専門医より推薦を受けた診療科目・診療領域

関東労災病院は、複数の有名専門医(※)の間で「自分や家族がかかりたい」と推薦されています。
このページでは、専門医より推薦を受けた分野(科目、領域)の特色や症例数、所属している医師について取材・調査回答書より記載しています。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

消化器内科

分野

消化器・一般内科

特色

地域の中核病院として、急性期医療を主体とし、地域医療連携を中心とした地域に密着した医療を行っている。消化器領域は、食道、胃、小腸、大腸の管腔臓器と、肝臓領域および胆膵の胆道領域に大きく分けられる

★管腔臓器では、内視鏡を主体とした診断、治療を行っている。特に消化管出血に対する内視鏡的止血術、消化管の腫瘍性病変に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に力を入れている。進行癌に対しては化学療法を中心に行っている。化学療法は外来化学療法を導入し、入院期間の短縮を図りQOL(生活の質)の改善に努めている。また炎症性腸疾患症例の治療経験も豊富で、白血球、顆粒球除去療法なども行っている

★肝臓領域では、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、肝癌を中心に、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変等の診療を行っている。C型肝炎ではインターフェロン治療、肝癌ではラジオ波焼灼術に力を入れている。また肝硬変では瀉血治療も行っている

★胆道疾患では総胆管結石の内視鏡治療、良性および悪性閉塞性黄疸の内視鏡的ドレナージ、経皮経肝ドレナージ等を主体としている。救急医療にも積極的に取り組んでおり、消化管出血や閉塞性黄疸などの緊急性の高い疾患に対しては24時間オンコール体制をとり対応している。

症例数

以下に11年度の診療実績を示す。1日の平均入院患者数は39.1人、平均在院日数は12.8日、平均外来患者数は1日90.0人であった

消化管領域=上部消化管に関しては上部消化管内視鏡検査(経口)を2,013例に行った。治療内視鏡としては食道癌、胃癌に対して上部消化管内視鏡的粘膜下層剥離術を21例に、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、Mallory-Weiss症候群等の上部消化管出血に対し内視鏡的止血術を88例に、食道静脈瘤の緊急および待期的治療として、内視鏡的食道静脈瘤結紮術および内視鏡的硬化療法を8例に施行した。食道癌では放射線科と連携し放射線化学療法を行っている。また狭窄が進行し嚥下困難となった症例に対しては、メタリックステントの留置を行うなど集学的治療を行っている。進行胃癌に対しては化学療法を主体に行い、狭窄症例では外科に依頼しバイパス術を適時施行している。下部消化管に関しては、下部消化管内視鏡検査を1,517例行った。治療内視鏡としては大腸腺腫、早期大腸癌に対し、下部消化管内視鏡的粘膜切除術を211例に施行した。進行大腸癌では分子標的治療薬を加えた化学療法を行っている

肝臓領域=肝疾患のスクリーニング検査として腹部超音波検査を3,310例に行った。また近年造影剤の改良により診断能の向上した腹部造影超音波検査を肝臓癌を中心に94例行った。B型肝炎に対しては核酸アナログ投与、慢性C型肝炎に対しては厚生労働省のガイドラインに基づきインターフェロン治療を施行している。また抗ウイルス療法の適応のないC型慢性肝炎、肝硬変には瀉血療法などの肝庇護療法を行っている。肝細胞癌に対してはラジオ波焼灼術を38例に行った。また肝動脈塞栓術を放射線科で行い肝癌の集学的治療を施行している

胆道・膵臓領域=胆道疾患では胆道結石、胆道悪性腫瘍を主体としている。これらの診断および治療に対して内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を111例に行った。閉塞性黄疸に対しては内視鏡的胆道ドレナージ(ENBD、ERBD)を94例に、総胆管結石などの治療目的で内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を37例、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)を5例に施行した。閉塞性黄疸を伴う切除不能進行胆道癌、膵癌に対しては内視鏡下や超音波下にプラスチックや金属のステントを留置して減黄を行った後化学療法を行い予後の改善に努めている。外来化学療法は消化器癌全体で217件に行った。

医療設備

上部消化管内視鏡、下部消化管内視鏡、造影超音波、白血球・顆粒球除去、ヘリカルCT、MRI、小腸カプセル内視鏡。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

腎臓内科

分野

腎臓内科

特色

慢性糸球体腎炎、腎硬化症、糖尿病性腎症などを原因とした慢性腎臓病(CKD)の診断、治療、CKDの合併症の診断、治療さらには水・電解質異常、高血圧などを含めた腎臓疾患全般に対して、総合的に診療している。CKDに対してはレニン・アンギオテンシン系阻害薬などの降圧療法をはじめとした薬物療法に加え、食事療法に対しても栄養士の協力を得、意欲的に取り組んでいる。一方、末期腎不全に対しては、血液透析および腹膜透析療法のいずれも選択可能であり、これらの療法導入時にはきめの細かい食事・生活指導を行っている。原則として血液透析導入後は自宅近隣の透析クリニックを紹介している

症例数

★慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群に対して腎生検を年間30~40例施行。特にIgA腎症に対しては、当院耳鼻咽喉科の協力のもと適応例には積極的に扁桃腺摘出術およびステロイドパルス療法を行っている(年間10例前後)

★血液透析年間導入数30~40例。内シャント造設術および再建術年間30~50例。シャントPTA年間100例

★その他、血液浄化療法の一環として、当院消化器科、循環器科の依頼に応じ、顆粒球除去療法、LDLアフェレーシス療法など適宜施行している

★当院は、虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査および治療目的で循環器科に、また透析合併症など骨関節病変に対する検査および手術目的で整形外科に多くの透析患者が入院するが、入院中は当該科主治医と協力し当科医師が透析管理を行っている。

医療設備

血液浄化センター:透析ベッド12床、血漿交換用装置、持続緩徐式血液透析濾過装置。院内設備:ICU/CCU、CT、MRI、血管撮影(DSA)、シンチグラフィー、超音波診断装置、脈波伝播速度測定装置など。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

形成外科

分野

形成外科

特色

公共性の高いこともあり、美容外科の知識を生かして顔面骨折を含む顔面・四肢の外傷一般、熱傷、皮膚・軟部組織の良性・悪性腫瘍、腫瘍切除後・外傷後の再建、顔面(口唇・耳)・手足などの外表先天異常、眼瞼下垂、瘢痕拘縮・瘢痕などに対する整容的治療、色素性疾患・皮膚腫瘍などに対するレーザー治療など形成外科疾患全般、再建外科を中心に治療を行っている。臨床において評価の安定した治療を第一選択とし、患者さんとの十分な話し合いに基づくきめ細かい治療を心がけている。手術時には、外科用ルーペあるいは手術用顕微鏡を用い、愛護的な手術を心掛け、傷跡を最小限になるように努力している。

症例数

11年の全手術数は1,024例

★良性腫瘍手術364例:脂肪腫・粉瘤・血管腫・色素性母斑など

悪性腫瘍および再建49例=皮膚癌では、皮膚科と頭頸部癌に対しては、耳鼻咽喉科・口腔外科と連携して治療している

顔面骨骨折34例=鼻骨骨折・頬骨骨折・眼窩底骨折の順に多く、多発骨折や咬合を考慮しなければならない場合は口腔外科と協力している

★顔面・手足の外傷224例

褥瘡・難治性潰瘍56例=下肢の皮膚壊死、潰瘍では、動脈の狭窄がある場合、循環器科・血管外科と協力して治療する

眼瞼下垂17例=症状・程度に合わせて術式を選択している

★熱傷11例(入院保存治療を含む)

★瘢痕拘縮14例

レーザー治療202例=シミ・そばかす・黒子・刺青・スキンリジュビネーションなど(自費治療)

★巻き爪・陥入爪に対しては、弾性ワイヤーによる爪矯正、高周波メスなどによる手術を施行している。

医療設備

MRI、CT、ドプラ付きデジタル超音波診断装置、ダーモスコピー、手術用顕微鏡、Qスイッチ付きNd ヤグレーザー、スキャナー付き炭酸ガスレーザー、高周波メスなど。
  • セカンドオピニオン受入 △
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 〇

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

産婦人科

分野

産婦人科

特色

周産期(妊娠・分娩)、婦人科手術症例を中心とした診療を、地域の医療機関との病診連携および院内各科との診療科連携を重視して積極的に行っている。また、働く女性専門外来を開設し、勤労女性の総合的な心身のケアにも取り組んでいる。助産師外来、母乳外来等で助産師も積極的に産科診療にかかわっている。

症例数

周産期=11年の総分娩数1,115件で、そのうち正常経腟分娩923件、帝王切開144件(帝王切開率13%)、鉗子分娩42件、骨盤位経腟分娩1件。早産21件。当院は原則的に妊娠35週以降、体重2,000g以上の新生児に対応が可能なため、その条件に満たない場合は母体搬送や新生児搬送の対象になる。分娩入院は全室個室対応、母児同室制を採用している。帝王切開既往妊婦、初産の骨盤位(逆子)は全例帝王切開を行っている

婦人科手術=07年総手術件数364件(帝王切開を除く)、腹腔鏡下手術110件(卵巣腫瘍摘出・付属器切除75件、子宮外妊娠5件、子宮全摘13件、子宮筋腫核出9件)、子宮鏡下手術7件、腹式子宮全摘(良性)40件、腹式子宮筋腫核出24件、卵巣腫瘍摘除・付属器切除(良性)17件、腹式子宮付属器悪性腫瘍手術15件、腹式子宮悪性腫瘍手術17件、円錐切除術36件、流産手術50件等、良性疾患を中心に施行している。良性疾患に関する腹式手術、腹腔鏡下手術の選択は、医学的条件と患者希望により行っている

★悪性腫瘍に対する抗癌剤治療は、使用薬剤の種類、患者病状等により、可能なケースは外来での治療を選択している。

医療設備

MRI、MDCT、カラードプラ、腹腔鏡、レゼクトスコープ、リニアックなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

耳鼻咽喉科

分野

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 

特色

入院加療を行うのは①耳科・鼻副鼻腔・口腔・咽頭・喉頭の手術患者、②頭頸部腫瘍患者、③上気道の急性感染症、④突発性難聴・顔面神経麻痺の患者などある。①については慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎、鼻中隔彎曲症、慢性副鼻腔炎、慢性扁桃炎、声帯ポリープなどの疾患が対象となる。保存的加療が無効と考えられる症例には積極的に手術を行っている。また補聴器の装用効果が見込めない難聴症例に対しては、人工内耳埋め込み術を施行している。②については鼻副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、唾液腺、甲状腺の良性および悪性腫瘍、頸部嚢胞性疾患などが挙げられる。良性疾患では大きさや年齢などを考慮して経過観察することもあるが、原則的には手術による摘出術を行っている。悪性疾患では手術・放射線療法・化学療法を組み合わせた集学的治療を行っている。手術で再建が必要な症例では形成外科と、放射線療法を行う症例では放射線治療部と、残念ながら治療効果が見込めない症例においては緩和ケアサポートチームとの連携を図りながら、よりよい治療を目指している。③④については外来加療では対応できない症例に対して、入院による加療を行っている。その他睡眠時無呼吸症候群に対し1泊入院の終夜ポリソムノグラフィーによる検査を行い、適応があればCPAP療法を導入している。

症例数

09年4月~12年12月の主な手術件数

=鼓室形成術・鼓膜形成術99件、先天性耳瘻管摘出術 53件、鼓膜チューブ挿入術222件、人工内耳埋め込み術7件

=鼻中隔矯正術220件、下鼻甲介切除術213件、内視鏡下鼻副鼻腔手術282件、鼻副鼻腔悪性腫瘍摘出術8件

口腔・咽頭・喉頭=アデノイド切除術174件、口蓋扁桃摘出術330件、喉頭微細手術125件、舌悪性腫瘍摘出術9件

頸部=顎下腺手術30件、耳下腺手術60件、甲状腺手術44件、頸部郭清術16件

★一般外来では耳鼻咽喉科疾患全般を扱っている。専門外来として難聴・補聴器外来、平衡機能検査、下咽頭・食道造影検査、頸部腫瘍性病変に対する超音波検査・穿刺吸引細胞診などを行っている。難聴・補聴器外来では成人症例での補聴器のフィッティング、新生児聴覚スクリーニング後の精密聴力検査、小児難聴の聴覚管理や教育などを行っている。平衡機能検査では電気眼振計を使用した各種検査を、下咽頭・食道造影検査では嚥下障害や頭頸部腫瘍の症例の精査を行っている。アレルギー性鼻炎に対する下鼻甲介粘膜のレーザー焼灼術、顔面頸部の小手術、頸部リンパ節摘出術などは日帰りで行っている。

医療設備

聴覚検査=純音聴力検査、語音聴力検査、耳鳴検査、後迷路機能検査、インピーダンスオージオメトリー(ティンパノメトリー、耳小骨筋反射)、耳管機能検査、聴性脳幹反応(ABR)、聴性定常反応(ASSR)、耳音響放射(OAE)、乳幼児聴力検査(BOA、COR)、補聴器適合検査

平衡機能検査=電気眼振計(ENG)、重心動揺計

嗅覚検査=基準嗅力検査(T&T)、静脈性嗅覚検査

味覚検査=電気味覚計、濾紙ディスク法検査

内視鏡検査=鼻咽腔用軟性ファイバースコープ、電子内視鏡

その他=炭酸ガスレーザー装置。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 △

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

歯科口腔外科・インプラントサポートセンター

分野

歯科口腔外科

特色

口腔癌、口腔腫瘍、顔面外傷、顎骨骨折、顎関節症、埋伏歯、前癌病変、インプラント前骨移植、インプラントなど、近隣の医療機関から紹介を受けた口腔外科疾患の治療を行っている。特に口腔癌については、放射線同時併用動注化学療法、化学療法同時併用放射線治療、手術、全身化学療法など、患者様の希望に沿った治療法の選択ができるよう、早期癌から進行がんまで対象とし、好成績を得ている。4月からは放射線治療についてはより精密な高精度放射線治療システム(IMRT)が稼働し、治療効果が期待される。

症例数

11年度の初診患者数は3,603人、手術症例は2,626人、入院手術症例は226人であった

口腔癌=11年度口腔顎顔面の悪性腫瘍摘出術23件、自家骨・自家遊離複合組織移植による再建術7件、頸部リンパ節郭清術7件。03年から行ってきたセルジンガー法による超選択的動注化学療法に加えて、放射線同時併用動注化学療法、さらにはIMRTによる精度の高い放射線治療が行えるようになり、治療の選択肢が増えたことにより、従来は手術不可能と考えられた進行癌についても、治療可能となってきている

顎顔面外傷=顎骨骨折手術12件、当院の救急医療の一環として、顔面多発骨折から歯牙脱臼・裂傷縫合まで担当している

顎関節症=年間254例、スプリント療法を中心に治療を行い、手術が必要な顎関節強直症、筋突起過長症、顎関節脱臼などについては顎関節授動術、下顎頭形成術、顎関節制動術などを行っている

前癌病変=摘出・凍結療法など積極的に治療を行っており、試験切除57件

その他=口唇腫瘍摘出術85件、舌腫瘍摘出術51件、顎骨腫瘍摘出術76件、消炎手術112件、埋伏歯抜歯1,555件。インプラント前処置(骨移植など)・インプラント埋入・インプラントの合併症・インプラントCT撮影とシミュレーションについても紹介患者については依頼を受けている。

医療設備

64系列ヘリカルCT 2台、1.5テスラ MRI 2台、高精度放射線治療システム(IMRT)、電子線、顔面形態・インプラントシミュレーションシステムなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 ○
  • 執刀医指名 ○

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

皮膚科

分野

皮膚科

特色

07年5月に皮膚科部門開設50周年を迎え、皮膚感染症から皮膚腫瘍と幅広く皮膚疾患の診療を行っている。特に、乾癬の抗体医薬治療の症例が多く、国内3位である。また、地域医療支援病院として近隣の開業医との連携を密接にするよう努めており、初診時には紹介状を持参することが望ましい。紹介状なしでも診察可能だが特定療養費として5,250円徴収される。

症例数

年間延べ外来患者数18,000人、新規入院患者数は240人程度である。年間の初診紹介患者数は600人程度であり、症状の落ち着いた方は紹介元に逆紹介している。また、良性腫瘍を中心に年間手術件数は入院50件、外来250件程度である

★帯状疱疹では、顔面発症例など重症の方には入院治療を勧め、抗ウイルス剤の注射にて治療している。特に痛みの強い方は早期から麻酔科にコンサルトして神経痛のコントロールをしている

★乾癬には、患者の症状を考慮してビタミンD外用剤、抗体医薬治療を組み合わせて治療している

★爪白癬では、抗真菌剤の内服療法を基本に治療している

★アトピー性皮膚炎には、日本皮膚科学会の治療ガイドラインに沿ってステロイド外用剤は使用するが、軽症例や症状の軽快した方はタクロリムス軟膏や保湿剤のみで維持している

★掌蹠膿疱症には、通常のステロイド外用療法のほかに手足型紫外線照射装置による光線療法も行っている

★足底母斑(足の裏のホクロ)に関しては、全例ダーモスコピーで診察後、切除が望ましい症例については術後の安静を考慮し、3泊4日程度の短期入院のうえで切除している。

医療設備

紫外線照射装置、半導体レーザー、炭酸ガスレーザー、ダーモスコピーなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 ×
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 ×

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

糖尿病内分泌内科

分野

糖尿病内分泌内科

特色

糖尿病、肥満、メタボリックシンドロームなどの代謝・栄養疾患、甲状腺・下垂体・副腎疾患を中心とした内分泌疾患の専門的な診断・治療を行っている。特に糖尿病については、日本糖尿病学会指導医・専門医の他、糖尿病療養指導士の資格をもつ看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士とチームを作って協力体制をとり、個々に合わせた治療を実践している。

症例数

糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病)、内分泌代謝疾患あわせて、年間入院患者は約250人。現在通院中の患者は約2,500人

★病診連携を推進しており、地域医療機関からの紹介患者数、また当院からの地域医療機関への紹介患者数が多い

★糖尿病教育入院は、クリニカルパスを使用した独自の教育プログラムにより効率的に行っている。食事療法、運動療法の実践や血糖管理(CGMS3台)とともに、医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士らによる講義や療養指導、合併症の精査を行っている

急性合併症治療、インスリン導入(CSII治療:インスリンポンプ療法=患者さんが必要とするインスリン量に応じた細かい設定ができるため、良好な血糖コントロールが可能)、糖尿病血管合併症の検査や治療を目的とした入院治療も随時行っている。糖尿病合併妊娠および妊娠糖尿病に対して、産婦人科と連携しながらパスを用い専門的に管理している。

医療設備

日本医療機能評価機構認定病院、地域医療支援病院となっており、必要な機器はほぼそろっている。病院や医療設備の詳細は病院ホームページwww.kantoh.rofuku.go.jp/index.htmに掲載されている。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 ×
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

血液内科・腫瘍内科

分野

血液内科

特色

白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群などを中心に、血液疾患全般の診療を行っている。患者の訴えに耳を傾け、丁寧で分かりやすい説明をし、患者にとって最善の治療を心がけている。日本血液学会認定研修施設、日本腫瘍学会認定研修施設。

症例数

平均入院患者数は38人。外来通院中の血液疾患患者数は約700人で、12年11月現在の内訳は、悪性リンパ腫200例(ホジキンリンパ腫20例を含む)、特発性血小板減少性紫斑病100例、骨髄異形成症候群100例、多発性骨髄腫70例、慢性骨髄性白血病およびその類縁疾患55例、急性白血病25例、再生不良性貧血30例、原発性マクログロブリン血症10例、PNH(発作性夜間血色素尿症)4例、キャッスルマン病5例、その他悪性貧血、自己免疫性溶血性貧血など60余例である

★B細胞性非ホジキンリンパ腫に対しては、CHOP/リツキサン療法を基本とし、再発・難治例ではゼバリンの投与も行えるよう準備中である(12年11月現在)。急性白血病の寛解率は高齢者も含めて約80%、過去10年間の慢性骨髄性白血病の薬物療法による細胞遺伝学的完全寛解率は98%(治癒1例を含む)である。多発性骨髄腫の適応症例では積極的にサリドマイド、ボルテゾミブ・レナリドミドの投与や自家末梢血幹細胞移植を行い、治療成績は年々向上している

★また当科では、原発不明癌や手術適応のない固形腫瘍の治療も行っており、緩和ケアにも力を注いでいる。

医療設備

無菌室7床、可動式空気清浄装置、末梢血幹細胞採取装置、放射線照射装置(リニアック)、外来化学療法室(認定看護師常駐)。MRI、CT、MDCTなど。
  • セカンドオピニオン受入 ○
  • 初診予約 △
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

神経内科

分野

神経内科

特色

脳、脊髄、末梢神経、筋肉の障害によって起こる様々な病気に対して診療を行っている。脳神経外科,整形外科、リハビリテーション科などとも連携した総合的な治療をしている。神経難病の患者様には福祉サービスの紹介や在宅介護へのアドバイスなども行っている。日本神経学会准教育施設。

症例数

平均外来患者数 約42人/日,平均入院患者数 約14人/日(定床数16)。部長回診や症例検討会を通じて、診断・治療方針を確認している。神経疾患全般を対象としているが、パーキンソン病・てんかん・頭痛・顔面けいれん・痙性斜頸などの治療の経験が豊富である

パーキンソン病および関連疾患=診療および特殊検査により確実な鑑別を行い、治療薬の選択・調整を行っている。症状に応じた抗パーキンソン病薬の調整には医師の知識や経験を必要とするため、熟練した医師が診療・指導にあたっている

てんかん=成人発症のてんかんを中心に、診断・治療を行っている。積極的に新規抗てんかん薬を使用することにより、治療成績も向上している

頭痛=主に慢性反復性頭痛に対し、頭痛専門医を中心とした診療を行っている。鎮痛薬の投与にとどまらず、頭痛ダイアリーの使用・生活指導・漢方薬の併用などにも力を注いでいる

顔面けいれん、痙性斜頸=けいれん筋に対するボツリヌス毒素(BTX)療法の経験が豊富であり、良好な治療成績をあげている。筋電図ガイド下でのBTX注射やBTX適応外患者へのMAB(muscle afferent block)療法なども行っている

多発性硬化症=大脳誘発電位やMRIによる病態・病変分布の把握を行っている。再発急性期におけるステロイドパルス治療や再発予防のためのインターフェロンβ治療などを積極的に行っている

神経難病支援=十分な精査を行い診断や病状の把握に努めており、在宅療養指導を含めた総合的な対応を行っている。他科との連携をとりながら、胃ろう造設(PEG)や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)の導入なども行っている

不随意運動=身体が勝手に動いてしまう不随意運動には様々な種類があるため、十分な診療、検査により、その特徴をとらえ、その種類に応じた治療を行っている

★その他、脳炎、髄膜炎、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群など、多様な神経内科疾患に対応している。免疫性神経疾患に対する外来通院での免疫グロブリン大量静注療法も行っている。

医療設備

脳波、大脳誘発電位(視覚誘発電位、聴性脳幹誘発電位、体性感覚誘発電位、経頭蓋磁気刺激法による運動誘発電位など)、末梢神経伝導検査、針筋電図などの各種神経生理機能検査およびMRI、CT、脳血管撮影装置、脳血流シンチグラフィー(SPECT)などの画像検査。
  • セカンドオピニオン受入 〇
  • 初診予約 ○
  • 主治医指名 △
  • 執刀医指名 /

○=可能 △=条件付きで可 ×=不可 /=未回答

「医者がすすめる専門病院 神奈川」(ライフ企画)

QLifeでは次の治験にご協力いただける方を募集しています

治験参加メリット:専門医による詳しい検査、検査費用の負担、負担軽減費など

インフォメーション

関東労災病院を見ている方は、他にこんな病院を見ています

関東労災病院の近くにある病院

カテゴリから病院を探す

おすすめの記事

医療機関の情報について
掲載している医療機関の情報は、株式会社ウェルネスより提供を受けて掲載しています。この情報は、保険医療機関・保険薬局の指定一覧(地方厚生局作成)をもとに、各医療機関からの提供された情報や、QLifeおよび株式会社ウェルネスが独自に収集した情報をふまえて作成されています。
正確な情報提供に努めていますが、診療時間や診療内容、予約の要否などが変更されていることがありますので、受診前に直接医療機関へ確認してください。
名医の推薦分野について
名医の推薦分野に掲載する情報は、ライフ企画が独自に調査、取材し、出版する書籍、「医者がすすめる専門病院」「専門医が選んだ★印ホームドクター」から転載するものです。出版時期は、それぞれの情報ごとに記載しています。全ての情報は法人としてのQLifeの見解を示すものではなく、内容を完全に保証するものではありません。