武田病院(京都府京都市下京区)が名医に推薦されている分野
専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域
武田病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。
※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
心臓血管外科
分野 |
心臓血管外科 |
|---|---|
特色 |
治療のガイドラインとエビデンス(治療を行う上での根拠)に基づき、十分なインフォームド・コンセントを行い、患者様の満足度を第一に考えた質の高い手術を目指している。また24時間いつでも緊急手術に施行きる体制を整え、他院からの救急要請にも迅速に対応している。 |
症例数 |
09年の年間手術数は約170例。冠動脈バイパス術は50例・弁膜症手術55例・胸部大動脈瘤35例・腹部大動脈瘤15例・末梢血管20例である。糖尿病や慢性腎不全に伴う重症の冠動脈疾患が増加し、症例によっては人工心肺を用いないOPCABを施行しているが、当院では質の高い冠動脈吻合とバイパスの高い開存性を目指し、人工心肺を用いた方法を基本としている。平均のバイパス本数は3.5本で、開存率は98%であった。弁膜症については高齢の方、特に80歳以上の方の大動脈弁狭窄症に対する手術が増加しているが、全例が元気に退院されている。また僧帽弁閉鎖不全症については積極的に弁形成術を行い、僧帽弁閉鎖不全症単独の場合は全例に形成術を完遂できている。胸部大動脈瘤のうち、7割が急性大動脈解離の緊急症例であるにもかかわらず、手術死亡は認めていない。腹部大動脈瘤については、最近ではステント治療も増加しているが、開腹手術は術後長期の成績も安定しており、手術による人工血管置換術を基本方針と全例合併症なく退院されている。また瘤破裂による緊急手術例でも5例中4例の方は元気に退院されている。末梢血管の動脈硬化に伴う重症例も増加傾向あり、循環器内科と密に連携し血管内治療を組み合わせた最善の治療を選択している。 |
医療設備 |
人工心肺、シネアンジオ、自己血回収装置、PCPS、IABP、MRI、CT、MDCT、カラードプラ。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
小児アレルギー科
分野 |
アレルギー科 |
|---|---|
特色 |
85年5月に医仁会武田総合病院小児科部長として赴任と同時に関連病院である本院にもアレルギー外来を開設。食物アレルギーをはじめ、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症など小児アレルギー性疾患全般にわたり最新の知見に基づく治療を行ってきた。この20年余りの間に薬物治療の進歩には目覚しいものがあるが、小児のアレルギー性疾患の治療の原則は、原因となる抗原や症状増悪因子の回避であることを常に念頭に入れ、患児および家族のQOL(生活の質)の維持を考慮した治療を行っている。現在は同志社女子大学教授として、食品の調理による低アレルゲン化の研究や食品中のアレルゲンの定量も行っており、その成果を食物アレルギー児の食事指導に生かしている。 |
症例数 |
本院以外にも武田病院グループの関連施設と京都大学医学部付属病院にて小児アレルギー外来を行っており、食物アレルギー児のみで月に200人余りを診察している。特に、即時型反応を起こす児に対しては、負荷または誤食時の食品中の抗原定量結果を参考に、摂取可能な抗原量を設定して寛解導入のための食事指導を行っている。乳児期に発症する食物アレルギーの関与するアトピー性皮膚炎は、アトピー素因の強い児において生涯で最初に経験する症状であることが多く、その対応がアレルギーマーチの進展の予防の成否を決定することから、早期からの食事療法を含めた適切な治療開始が大切である。「食べること」を目指した必要最小限度のアレルゲン除去食を指導するとともに、気管支喘息発症予防の早期治療介入として、効率のよいダニ対策と室内禁煙およびペットの回避を指導して良好な治療効果をあげている。 |
医療設備 |
抗原診断に必要な血液検査はすべて実施が可能。呼吸機能検査、画像診断など。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
神経脳血管センター(神経内科)
分野 |
神経内科 |
|---|---|
特色 |
難病や救急疾患などを含む神経内科全般の病気に対して、可能な限りはやく確定診断をつけ、できるだけ早期に治療を開始し、できるだけ早く社会復帰ができることを主眼にして診断・治療している。また、機能的MRIやMRスペクトロスコピー、VBM(脳の萎縮度検査)など新しい検査法を正しい診断や治療を行うために積極的に導入している。 |
症例数 |
外来患者数は1日平均70人、入院患者数は1日平均30人前後、年間入院患者数350人、平均在院日数25日である。入院疾患の内訳は、救急病院としての性格上、脳梗塞がもっとも多く(35%)、以下、めまい症、変性疾患(パーキンソン病など)、末梢神経炎、脳髄膜炎、てんかん、認知症、頸・腰椎病変などとなっている ★臨床症状から、MRI、MRA、MRS、f-MRIなどの諸検査をすばやく行い、集団討議で方針を決定し、治療を開始している ★急性期の脳梗塞については、条件が満たされれば積極的に血栓溶解療法(t‐PAの静脈内注射)を行っている。認知症の一つである慢性脳虚血のビンスワンガー病に対しては、抗凝固療法を施行し、30~40%で症状の改善を見ている。また、可逆的認知症といわれる正常圧水頭症の診断、病態解明に力を注ぎ、水頭症と診断が確定した場合はシャント手術を行い、ほとんどの例で認知障害や歩行障害の改善を見ている。また、パーキンソン症候群などの変性疾患や脳梗塞の回復過程などにMRSやf-MRIを行い、病態や回復過程の解明、確定診断へとつなげている。 |
医療設備 |
MRI・MRA、MRS、f-MRI、CT、脳スペクト、脳血管撮影、血管エコー、心エコー、脳波、末梢神経伝導速度、誘発電位、筋電図など。 |
「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)
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医師前眼部疾患で国内トップクラスの高度な医療を提供
回答者:40代 男性 勤務先:診療所
2015年12月11日投稿
先代の教授は非常に優秀な方であり、特に前眼部疾患に関しては日本で1位2位を争う施設であったと思います。 いまでも教育に関してその意向が強く反映されており、...続きをみる