト施設と密接な連携をとり、病状に即した治療の提供を図るというのが当院のスタンスである。当院は日本糖尿病学会認定病院でもあり、糖尿病性腎症については、糖尿病専門医でもある渡邊と佐々木が中心になり、初期の段階から積極的な治療を展開している。また、頸椎症やアミロイドーシスについては整形外科と、下肢の閉塞性動脈硬化症については血管外科と、網膜症や白内障手術に関しては眼科とチーム医療を組み、基幹病院としての組織力を生かして取り組んでいる。

症例数

09年度の透析導入例は70例である。透析導入に際しては、患者に血液透析、腹膜透析、在宅血液透析、腎移植などの治療法について十分に説明した上で、選択してもらっている。CAPD導入は年間15例程度である

★保存期腎不全患者の予後を改善させる取り組みのCKD-JAC研究にも参加し、エビデンス(科学的根拠)に基づいた医療を提供していきたいと考えている

★食事療法は管理栄養士による栄養指導が毎日行われ、糖尿病食から腎臓病食へのスムーズな移行にも努めている

★ブラッドアクセスについては、人工血管内シャント、血管拡張術も提供できる体制を整え、近隣透析施設からの依頼にも応えている

★各種腎疾患については腎生検による的確な診断の後、最適な治療法を提供している。IgA腎炎患者の扁摘パルス療法に対しても積極的に取り組み、血管炎症例については早期治療による透析導入回避も可能である。膠原病症例も多い

★血漿交換療法や多臓器不全などの集中治療を必要とする症例にも対応している。

医療設備

MRI、マルチスライスCT、シンチグラフィー、各種超音波、血管造影検査など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

神経内科

分野

神経内科

特色

日本神経学会准教育施設として、良質で高水準の神経内科診療の提供、優秀な神経内科医の育成に取り組んでいる。当院は愛知県脳卒中救急医療システムの参加病院、愛知県難病医療ネットワークの尾張北部医療圏の協力病院であり、神経難病の診療も行っている。地域の開業医との連携を積極的に推進している。

症例数

年間の外来初診者数は約3,100人、主訴は頭痛、めまい、しびれが多い。09年の入院者数は566人であった

★脳血管障害が過半数を占める(脳梗塞300例、一過性脳虚血発作23例、脳梗塞後遺症7例、脳出血3例)。t-PAは45例で使用し、約半数が有効であった。地域のリハビリ専門病院との連携を行っている

★神経免疫疾患(多発性硬化症7例、重症筋無力症3例、多発性筋炎3例)の診療も行っている

★変性疾患(パーキンソン病11例、パーキンソン症候群4例、筋萎縮性側索硬化症5例、脊髄小脳変性症1例、多系統萎縮症2例、進行性核上性麻痺1例)で、特にパーキンソン病では薬の調整、リハビリのため、短期入院を行っている

★末梢神経障害(慢性炎症性脱髄性多発神経炎3例、ギラン・バレー症候群1例)では、大量免疫グロブリン療法を行い、良好な成績を得ている

★てんかん(45例)の初期治療を十分に行っている

★神経感染症(髄膜炎11例、脳炎1例、プリオン病2例)の診療も行っている

★アルツハイマー病(4例)の早期診断として、SPECT検査を行っている。正常圧水頭症(3例)

★代謝性疾患(薬物中毒1例、低酸素脳症1例、低血糖性脳症1例、ミトコンドリア脳筋症2例、ウィルソン病1例)。

医療設備

CT、MRI、SPECT、脳波、筋電図、末梢神経伝導速度、頸動脈エコー、脳血管撮影など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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