小牧市民病院(愛知県小牧市)が名医に推薦されている分野
| 住所 | 〒485-0044 愛知県小牧市常普請1-20地図を見る |
|---|---|
| 電話番号 | 0568-76-4131 |
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
小牧市民病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
消化器内科
分野 |
消化器・一般内科 |
|---|---|
特色 |
消化器内科は、食道、胃、十二指腸、大腸などの消化管の診断と治療、肝胆膵疾患の診断と治療など多岐多彩にわたる臓器を分担している。また、3次救急病院であるため緊急検査も多く行っている。 |
症例数 |
09年実績=上部消化管内視鏡検査 4,657(うち緊急内視鏡 193)、内視鏡的止血術121、ESD (食道・胃)68、下部消化管内視鏡検査 2,198(うち緊急内視鏡29)、内視鏡下大腸ポリープ切除術 857、ESD(大腸)11、RFA 104、ERCP 241(うちステント 93、EPD/EST 53)、砕石35、EUS 123(胃 19、胆膵 104)、EIS/EVL 25、食道ステント 8、PEG 59 ★消化管=内視鏡的治療を中心に以下のことを行っている。①内視鏡等は常時可能な状態とするよう努め、緊急時の迅速な対応を心掛けている。②早期の食道・胃・大腸癌に対して可能な限り内視鏡的粘膜切除を行っている。③胃食道静脈瘤に対する硬化療法・結紮術。④内視鏡的胃ろう造設術も増加しており、脳血管障害や高齢者の介護のQOL(生活の質)向上にも努めている。⑤超音波内視鏡による粘膜下腫瘍の診断や癌の進達度診断、悪性癌の狭窄に対してのステント設置を行い患者さんのQOLの向上に努めている。⑥ヘリコバクター・ピロリ除菌、重症の潰瘍性大腸炎に対しての白血球除去治療も行っている ★胆・膵の診断=①腹部エコー・CT・MRI 検査はもとより血管造影・超音波内視鏡を加えた精査を行っている。②総胆管結石に対しては、内視鏡的乳頭拡張を柱として先進的な治療を心掛けている。拡張時をとくに工夫し合併症も少なく良好な成績を収めている。また、閉塞性黄疸に対しての緊急ドレナージも積極的に行っている。③悪性腫瘍における閉塞性黄疸についてはステント等によるドレナージも多く行い適応の工夫も積極的に行っている ★肝疾患=①ウイルス性肝炎に対しては、インターフェロンやラミブジンの使用についても積極的に行っている。②肝癌に対しては選択的肝動脈塞栓療法、エタノールの局注療法の他、最近ではラジオ波による焼灼治療にも積極的に取り組んでいる。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
循環器科
分野 |
循環器科 |
|---|---|
特色 |
急性心筋梗塞、急性心不全、解離性大動脈瘤等の急性疾患に24時間対応している。循環器のみの専門病院でなく尾張北部圏の3次救急病院であり、総合的な救急診療を行うため、様々な合併症に対しても他科専門医と連携よく対応可能であるのが特徴である。特に心臓血管外科の手術成績は良いため、連携してより良い治療を目指している。冠動脈疾患、末梢動脈疾患の診断治療、不整脈のカテーテル治療、ペースメーカー治療、心不全、肺血栓塞栓症、肺高血圧症治療等を中心に行っている。09年より腹部大動脈ステントグラフトも始めている。日本循環器学会認定施設、日本心血管インターベンション治療学会認定施設、集中治療医学会認定施設。 |
症例数 |
通算約20,000件の心臓カテーテルのうち、冠動脈カテーテル治療(PCI=バルーン、ロータブレーター等で冠動脈を拡張するカテーテル手術 )5,800例であり、09年は325例(緊急症例を含む)を施行している。予定して行う待機的PCIでは約98%の症例で拡張に成功しており、重篤な合併症の発生率は過去3年間死亡0%、緊急バイパス術施行0%、心筋梗塞発症率0.3%で良好な成績となっている。09年177例の急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)へのインターベンションでは98%の症例の再開通に成功し、97%の救命に成功している ★薬剤溶出ステント(DES)が使用可能となり再狭窄率低下(当院では5.5%)をもたらしたが、長期の抗血小板剤服用等の問題があるため、ステント留置後1年以内に消化器系内視鏡治療または大きな手術が行われることになると、抗血小板剤中止に伴うステント血栓閉塞の危険が高くなる。そのため、適応を十分に検討し患者本人と相談の上使用している。通常のステントでも、特に困難な病変(再狭窄率が高い病変)でなければ17%の再狭窄率である。また、ロータブレーターも必要により使用し、拡張困難な石灰化病変、動脈硬化がより進行している症例に対して良好な結果を得ている ★3種の冠動脈内エコー装置を駆使し冠動脈疾患の診断加療に役立てている。心筋シンチグラフィー装置による負荷心筋シンチ、10年末にシーメンス社の最新冠動脈CTが導入され、緊急症例への対応も可能になる。シンチとCTは心カテーテル検査前のスクリーニングおよびインターベンション施行の適応決定に役立てている ★06年夏より末梢動脈(下肢動脈、腎動脈)へのインターベンション加療(EVT)も開始し、09年度19例25病変に施行し良好な成績である ★09年より腹部大動脈瘤へのステントグラフトを心臓外科と協力して開始し、現在までに12例全例への留置に成功している ★不整脈(上室性頻拍症、心房粗動、心房細動等)へのカテーテル治療であるアブレーションも積極的に行っており、09年度は 51例施行。アブレーション時には3次元マッピングシステムを導入し、より的確な治療を目指している。徐脈で症状のある症例に対してのペースメーカー植え込みは07年 76例である。当院では新規にペースメーカー植え込みでも翌日には歩行が可能であり、数日のベッド上安静は必要ない。また、致死的心室性不整脈に対する植え込み型徐細動器(ICD)と重症心不全治療用の両室ペーシング(CRT、CRTD)は09年21例植え込んでいる ★肺高血圧症へのフローラン持続療法も積極的に取り入れている数少ない施設であり、最近相次いで発売されている肺高血圧症用薬剤も併用し、良好な成績を目指している ★08年より心臓リハビリテーションを開始し、急性心筋梗塞後または慢性心不全患者を中心に月、水、金の午後3時より行っている ★睡眠時無呼吸症候群、重症心不全患者さんへの家庭での人工呼吸器を使用したCPAP療法、ASV療法も呼吸器科と協力し積極的に取り入れている。 |
医療設備 |
冠動脈造影装置2台、冠動脈内エコー3機種、冠動脈内圧測定装置(FFR)、心筋シンチグラフィー、MRI、MDCT(主に冠動脈)、心エコー、末梢動脈エコー、電気生理学検査用ポリグラフ、3次元マッピングシステム(CARTOシステム)、IABP、PCPSシステム、心臓リハビリ用設備等。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
心臓血管外科
分野 |
心臓血管外科 |
|---|---|
特色 |
心臓、大血管、末梢血管領域の外科治療に対応可能である。08年より弁膜症センターを開設し、術前術後の弁膜症患者さんへのアドバイスやセカンドオピニオンを行っている。20年来、250例の僧帽弁、大動脈弁形成を行い良好な成績を収めている。救命救急センターを併設しており、不安定狭心症、急性心筋梗塞、急性大動脈解離、大動脈瘤破裂等の循環器系重症救急疾患に対し、24時間体制で対応している。 |
症例数 |
90年開設以来の実績は手術総数3,000例、心臓大血管手術は2,000例である ★冠動脈バイパス術では、人工心肺を使用しないOPCAB施行率が80%で、全体の手術死亡率は1%以下である。また、虚血性心疾患では、左室形成や僧帽弁形成を要する重症例が増加してきているが成績は良好である ★92年度より全国に先駆けて僧帽弁形成術を導入し、現在までに230例に行った。弁形成成功率は98.3%。特に、変性疾患、感染性心内膜炎の成績は良好である。リウマチ性の20例にも弁形成が成功している。大動脈弁は人工弁置換が主体であるが、形成術は20例に成功している。弁膜症の手術死亡率も近年では1%以下である。人工弁の選択は、高齢、挙児希望女性やワーファリン服用を希望されない方など、ライフスタイルも考慮した上で生体弁を積極的に移植している。手術後3カ月以降は年に1回の定期検査に来院するのみで、抗凝固療法の不要な、快適な生活が可能である。心房細動合併例にはメイズ手術を施行し、85%が同調率に復帰した。安全な手術に限って行っているが、小さな傷で行うMICSという方法を用いて6~10cm程度の傷での手術を行っている ★大動脈瘤手術では、吻合法の改良により出血の少ない安全な手術を行っている。また、大動脈基部拡張症では、自己弁を温存した基部形成術が安全に施行可能であり、術後の抗凝固療法も不要である。08年より、手術をせずに治療するステント治療を導入し、これまで全例成功している ★先天性心疾患は、小児例では現在は行っていないが、成人例では行っている。これまで小児例も含め死亡率は0で全例成功している ★末梢血管では、バイパス治療、カテーテル治療、静脈瘤手術も行っている。また、医療(手術)が閉鎖的にならないよう、すべての心臓大血管手術のビデオを撮影し、ご希望があればご本人にお見せすることも可能である。 |
医療設備 |
MRI、MDCT、DSA、シネアンギオ、ICU(6)、CCU(2)、SCU(2)、HCU(20)など。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
泌尿器科
分野 |
泌尿器科 |
|---|---|
特色 |
体外衝撃波結石破砕機(ESWL)を87年10月に導入(県内初)、91年7月に腹腔鏡下腎摘除術を施行(本邦初)。尿路結石治療、尿路性器悪性腫瘍治療、腎臓移植を診療の3本柱として、名古屋大学および関連病院と共同で臨床研究を行っている。 |
症例数 |
1日あたりの患者数は外来150人、入院40人。結石破砕を約300例、膀胱全摘、前立腺全摘、腎摘および腎部分切除術を約200例、前立腺肥大症や膀胱腫瘍、腎尿管結石、尿管狭窄、腎盂尿管移行部狭窄症に対する内視鏡的手術を約300例、腹腔鏡も腎摘術を中心に約10例施行している(09年) ★悪性腫瘍に対しては、手術を中心とした集学的治療を行っている。膀胱癌の2割は膀胱全摘に至るが、全摘後の尿路再建として、立位排尿可能な自排尿型代用膀胱(rabbit pouch)を考案し作成している。膀胱全摘症例の5年生存率は、筋層浸潤癌の場合92%、膀胱外浸潤、転移症例では48%である。腎癌、腎盂尿管癌は小切開または腹腔鏡下の腎摘出を行っている。腎癌の場合の5年生存率(癌特異的生存率)はT1aで96%、T1bで87%、T2で86%、T3aで80%、転移症例で27%である。最近、小径腎癌に対し、腎機能保持のため腎部分切除を行っている。前立腺癌は根治が期待できる場合、主に全摘術を行っている。出血量は500ml以下であり、原則的に自己血は不要である。最近6年間300例の全摘術において5年PSA非再発率は71%、癌特異的生存率は98%である。また、QOL(生活の質)向上のため失禁の少ない手術を心がけており、超早期の尿禁制(カテーテル抜去3日後)は約80%である ★ESWLによる結石治療は、現在までに約10,000例。結石性状に応じて硬膜外麻酔や尿管カテーテルを留置し破砕効率をあげている。09年11月からエコーおよびX線によるリアルタイム照準可能なドルニエ社製デルタII破砕機を導入した。エコーおよびX線を同時に使用できるこのタイプの破砕機は中部地区で最初である ★10年9月より外来診察室が移転し約2倍の広さとなった。新しい外来診察室は6つの診察室を持ち、待ち合い室もプライバシーを重視した完全個室制となっている。これにより患者様のアメニティーを格段に向上させることができた。 |
医療設備 |
CT 3台、MRI 2台、Ho-YAGレーザー、ESWL、IMRT。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
形成外科
分野 |
形成外科 |
|---|---|
特色 |
常勤医3人体制で形成外科全般、体表面の外傷を診療している。当院は尾張北部の救命救急センター(第3次救急)も併設しているため、様々な外傷・創傷を扱うことが多く、創傷治療センターとしての役割も果たしている。また、がん診療拠点病院でもあるため、関連各科と連携してチーム治療を行うことも多い。創傷治療は湿潤療法を基本としており、手術治療・通院回数・入院期間ともに最小限となるように努めている。 |
症例数 |
熱傷は湿潤療法による外来通院治療を主体としており、必要に応じて入院治療、植皮手術を行っている ★顔面骨骨折新鮮例に対してはできるだけ早期に手術、かつ短期入院(3~5日程度)で行っており、外来手術で行う場合もある。多発骨折で複雑・重症な場合(上・下顎骨骨折、頭蓋低・頭蓋骨骨折等)は口腔外科・耳鼻科・脳神経外科と共同で手術を行っている ★先天異常では口唇裂は早期閉鎖手術を、耳介奇形に対しては早期矯正療法を行っている。漏斗胸に対するNuss法は呼吸器外科が担当している ★地域がら手指の軟部組織欠損を伴う外傷が多いが、皮弁・人工真皮等を駆使してできる限り長さを保つ方針としている ★マイクロサージャリー手術は外傷(指再接着、神経・血管損傷、涙小管断裂等)、遊離皮弁・遊離複合組織移植(頭頚部腫瘍切除後、乳房再建)、末梢血行再建、リンパ管細静脈吻合等幅広く行っており、県下有数である ★最近では、乳房再建関連〔自家組織、インプラント(自費)、乳頭・乳輪再建〕、高齢化社会を反映して皮膚悪性腫瘍や眼瞼下垂の手術が増加傾向にある ★レーザー治療・美容外科は行っていない ★10年度(1月~11月)の手術数は720件、新患者数は約2,000人である ★主なものとして顔面骨骨折31件(全身麻酔19件)、口唇裂5例(新鮮例3例)、乳房再建関連28件(エクスパンダー・インプラント挿入16件、自家組織再建5例、乳頭・乳輪形成等7例)、皮膚悪性腫瘍切除33例、マイクロサージャリー手術は68件で、その内訳は外傷33件(指再接着10件15指、神経・血管損傷23件)、遊離皮弁・遊離複合組織移植21件(頭頚部腫瘍切除後14件、乳房再建5件、その他2件)、リンパ管細静脈吻合14件である。 |
医療設備 |
手術用顕微鏡、3DCT、MRI、ドプラ血流計、皮膚潅流圧測定器、赤外線観察カメラシステム(PDE)。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
歯科口腔外科
分野 |
歯科口腔外科 |
|---|---|
特色 |
口腔顎顔面領域の疾患に対し、充実した医療診断機器を利用して迅速な診断を行い、患者さんが納得のいくように情報を提供・説明し治療を進めている。診療所との連携を緊密にし、医療の役割の分担を行っている。 |
症例数 |
09年の初診患者数は3,354人、手術総数は341例(通院外来小手術は含まず)で、主な疾患は入院抜歯221例、囊胞52例、良性腫瘍34例、悪性腫瘍11例、インプラント10例、骨折8例、奇形・顎変形6例である ★入院抜歯は3日入院で、患者さんのストレスを軽減するため静脈鎮静法下にて埋伏歯および有病者の一括抜歯を施行している ★悪性腫瘍に対しては、StageI症例には手術療法、II症例には術前化学療法、手術療法、Stage III、IV症例には術前化学・放射線療法(4週間) 、手術療法を併用している。手術療法においては常勤形成外科医との連携による、即時再建術を施行している。化学療法においては症例により浅側頭動脈、超選択的注法も施行している。5年累積生存率はStageI:92%、II:85%、III:54%、IV:33%である ★顎変形症に対しては、矯正歯科医との連携により上下顎骨切り、仮骨延:長術等を施行している ★インプラントはストローマンデンタルインプラントシステムを使用し、欠損補綴を施行している ★顎関節症に対しては、スプリント療法、薬物療法、理学療法等の保存的療法を施行している ★難治性の三叉神経痛および口腔癌の脳転移症例に対し、当院脳神経外科(3日入院)にてガンマナイフの照射治療を施行することが可能である。 |
医療設備 |
マルチCT、ヘリカルCT、インプラントシミュレーションシステム(SimPlant) 、MRI、RI、リニアック、ガンマナイフ、ヤグレーザー、コンピューター支援手術システム。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 △
- 執刀医指名 △
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
脳神経外科
分野 |
脳神経外科 |
|---|---|
特色 |
尾張北部医療圏で唯一の3次救命救急センターを有するとともに、愛知県の地域がん診療連携拠点病院の指定を受けている。脳血管障害、脳腫瘍をはじめ脳神経外科全般の治療を展開しているが、ガンマナイフを利用した定位放射線外科治療、脳血管内治療、脳内視鏡手術も多く施行している。06年より電子カルテを導入している。 |
症例数 |
年間の入院患者数は約1,200人である。09年の手術件数は約300件、ガンマナイフ治療が400件であり、合計すると700件となる。脳動脈瘤の開頭クリッピングと脳腫瘍の開頭術はそれぞれ26例、60例であった。91年に日本で最初にスタートしたガンマナイフ治療は、世界で8番目に5,000例に到達し、現在までに7,000症例の治療を完了している。主要な治療対象は脳血管奇形、良性脳腫瘍(聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍など)、悪性脳腫瘍の他、三叉神経痛、てんかんにまで及んでいる。てんかんの診断と治療では、究極の脳波検査として無侵襲(身体に負担をかけないこと)でてんかんの源を探査できる脳磁図を導入して、てんかんの焦点診断が可能となっている。また、ガンマナイフとの併用で、難治性てんかんに対して開頭術を必要としない治療法が可能となっている。脳磁図を用いた認知症の診断についても利用を開始している。脳血管内視鏡手術では、脳動脈瘤、動静脈奇形の塞栓術の他、主要血管の血管形成術、ステント治療を施行し09年の治療総数は60例に到達した。 |
医療設備 |
ガンマナイフ、定位放射線治療用リニアック(バリアン社製)、神経内視鏡装置、CT 3台、MRI 3台、脳磁図1台、DSA 2台、ニューロナビゲーターなどを備えている。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 △
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 ○
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
放射線科
分野 |
放射線科 |
|---|---|
特色 |
放射線診断は、乳腺を除きフイルムレス化され、CT、MRI、核医学は当日レポートが作成される。超音波診断(腹部、体表臓器)やマンモグラフィ読影(認定医A、B)も行い、総合的な画像診断を目指している。IVR(TAEやPTA等)も随時施行可能な体制である。放射線治療装置は、3次元照射が可能で、名古屋大学非常勤医と随時治療計画を施行している。小線源治療が必要な症例については、名古屋大学で施行する。またガンマナイフ治療は、脳神経外科との協力下で施行している。 |
症例数 |
★画像診断部門の09年の検査件数MRI:15,216件、CT:29,881件、核医学:3,491件、血管造影およびIVR:654件であった。血管造影やIVRは他科の依頼に応じ動注(肝、膀胱)、TAE(出血、腫瘍)、PTA(骨盤・下肢・腎動脈等)を施行し、良好な成績を得ている。腹部超音波検査は、乳腺・甲状腺等の体表臓器はすべて放射線科で施行している ★検診部門は年間17,000人の受診者があり、胸部・胃・超音波・乳腺等の画像診断報告書を当日作成している ★放射線治療部門の09年の治療は、頭頸部69、肺42、食道16、乳腺35、前立腺18、子宮16、骨64、悪性リンパ腫11等、総件数271件で、ガンマナイフ治療364件ともあわせて良好な成績を得ている。 |
医療設備 |
CT4台、MRI 3台、心血管撮影装置3台、SPECT 2台、リニアック、ガンマナイフなどを備えている。 |
- セカンドオピニオン受入 ○
- 初診予約 ○
- 主治医指名 ○
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
救命救急センター
分野 |
救急医療 |
|---|---|
特色 |
91年に開設された尾張北部医療圏の救命救急センター(ICU、CCU、HCUなど30床)である。市民病院に併設された救命救急センターであるため、軽症から重症まで幅広く急病の患者さんに対応している。小牧市以外から来院される患者さんも多く、地域の重要拠点病院となっている。救急外来は、重症患者ばかりに目を向けるのではなく、プライマリ・ケアも重視した診療で、救急医療と総合診療の統合を行い、常に的確な診断が行えるよう努力している。救命センター病棟は、各診療科の専門医が協力して24時間体制で3次救急の重症患者さんの治療にあたっている。各科とも医療スタッフが充実しており、緊急手術なども短時間で可能である。熱傷、薬物中毒、原因不明の重症患者などを専門に治療する救急科が存在している。病院前救急医療の高度化に関して、尾張北部地域における中心的役割も担っており、救急隊員の教育・実習・検証なども含め、多職種間の協力、調節を系統的に行い、地域挙げての救急医療レベルの向上に取り組んでいる。 |
症例数 |
09年度の救急患者受け入れ数36,656人(小牧市49%、小牧市以外の尾張北部24%、尾張西部1%、名古屋市23%、その他県内1%、県外2%)、救急車による搬送6,269件、救急入院患者数4,167人(内科系1,913人、外科系1,220人、小児科505人、産婦人科525人)。救急入院となった患者さんのうち、直接来院は1,657人であった ★緊急手術は、急性心筋梗塞など急性冠動脈症候群に対する経皮的冠動脈カテーテル手術177件、外科系緊急手術181件、脳外科手術96件、急性脳梗塞に対する血栓溶解療法14件、骨折などの外傷に対する緊急手術138件、産婦人科手術70件を施行した ★心肺停止は154件搬送されたが、そのうち社会復帰できたのは7件であった。救急科では、担当科のはっきりしない患者を中心に、年間83件の入院患者を治療した。 |
医療設備 |
MDCT、MRI、シネアンギオ、IABP、人工心肺、血液浄化装置、ガンマナイフなど。 |
- セカンドオピニオン受入 /
- 初診予約 /
- 主治医指名 /
- 執刀医指名 /
○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答
「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)
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回答者:50代 女性 勤務先:病院(200床以上)
2014年12月12日投稿
ドクターが優しく、説明もきちんとしています。 スタッフもきちんとしています。 めまいが専門です。 耳鳴り外来もあり、美人の先生です。 アレルギーも診てくれ...続きをみる