国立病院機構 舞鶴医療センター

専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

国立病院機構 舞鶴医療センターは、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

泌尿器科

分野

泌尿器科

特色

国の政策医療に従い悪性腫瘍・小児泌尿器科疾患の治療に重点を置いている。治療方針は十分なインフォームド・コンセントの上、患者さんの意思を尊重し決定している。また地域の基幹病院として24時間の救急受入体制を取り、医療機関との綿密な連携を行い地域医療への貢献を重視している。

症例数

年間外来新患者数は約1,000人、他院よりの紹介率は約20%。年間手術件数は約150例であり、そのうち半数が悪性腫瘍に対する手術である

★悪性腫瘍では前立腺癌が最も多い。早期前立腺癌に対しては根治的前立腺摘出術・放射線治療を行うが、それぞれの治療効果・合併症を提示し患者さんのご意向を重視し治療方針を決定している。早期前立腺癌の5年生存率は約90%である

★膀胱癌の治療は上皮内癌に対してはBCG注入療法、表在性癌には内視鏡手術を行う。浸潤性膀胱癌に対しても化学療法、放射線療法、内視鏡手術を組み合わせて可能な限り膀胱温存を目的とした治療を行っている。根治的膀胱摘出術を施行する場合も術前化学療法を併用することにより治療成績の向上を目指している

★早期腎癌に対しては、根治的腎摘出術を行い良好な成績を得ている。また副腎腫瘍の治療は腹腔鏡下手術を全例に施行している。以上のように悪性腫瘍に対する治療はまず患者さんのQOL(生活の質)を重視した治療を第一選択としている

★女性の腹圧性尿失禁に対してはTVTスリング手術を行っている

★小児泌尿器科疾患である先天性水腎症・膀胱尿管逆流症・停留精巣の治療は適応を判断し、適切な時期に治療を行っている。入院期間は日帰り手術も含め、できるだけ短期間で行うこととしている。

医療設備

パワードプラ超音波診断装置、CT、MRI、RI、細径尿管鏡、ESWL、放射線治療装置(リニアック)、温熱治療装置など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

小児科

分野

小児医療

特色

京都府北部から福井県若狭地区における小児医療の基幹病院として、一般急性疾患・未熟児新生児集中治療・慢性疾患の診療を幅広く行っている。長期入院が必要な学童には、併設されている養護学校で勉学をしながら治療の継続ができる。専門性の高い分野では、京都府立医科大学小児科および小児内科からの指導を仰いでいる。日本小児科学会専門医研修施設、日本周産期・新生児医学会新生児専門医暫定研修施設。

症例数

外来患者数は1日平均約50人、入院病床数30床、年間入院患者数は600人。小児の一般的な急性疾患はもちろん、専門分野にも対応している。アレルギー(気管支喘息・食物アレルギー)、内分泌代謝(糖尿病・低身長・肥満・思春期異常・甲状腺疾患・先天性代謝異常)、循環器(先天性心疾患・川崎病・不整脈)、腎臓・膠原病(ネフローゼ症候群・腎炎・SLE)、神経(けいれん性疾患・発達障害)、血液・悪性腫瘍などは各専門外来での治療を行っている。就学児童特有の登校困難に対しても,精神科や養護学校と連携を取り、身体・精神両面からのアプローチを行っている。急性白血病や悪性リンパ腫に対しては、JACLS・JPLSGに参画し,共通プロトコールを用いた治療を行っている(血液専門医)。小児の腎生検も可能で,小児腎臓病の専門的な診断と治療を行っている(腎臓専門医)。新生児医療については、京都府周産期医療システムにおける北部サブセンターであり、近隣の集中治療が必要な未熟児・新生児の治療を一手に担っている。また小児外科医が常駐しているため、鎖肛・ヒルシュスプルング病・横隔膜ヘルニア・臍帯ヘルニア・リンパ管腫などの小児外科疾患にも対応可能である。

医療設備

MRI、CT、SPECT、骨密度測定装置(DEXA)、ABR、超音波検査など。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

小児外科

分野

小児外科

特色

小児期の外科的疾患の診断と治療を行っているが、新生児については当センターが京都府周産期医療のサブセンターに指定されていることにより、NICUで小児外科とともに診療にあたっている。診療内容は鼠径ヘルニアや排便障害などの一般小児外科疾患とともに、小児悪性腫瘍、小児肝・胆・膵疾患、リンパ管腫、血管腫、クリッペル・トレノニー・ウェーバー症候群などの専門的診療を行い、これらの疾患のセカンドオピニオンにも対応している。

症例数

04年度より当センターで本格的に小児外科診療を開始しているが、手術症例は年間約150例で、鼠径ヘルニア症例が約1/3である。多岐にわたるすべての小児外科疾患に対する完結型医療を行っており、内視鏡手術も導入している。特にリンパ管腫などの脈管奇形の症例は、全国から年間約100人が直接来院するかメールなどで相談を求めてきており、必要性に応じて外来での日帰りや短期入院で硬化療法を中心とした専門的治療を行っている。また、Shuhei Ogita Fundを通じて、世界各国からのリンパ管腫に関するセカンドオピニオンに対応している。一方、小児固形悪性腫瘍については京都府立医科大学小児科と共同で治療を行い、本邦の神経芽腫などのグループスタディの参加施設として集学的治療の一翼を担っている。胆道閉鎖症などの肝・胆・膵疾患については、症例数は少ないが全例で良好な治療成績を得ており、小児泌尿器疾患については泌尿器科医と協力して、これも良好な結果を得ている。

医療設備

NICU、MRI(fMRIも対応)、CT、RI、超音波、内視鏡、消化管内圧測定装置、24時間pHモニター装置、クリーンルーム、放射線治療装置。

「医者がすすめる専門病院 兵庫・京都・滋賀」(ライフ企画 2011年5月)

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