専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

太田総合病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

整形外科

分野

整形外科

特色

「医は心」の理念のもと、病院は80年以上の歴史を持ち、地域に密接に根ざしている。非常勤医も含め全員が整形外科専門医であり、幅広い疾患に対応している。専門外来を設け、質の高い、専門性に富んだ医療を提供できるよう努めている。人工関節、手外科、関節外科、脊椎・脊髄疾患が多く、人工膝関節置換術は低侵襲手術を数多く行っている。人工関節に関しては、08年3月より人工関節センターを併設し、関節外科専門医による高度な医療を目指している。手外科は、マイクロサージャリーをはじめとする専門性の高い手術を行っている。09年1月から手外科センターを併設し、より専門性に富んだ診療の実現を図っている。疼痛の強い疾患、手術後の疼痛管理は、当院麻酔科専門医と協力し綿密に行っている。骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折重症例に対しては、脊椎脊髄指導医による椎体形成術、あるいは、当院放射線科専門医と協力し経皮的骨形成術(先進医療)を症例に応じて積極的に行っている。入院のうえ行う保存療法、手術療法ともに、早期離床、早期機能回復を目指し、7人の理学療法士、5人の作業療法士による早期リハビリテーションに積極的に取り組んでいる。

症例数

11年度の外来新患数は年間4,147人、外来患者数は1日平均150人、入院患者数は1日平均50人。外来は、初診以外は予約制としており、専門外来への予約も可能である。11年度の年間手術数は870件。そのうち、人工膝関節は66件、人工股関節は52件、手外科は386件、脊椎・脊髄手術は65件である

股関節外科=変形性関節症、関節リウマチ、大腿骨頭壊死に対して富田顧問とその研究チームが開発したJ-T型人工股関節を含め、症例に応じた最適機種を選択して人工股関節置換術を行っており、安定した成績を収めている

膝関節外科=変形性関節症、関節リウマチ、大腿骨顆部骨壊死に対する人工膝関節手術の大半は、低侵襲手術で行っており、術後の疼痛が少なく、早期リハビリテーションを可能としている。スポーツによる半月板、靭帯損傷に対する手術、前十字靭帯再建手術も行っており、11年度の膝関節鏡を用いた手術は50件である

上肢の外科=3人の手の外科専門医と5人のハンドセラピストが常勤しており、専門性の高い診断・治療・リハビリテーションを行っている。低侵襲手術を積極的に取り入れ、特に三角線維軟骨損傷、橈骨遠位端骨折、手根骨間靭帯損傷、舟状骨偽関節、手関節ガングリオン、手根管症候群、肘部管症候群、内軟骨腫に対する手関節鏡を用いた鏡視下手術やマイクロサージャリーによる再建手術を行っている。肩関節疾患の腱板損傷や反復性脱臼に対して鏡視下手術を行っており、肘関節疾患に対しても積極的に鏡視下手術を選択している。また、上肢の全身麻酔手術には全例、麻酔科医によるエコーガイド下の腕神経ブロックを併用し術後鎮痛を図っている

脊椎・脊髄外科=椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離すべり症、後縦靭帯骨化症、頚髄症に対する手術を手術方法を選択して行っている。また、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアに対する保存的加療は、硬膜外ブロック療法、リハビリテーション、星状神経節ブロック療法を外来通院と入院で当院ペインクリニックと協力して行っている。人工関節、脊椎手術には、自己血貯血を行っており、術中、術後の下肢深部静脈血栓症予防に対しては、間歇的空気圧圧迫法、弾性ストッキング、投薬による予防を行っている

骨・軟部腫瘍=良性腫瘍の切除術を行っている。悪性腫瘍は大学病院と連携し紹介している。

医療設備

MRI、3DCT、骨密度測定器(DXA)、クリーンルーム、手術用顕微鏡、関節鏡など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

耳鼻咽喉科・頭頸部外科全般を対象とし、特に慢性副鼻腔炎に対する慈恵医大式鼻内内視鏡手術、慢性中耳炎や中耳真珠腫、慢性扁桃炎などの炎症疾患、音声改善手術、睡眠時無呼吸症候群に対する手術治療に力を入れている。専門外来として、副鼻腔炎外来(飯村部長・柳清慈恵医大准教授・松脇由典慈恵医大講師)、音声外来(太田院長)を開設しており、さらに睡眠科学センターが併設されている。外来診療では画像ファイリングシステムを導入し所見の経時的な変化を記録し、わかりやすい診療を目標として患者様への説明に用いている。また手術室には危険部位・病変部位の情報を伝えるナビゲーションシステムなどの新しい機器が導入されている。

症例数

11年の年間入院患者数約770人、手術数約550例。代表的な手術は、内視鏡下鼻内手術、鼻中隔矯正術、鼓室形成術、口蓋扁桃摘出・アデノイド切除術、軟口蓋形成術、喉頭形成術、喉頭微細手術などである

慢性副鼻腔炎=アンケート等による主観の評価とCT・鼻腔通気度・嗅覚検査・アレルギー疾患の有無などの客観的評価を併せて、当院や慈恵医大での成績、文献的報告を参考に治療法を決定している。保存治療から開始し、治療効果を再評価する。保存治療で改善が得られない場合には、手術治療が検討される。好酸球性副鼻腔炎のように再発しやすい症例に対しては、手術治療・内服治療を組み合わせ長期のフォローを行う。手術支援機器では、吸引と切除を同時に行えるシェーバーシステムや手術野確認のためにナビゲーションシステムが導入されており、より安全な手術が可能となっている。以前には外切開で施行されていた手術が内視鏡下手術の適応となっている。術後管理においても、ガーゼタンポンを挿入しない形式になり、術後の苦痛を軽減することができている

慢性中耳炎・中耳真珠腫=慈恵医大の約800例の再発と聴力改善の治療成績を基に、病態によりステージ手術も含め手術法を選択している

扁桃手術=慢性扁桃炎、睡眠時無呼吸症候群をはじめ、小児では滲出性中耳炎や顎顔面の形態発育の影響も考慮し、手術適応を決定している。症例により日帰り手術も行っている

音声=反回神経麻痺やけいれん性発声障害に対する喉頭形成術を行っている。症例ごとに病態、重症度を評価し、可能であれば日帰り手術で対応する。音声障害では反回神経麻痺に対する声帯内コラーゲン注入術、声帯ポリープ摘出術、声帯内ステロイド注入、けいれん性発声障害に対するボトックス注射などを行っている

睡眠時無呼吸症候群=日本睡眠学会認定施設である睡眠科学センターに監視モニター付き終夜ポリグラフ専用個室11室を有し、終夜ポリグラフ検査は専任の睡眠検査技師による夜間監視で行っている。解析は米国睡眠学会のtask forceに従い、小児の評価にはRIP法や食道内圧測定も併用し、正確に行われる。その他セファログラム解析装置、3DCTによる顎顔面形態分析、内視鏡システムによる上気道所見ファイリング、鼻腔通気度、Acoustic Rhinometer、Dynamic MRIなどにより重症度評価と閉塞部位診断を行い、病態に基づき耳鼻咽喉科、精神科、内科、小児科、歯科などの睡眠学会認定医10人、米国睡眠学会認定技師、管理栄養士で構成されたチーム医療を行う。治療はn-CPAP、口腔内装置、手術、薬物治療、栄養指導などを選択あるいは組み合わせて行い、あらゆる手術治療に対応できるスリープサージャリーセンターを開設した。一般診療以外に、睡眠科学センターでは快適な睡眠をテーマにした各種研究も行われている。

医療設備

MRI(Dynamic MRI含む)、CT(multi scan)、エコー、電子内視鏡、終夜ポリグラフ、セファログラム解析装置、平衡機能検査、聴力検査、耳管機能検査、炭酸ガスレーザー、RFTVR(radiofrequency tissue volume reduction)、超音波メス、手術用顕微鏡、シェーバーシステム、ナビゲーションシステム。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

麻酔・ペインクリニック

分野

ペインクリニック

特色

総合病院内のペインクリニックとして急性痛(術後痛)から慢性疼痛まで中規模病院の利点を生かしきめ細かい疼痛管理を目指し、他科との連携も密接に行っている。近隣の医院・基幹病院からの紹介も随時受付けており、脊髄電気刺激療法等も数多く行っている。日本ペインクリニック学会指定研修施設。

症例数

93年外来開設、現在1日外来患者数60〜70人(新患者数月平均30〜40人、再診約12,000件/年)、治療を有効に行うため、原則予約制を取っている。また必要に応じ随時入院治療も行っている

★主な対象疾患は顔面痛、頭痛、腰下肢痛、肩頚腕部痛、帯状疱疹(含後神経痛)、ニューロパシックペイン、癌性疼痛(疼痛全般)、顔面神経麻痺、末梢血管障害他

★外来では各種神経ブロック(含エコーガイド下)に加えレーザー照射、イオントフォレーシス、東洋医学的治療および内服治療を適宜組み合わせているが、難治性の痛みには、試薬を用いた痛みの診断(ドラッグチャレンジテスト)も取り入れている。また、眼瞼・顔面けいれんに対するボトックス注射療法も行っている。なお、安全管理には十分留意しており、治療中は常に血中酸素飽和度を測定、無線による集中監視を行っている

★入院は持続硬膜外ブロックを主体とした治療、脊髄電気刺激療法、ブロック専用透視室での交感神経節ブロック、椎間板ブロック等、最近では高周波熱凝固装置を用いた神経破壊療法も取り入れている。癌性疼痛には各種内臓神経ブロックや、当院の特色でもある皮下埋込式硬膜外システム(在宅管理可能)も積極的に行っている。

医療設備

ブロック専用エコー装置、電動ブロック台7台、高周波熱凝固装置、スーパーライザー、イオントフォレーサー、鍼治療器、サットメッセージ(患者監視装置7セット)、ペインビジョン等。診断装置:MRI、CT、DSA、他。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

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