専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

静岡市立清水病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

呼吸器内科

分野

呼吸器内科

特色

当院は静岡市東部地域の基幹病院であり、当科は呼吸器疾患全般に対応した診療をしている。詳しくはホームページ静岡市立清水病院(http://www.shimizuhospital.com/)および呼吸器内科(http://www.shimizuhospital.com/depart/shinryo/d_kokyu.html)や静岡市立清水病院臨床研修 (http://www.shimizuhospital.com/staff/rinsyo/rinsyo.html)を参照。

症例数

06年度の年間外来患者数は10,163人、入院患者数は延べ13,096人。入院症例の内訳は呼吸器感染症(肺炎、胸膜炎、肺結核、非結核性抗酸菌症、肺真菌症など)32%、腫瘍(肺癌、胸膜中皮腫、縦郭腫瘍など)20%、びまん性肺疾患(間質性肺炎・肺線維症、膠原病肺、好酸球性肺炎、塵肺症、過敏性肺臓炎、サルコイドーシスなど)10%、慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)10%、気管支喘息6%、慢性気道感染症2%、気胸1%などとなっている。結核病棟は有しておらず、感染性結核は他院に紹介している

★肺癌については、ヘリカルCTや極細径気管支鏡を用いた肺生検やCTガイド下肺生検などにより、できるだけ早期で正確な診断に努めている。放射線科や呼吸器外科と密接な連携をとり、手術療法・化学療法・放射線療法の適応について症例ごとに適切な治療方針を検討している。手術不能な肺癌には、定位放射線治療も行っている。また、気管支内病変に対する気管支鏡を用いた内視鏡的ステント留置術や高周波・レーザー治療にも対応している。社会性を考慮し、日常生活を継続しながらの治療として、外来化学療法も行っている

★びまん性肺疾患に対しては、HRCTや気管支肺胞洗浄・経気管支肺生検などにより正確な診断を心がけており、これらの結果をカンファレンスで検討し、もっとも有効な治療法の選択を行っている

★気管支喘息の外来患者数は多いが、ピークフローメーターを用いた自己管理を積極的に導入しているため、入院を要する重積発作症例は極めて少ない

★慢性閉塞性肺疾患などの慢性呼吸不全に対しては、各種吸入薬剤による薬物治療のほか、在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法の導入、呼吸リハビリテーションを行っている。

医療設備

呼吸機能検査、ヘリカルCT 2台、MRI、RI、リニアック、気管支鏡、胸腔鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

泌尿器科疾患全般を対象に、患者中心の医療を基本としている。患者様一人ひとりに検査内容およびその結果について十分な説明の上の同意(インフォームド・コンセント)を得て、それに沿った治療法を選択し実施している。当院では毎日、診療終了後常勤医師3人でその日の新患・紹介患者様・検査(DIP・CT・MRI等の画像検査)を行った患者様・通院患者様の中で従来の治療方針の再検討を要したり、新たな治療の必要を生じている患者様のカルテ・検査結果をすべて検討する「カンファレンス」を行い、常勤医師内の各患者様に対する認識・意思・知識の統一を図り、同時に検査の抜けや見落とし等がないよう日々心がけている。

症例数

外来患者1日平均100~120人。手術件数は年間450件。09年の手術件数はTUR-P 144件、TUR-BT 54件、TUL 26件、腎摘出術16件、副腎摘出術7件、前立腺全摘出術21件、膀胱全摘出術6件(Studer代用膀胱4件)他。毎月1回寺地教授指導のもとに腹腔鏡下手術を行っている。体外衝撃波(ESWL)治療は06年5月よりドルニエ・リソトリプターSIIに更新導入し年間400~450件実施している(そのうち約80%は外来治療、平均治療回数1.25回、完全排石率93%、ほぼ全例座薬による疼痛コントロールのみの無麻酔で施行可能)。また、週10件以上の逆行性尿路検査や経皮的腎瘻造設術は随時行っている。

医療設備

MRI、ヘリカルCT 2台、ウロパワー2台、ESWL(ドルニエ・リソトリプターSII)、リソクラスト、EHL、泌尿器専用X線装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

小児科

分野

小児医療

特色

静岡市清水区の基幹病院の小児科として、プライマリケアから専門医による高度医療まで、多岐にわたる小児疾患を診療。特に成長障害、無月経など、思春期の悩みなどはFAXによる相談(054-334-1173)を受け付け、個人あてに手紙で返答している。プラダーウイリー症候群の総合的な管理、甲状腺機能亢進症の母親から生まれたベビーの管理(甲状腺専門内科医と連携)も行う。当院で対応困難な疾患は、市内にある県立こども病院への紹介が可能。

症例数

小児科病棟22床、未熟児病棟5床、外来患者数は1日平均50人。入院患者数は年間約550人。院内出生の新生児は年間624人(09年)。希望者には入院中に新生児難聴スクリーニング検査を実施している(有料)。夜間救急外来は小児科医1~2人で対応。月に7~8日担当。地方都市の小児科が縮小するなかで、安定した小児科医師数の確保に努めている。さらに、小児に適した看護、入院環境を目指し院内感染症対策にも絶えず努力している。日本小児科学会専門医研修認定施設。

医療設備

MRI(1.5T)、CT(16列マルチスライス)、SPECT、超音波検査、ABR、脳波など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

口腔外科

分野

歯科口腔外科

特色

唇顎口蓋裂以外の口腔外科疾患全般に対応している。歯科治療は行っていない。口腔癌は症例により超選択的動注化学放射線療法を選択肢としている。口腔顔面痛外来では、非歯原性疼痛などで必要があれば精神科医師と共同で診察にあたっている。

症例数

10年度における初診患者数は2,640人、中央手術室における手術件数は168件であった。手術の内容は口腔癌、顎変形症、嚢胞疾患、外傷、インプラントなど口腔外科疾患全般にわたり全身麻酔症例が多いが、近年静脈鎮静下の処置も増加している

★口腔癌に対しては、手術療法を中心に化学療法、放射線療法を併用することが多いが、頭頸部癌進展例や要再建例は耳鼻咽喉科、形成外科とタイアップする。症例によっては、進展例でも超選択的動注化学放射線療法を選択し、手術による機能障害を回避している。病期別5年生存率はI期94%、II期88%、III期79%、IV期52%である

★顎変形症治療は矯正歯科医と緊密に連携している。同年の顎変形症手術は15件で、骨接合を吸収性プレートで行うことにより、2回目の金属プレート除去手術を不要にしている。術中の出血に備え自己血を術前に用意することを原則にしているが、通常は自己血を必要とする出血はない

★アフタなどの口腔粘膜疾患に対しては積極的に漢方薬を使用し、再発再然の防止に努めている

★顎関節症・口腔顔面痛外来では、難治性の顎関節症および原因不明や治療に抵抗性の口腔顔面痛に対応しているが、疼痛障害、非定型歯痛など精神科的アプローチが必要な症例が年々増加している。

医療設備

ヘリカルCT、MRI、炭酸ガスレーザー、超音波診断装置、リニアック放射線装置等。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

神経内科

分野

神経内科

特色

末梢神経、筋疾患から変性疾患、脱髄疾患、脳血管障害と神経内科全般診療を行っている。2人の神経内科専門医・指導医、脳卒中の専門医がおり、神経学会准教育施設、脳卒中学会教育認定施設となっている。なお1人はリハビリ専門医・指導医で日本リハビリ学会の教育認定施設となっており、脳血管障害を中心とする神経筋疾患のリハ部門の研修医、認定医の教育も兼任している。当院では脳血管障害については急性期から回復期、維持期まで継続的リハビリを実施している。神経内科領域では、脳血管障害の急性期治療から認知症を含む高次脳機能の領域で多くの実績がある。

症例数

外来では頭痛、めまい、てんかんから末梢神経障害(手根幹症候群、ギラン・バレー症候群など)、認知症関連疾患(アルツハイマー病、レビ小体病、皮質基底核変性症、進行性核上麻痺、進行性失語•失行•失認症など)などの診断•治療にあたっている。認知症については近く発売が予定される3種類の抗認知症薬の臨床試験にも参加している。なお認知症疾患医療センターの立ち上げも検討中である。脳ドック(予約制)もある。

医療設備

1.5テスラMRI、ヘリカルCT、SPECT、その他脳波、筋電図、神経伝導速度、エコー(頸動脈、経食道)など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

放射線・画像診断科

分野

放射線科

特色

常勤医、非常勤医の4人が日本医学放射線学会認定の専門医。尾崎は日本放射線腫瘍学会認定医。画像診断科ではCT、MRを中心に画像診断、心臓カテーテルを除く血管撮影、IVRを行っている。導入されている多列CT(MDCT)の特性を生かし、頭頚部領域では2.5mm、躯幹では5mmのスライス厚での画像を標準とし、必要に応じて冠状断、矢状断再構成画像を作成し、診断を行っている。放射線科では、CT装置と一体となった高精度放射線治療装置(CT一体型リニアック)が設置されており、定位放射線治療が容易に行える。肺癌、肝臓癌、脳腫瘍、前立腺癌等に対する定位放射線治療をはじめ、幅広く行っている。また、通常の照射においても、照合にCTを用いることにより、誤差の少ない高精度な放射線治療が可能である。画像診断、治療について、臨床各科、主治医と緊密な連携をとり、より正確な役に立つ診断情報の提供、より的確で、患者に適した治療を目標に業務を行っている。

症例数

09年度のCT検査は14,356件、MR検査が4,261件、核医学検査が624件。血管撮影および血管系IVR(心臓を除く)が286件で、その内訳は(頭部・腹部の診断13件、肝癌などのTAE 69件、末梢動脈、シャント等のPTA 169件、 腸骨動脈ステント留置 8件、外傷や腫瘍出血、仮性動脈瘤などの血管塞栓術8件、頭頚部悪性腫瘍選択的動注2件、脳動脈瘤塞栓術8件)

★放射線治療は新患数が136件で、その内訳は、胸部定位放射線治療31件、頭部8件、頭頚部6件、乳房19件、肺・縦隔11件、食道6件、肝胆膵1件、前立腺膀胱34件、直腸肛門5件、子宮2件、造血器1件、骨・軟部14件である。

医療設備

MR (1.5T)、MDCT 2台(32列、16列)、高速画像処理ワークステーション 5台、血管撮影装置 2台、SPECT、骨塩定量、超音波 3台、CT一体型リニアック、3次元治療計画装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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