国立病院機構 兵庫中央病院

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 兵庫中央病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

神経内科

分野

神経内科

特色

神経・筋疾患、特に神経難病や筋ジストロフィー(筋ジス)などの診療を専門としている。他に重症心身障がい児(者)(重心)の療養も担当している。神経内科は当院の中核である。

症例数

当院は収容可能病床総数500床の病院であり、神経・筋疾患と結核・呼吸器疾患に加えて約150床の一般内科(消化器・代謝糖尿病・骨運動器・循環器)、外科(胸部・消化器)、整形外科、麻酔科、歯科の病棟がある。他に放射線科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・心療内科に関しては非常勤医が定期的に入院患者の診療を行っている

★神経内科が担当するのは急性期神経・筋疾患神経、筋ジス、重心など約計300人の入院患者である。外来は毎日2人以上の医師で行っており、1日平均40人の来院がある。その診療圏は近畿一円から徳島・岡山にいたる

★筋ジス・重心病棟では兵庫県立上野ヶ原特別支援学校が隣接しているので入院しながら小学校から高校教育まで受けられる。卒業後も成人学級が院内に設置されているので、療養しながら病状に即した趣味活動ができる

★神経病棟の主な対象疾患は次の通りである。神経難病では筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺、脊髄小脳変性症、シャイ・ドレーガー症候群、ハンチントン舞踏病、クロイツフェルト・ヤコブ病、多発性硬化症などを中心としてその他の類縁疾患も含め多岐に亘っている。また当院は結核専門病院でもあり、結核性髄膜炎から各種感染性神経疾患も即時受け入れ可能である。脳血管障害も急性期患者からリハビリテーションが必要な患者までを受け入れている。末梢神経疾患ではギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)、遺伝性末梢神経障害、糖尿病などの代謝性神経障害などである。神経筋接合部疾患では重症筋無力症やランバート・イートン筋無力症症候群が主であり、胸部外科による手術治療を合わせて良好な成績が得られている。筋疾患はデュシェンヌ型筋ジストロフィーや筋強直性ジストロフィーを始め各種の筋ジストロフィーおよび多発性筋炎や代謝性筋疾患等である

★診断に関しては、病理生検・遺伝子検索・電気生理・MRI・CTを駆使し、症例検討会や回診を行い、慎重かつ正確に行っている。治療に関しても各診療科と連携し、薬物治療・血漿交換療法・外科治療やリハビリテーション等を行い、積極的な原疾患の治療や進行抑制と合併症の予防に努めている。診断不明例から重症例まで他院からの紹介が多く、誤嚥が著しい例には胃瘻による経管栄養や呼吸不全には人工呼吸も行っている。しかし、人工呼吸器使用に関しては台数・配管設備・病床などの制限があり、疾患・病状によっては入院待ちとなっている

★神経内科の専門医は7人である。症例検討会や学会活動も積極的に行い、剖検数や医療設備も十分である。このため制度発足当初より日本神経学会認定教育施設として医師教育を行っている。また、院長・部長・医長はいずれも厚生省等が主催するいくつかの神経・筋難病の研究班に属して全国的な研究活動を行っている。

医療設備

MRI、MRA、CT、SPECT、DSA、血管連続撮影装置、頸動脈エコー、脳波、誘発電位、筋電図、磁気刺激誘発電位、その他電気生理機能検査。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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