順天堂大学医学部附属静岡病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

順天堂大学医学部附属静岡病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

67年に町立病院から最初の順天堂大学医学部附属病院として開設。81年に救命救急センター併設、04年3月からドクターヘリ運航開始、06年5月に屋上にヘリポート施設を新設した。現在30診療科、552床の伊豆・静岡県東部地方の救急医療の中核を担う総合病院である。76年に病院に併設された災害医学研究所では、医局員が研究を重ね、その成果を臨床にフィードバックしている。日本整形外科学会、日本リハビリテーション学会、日本手外科学会の研修認定施設である。

症例数

年間外来患者数は4,600人、入院は1,100人

★手術件数は900例以上。内訳は、人工関節70例、膝や肩の関節鏡手術70例、鏡視下での椎間板ヘルニア切除50例、その他の脊椎手術70例、上肢骨折手術150例、下肢骨折手術200例等

★膝・スポーツ診はスポーツでの外傷・障害の診察、手術後の経過観察を行う

★脊椎診では、98年より椎間板ヘルニアに対して内視鏡を使用しての髄核切除術を導入した。日本整形外科学会・脊椎内視鏡技術認定医を1人が取得している。

医療設備

MRI、PET、MED内視鏡2台、関節鏡2台、DEXA、2方向イメージインテンシファイア、バイオデックス、重心動揺計、クリーンルーム、高気圧酸素治療室。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

眼科

分野

眼科

特色

眼科全般の診断・治療を行っているが、大学病院であるため他科と連携し、最新の医療機器を用いて診断を行い、白内障・緑内障のみならず角膜移植術から網膜硝子体手術まで、ほとんどすべての領域における手術を行っている。

症例数

09年度の外来患者数は延べ25,903人、初診患者数は2,412人。09年度の総手術件数は1,628件、その内訳は、白内障869件、網膜硝子体510件、緑内障59件、角膜移植26件であった

★白内障手術は超音波乳化吸引による極小切開白内障手術(切開幅約2㎜)で行っており、日帰り手術と入院手術いずれにも対応している。多焦点眼内レンズも希望する患者さんには挿入している。術後無水晶体眼に対する眼内レンズ二次挿入(眼内レンズ毛様溝縫着術)も積極的に行っている(38件)

★開放隅角緑内障の手術必要例では、マイトマイシンC併用線維柱帯切除術を選択している(49件)

★網膜硝子体手術においては小切開硝子体手術を導入し、良好な結果を得ている。その内訳は、糖尿病網膜症155件、黄斑前膜70件、黄斑円孔45件、網膜静脈分枝閉塞29件、網膜中心静脈閉塞症24件、網膜剥離は136件、未熟児網膜症2件である。網膜剥離は硝子体手術117件、バックリング手術19件であり、症例によって使い分けている

★加齢黄斑変性に対しては従来の蛍光造影検査(FAG)やICG検査、光干渉断層計(OCT)などで病態を詳細に検討して、薬物療法、光線力学療法(PDT)、網膜レーザー光凝固など治療を選択して行っている

★角膜移植術も積極的に行っているが、最近では水庖性角膜症に対し角膜内皮移植術(DSAEK)を行っており、早期視力回復など良好な結果を得ている

★眼瞼下垂例には炭酸ガスレーザーを用いた手術を行っている。

医療設備

OCT(Cirrus)、ハンフリー視野計、蛍光眼底カメラ、ICG眼底カメラ、超音波画像診断装置、超音波生体顕微鏡(UBM)、PDT、マルチカラーレーザー光凝固装置、PASCAL、IOLマスター、白内障(インフィニティ)、硝子体(アキュラス)など各種手術機器、眼内視鏡(FT-20)、炭酸ガスレーザー。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

膠原病内科・リウマチ科

分野

リウマチ・膠原病内科

特色

順天堂大学膠原病内科と密に連携し、生物学的製剤、白血球除去療法、血漿交換療法、免疫吸着療法、免疫抑制剤など最新の治療を積極的に行っている。整形外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、メンタル科などと協力し合い、集学的な診療体制が整っている。静岡県東部、中部を中心に病病・病診連携を図り、紹介、逆紹介などに積極的に取り組んでいる。日本リウマチ学会、日本アレルギー学会認定施設。

症例数

リウマチ・膠原病疾患の患者数は約1,300人/月で、初診は他の医療機関からの紹介も多く、不明熱や自己抗体陽性精査、セカンドオピニオン目的で受診される場合も多い

★疾患別では関節リウマチ35%、全身性エリテマトーデス25%、全身性硬皮症10%、多発性筋炎・皮膚筋炎5%、その他(混合性結合織病、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、血管炎症候群、成人スティル病、ベーチェット病など)が25%。年間入院患者数は約120人

★関節リウマチに対する生物学的製剤、白血球除去療法、免疫抑制剤、全身性エリテマトーデスや悪性関節リウマチに対する血漿交換療法、免疫吸着療法を適時導入している。ループス腎炎には腎生検を積極的に行い、合併症や骨粗鬆症などの副作用軽減のため、ステロイド剤や免疫抑制剤の投与量、投与方法、投与期間を工夫している。妊娠出産に際しては産科、NICUと連携し、抗リン脂質抗体やSS-A、B抗体陽性の場合、積極的に血漿交換療法を施行し好成績をあげている。血管炎症候群は近年増加傾向にあるが、ステロイド剤に加え免疫抑制剤を早期より投与することにより良好な結果を得ている。

医療設備

CT、ヘリカルCT、MRI、PET、RI、骨密度、FACS(リンパ球表面マーカー分析)。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

脳神経内科

分野

神経内科

特色

静岡県東部における唯一の大学医学部附属病院であるので、地域の基幹病院として神経内科領域全般にわたって専門的診療を行っている。伝統的にパーキンソン病関連疾患の診断治療に力を入れている。

症例数

外来患者数は1日平均80人、脳神経内科病床は25床、年間入院患者数は約400人。神経変性疾患(パーキンソン病、パーキンソン症候群、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症など)、免疫性神経疾患(多発性硬化症、ギラン・バレー症候群、脱髄性ニューロパチー、重症筋無力症、筋炎など)、感染性疾患(髄膜炎、脳炎など)、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、頭痛、顔面けいれん、痙性斜頸、てんかん、めまいなど、広範囲にわたる神経内科疾患の診断・治療を外来または入院にて行っている。他の診療科やリハビリテーション室などとの連携を密にし、総合的な診療を心がけている。入院ではソーシャルワーカー、在宅移行ナースの協力のもと、可及的早期の退院・転院を目指している

★パーキンソン病については、新薬を含めた薬の調整をきめ細かく行い、QOL(生活の質)の維持に努めている

★ギラン・バレー症候群等には、免疫グロブリン大量静注療法を早期に行い、重症化を防いでいる

★顔面けいれん・痙性斜頸に対しては、主に外来でボツリヌス注射療法を行い、良好な成績を得ている。

医療設備

CT、MRI、MRA、SPECT(脳血流シンチ、心筋シンチ)、PET-CT、脳血管撮影、脳波、筋電図、末梢神経伝導検査、誘発電位、心エコー、頸動脈エコー、血漿交換など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

救命救急センター

分野

救急医療

特色

静岡県東部で伊豆半島最南端に位置する救命救急センターとして、東部地区における3次救急医療を担当している。当センターの運営は独立型ではなく、救急診療科を中心に院内26の全診療科の協力による併設型救命救急センターとして行われている。併設型救命救急センターの利点として、各科専門医が協力して救急患者の初期診療を行うことによって専門性の高い早期治療が可能となり、マンパワーも確保されることから多数傷病者発生時にも柔軟な対応体制が確保せれている。また静岡県東部ドクターヘリの基地病院として、伊豆半島を含む静岡県東部地区における迅速な医師の現場派遣と病院間搬送も維持している。

症例数

救命救急センターは、ICU10床、CCU7床を含む60床で構成されている。09年度1年間の救急外来受診患者数は17,282人で、うち2,398人が入院し、このうちの742人がICUまたはCCUにて集中治療管理を行った。救命救急センター入院患者の内訳をみると、脳神経外科が1/3を占め、次いで循環器内科、外科、内科の順であった。また、断らない救急医療の実践を目指し、3次救急医療施設ではあるが、軽傷または中等症の患者も積極的に受け入れている。ドクターヘリ導入後は、今まで以上に積極的に急性心筋梗塞、脳梗塞などの循環器・神経救急や重症外傷患者の迅速な受入れおよび急性期治療を実践している。09年度1年間の活動実績は543件で、うち救急現場出動が316件、病院間搬送が208件、キャンセルが19件であった。
  • セカンドオピニオン受入 /
  • 初診予約 /
  • 主治医指名 /
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 東海版」(ライフ企画 2011年4月)

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